「I'm glad」と「I'm happy」の違い
「I'm glad」と「I'm happy」は、どちらも「~して嬉しい」や「~できて嬉しい」という意味は同じです。
しかし、そのニュアンスは異なります。
まず、「I'm glad」は「その瞬間、嬉しいと思ったこと」に対して使われる傾向があります。
I'm glad to hear that.
→それはよかったですね。
I'm glad I chose the former.
→前者を選んでよかった。
この文は「今それを聞いて嬉しいと思った」と「その時、前者を選んで良かったと思った」ことを表しています。
そのため、「ホッとした」や「安堵した」と訳されることがあります。
また、「ずっとやりたかったことができて嬉しい」のような「特別なこと」にも「happy」が使われます。
一方、「I'm happy」は「継続的なニュアンス」を持ちます。
I'm happy to work with you.
→あなたと働けて嬉しいです。
I’m happy the weather is nice today.
→今日は天気が良くて嬉しいです。
この文は「あなたと一緒に働いていること」と「今日の天気は晴れていること」という、少し時間の幅があります。
言い換えると「~な状態が幸せ」になります。
glad と happy は言い換えられることも多い
ただし、「glad」と「happy」を入れ替えてもほぼ同じ意味として使われるフレーズも多いです。
I'm glad to meet you.
I'm happy to meet you.
→あなたに会えて嬉しいです。
言い換えられる表現はある程度決まっています。
glad は pleased に言い換えられる
「I'm glad」は「I'm pleased」に言い換えることができます。
ただし、「I'm pleased」の方がフォーマルな言い方になります。
I'm pleased to meet you.
→あなたにお会いできて嬉しいです。
I’m pleased to be a member of this group.
→このグループのメンバーになれて嬉しいです。
I'm pleased to inform you that your application has been approved.
→あなたの申請が承認されたことを喜んでお知らせいたします。
まとめ
・「I'm glad」は「その瞬間、嬉しいと思ったこと」に使われる傾向があり、そこから「ホッとした」や「安堵した」とも訳される
・「I'm happy」は「継続的なニュアンス」を持つ
・「I'm glad」が「嬉しい」だとしたら、「I'm happy」は「その状態が幸せ」のイメージ
・「glad」と「happy」を入れ替えてもほぼ同じ意味になるフレーズがある
・「I'm glad」は「I'm pleased」に言い換えられるが、フォーマルな言い方
また、「~してよかった」や「~しなくてよかった」も「I'm glad」で表現することができます。
・英語で「~しなくてよかった」の言い方。逆に「してよかった」は何と言う?