何故「英語は1日3時間勉強する必要がある」と言われるのか【1年後の成果】

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英語を1日3時間勉強する理由

 

よく「英語ができるようになるには1日3時間は勉強する」と言われることがあります。

 

 

特に大人の英語学習においてです。

 

 

結論から言うと、「1日3時間」の根拠は、英語を習得するにはそれくらいの時間が必要になるからです。

 

 

もちろんキッチリ3時間ではなく、必要なことをやろうとしたら、そのくらいの時間が必要になってきます。

 

何故受験生は何時間も勉強するのか

 

受験生(大学)の平均の勉強時間は3~5時間(平日)と言われます。

 

休日は8~10時間勉強している人も多くいます。

 

 

では、何故受験生は長時間の勉強をするのかというと、合格するためにはそのぐらい勉強しなければならないからです。

 

 

それは合格に必要なことです。

 

 

 

また、司法試験に合格するには3000~8000時間の勉強が必要と言われます。

 

合格するにはそのぐらい勉強する必要があり、「じゃあ1日に何時間勉強すればいいのか」という話になってきます。

 

 

 

それと同じで、何故1日3時間の英語学習が必要かというと、先述のように「大人が英語を習得するには、最低でもそのぐらい必要だから」です。

 

 

基礎学習だけでも時間が必要

 

英語の基礎学習である文法・単語・発音記号を学ぶだけでも、ある程度の時間は必要になります。

 

 

この段階で「1日15分~30分だけ」の勉強時間では、いつまで経っても基礎すら終わりません

 

 

時間を作って集中的にやっていかないと、英語を習得する前に寿命が尽きます。

 

復習が必要になってくる

 

英語学習に時間が必要になる理由の1つが、「忘れるから」です。

 

 

これは英語に限らず、その他の分野でも何でも同じで、必ず忘れます。

 

 

そのために復習が必要になりますが、「復習+新しい内容」を学ぶためには、時間が掛かります

 

 

そのため1日30分程度の学習では、時間が足りなくなります。

 

 

もちろん学べてはいるのですが、1日に身に付けられる内容が少なくなります。

 

1日3時間だと1年で1100時間になる

 

1日3時間勉強すると、半年で約550時間、1年で約1100時間になります。

 

 

ここまで継続できれば、1年後には確実に伸びています。

 

 

その理由は、基礎的な単語・文法・発音記号は学ぶ量が決まっているからです。

 

 

つまり、英語学習において、数少ない「勉強すれば終わり」と言えるジャンルでもあります。

 

 

 

1年もあれば、文法・発音記号・基礎的な単語の学習は確実に終わり、次の段階に行けます。

 

 

この「基礎が終わり、次の段階に行くこと」が非常に重要になってきます。

 

ブレイクスルーにも時間が掛かる

 

英語学習のブレイクスルーを実感することがあります。

 

 

これも数週間や数ヵ月単位ではなく、半年や1年単位で見なければなりません。

 

 

 

これは私の経験ですが、英語学習を続けていると「何か聞き取れるようになったな?」や「前より自然に英文が理解できるようになったな?」と思える瞬間が来ます。

 

しかも、1度ではなく定期的にあります。

 

 

 

言い換えると、日々の英語学習で得た経験値によるレベルアップです。

 

 

このレベルアップをするにも継続かつ時間が必要になってきます。

 

どうやって時間を捻出するか

 

とは言うものの、大人が時間を捻出するのは大変です。

 

 

そこで重要になってくるのが隙間時間と呼ばれるものです。

 

 

通勤時間、ご飯を作っている時間、お風呂の時間、ボーっとテレビやネットを見ていた時間などを活用することができます。

 

 

普段意識することは少ないですが、隙間時間を合わせると、意外と時間を確保することができます。

 

 

そして、「時間を意識的に作る」という行為をしないと、時間を作ることは不可能です。

 

 

 

他にもよく言われることは「少し早く起きて時間を作ること」です。

 

 

 

ちなみに、私は早く起きての英語学習はまず出来ません(寝たいです)。

 

 

私の場合は、お風呂から上がった後に X(旧Twitter)や Youtube などを見たりしていたのですが、その時間を1単元を学んだり復習などに充てると、意外と集中できて効率が良いことに気付きました。

 

 

その寝るまでの時間だけでも、1時間~1時間半の学習時間が生まれています。

 

脱初心者が一番ツラい時期

 

日本では義務教育で英語を学ぶため、ある程度の知識量からスタートできます。

 

文法や単語を学び直す時にも、過去の記憶が助けになります。

 

 

 

いわば、脱初心者からが本当のスタートラインです。

 

 

これまでの基礎学習は助走や準備運動です。

 

 

 

文法・基礎的な単語・発音記号を学び終え、初心者から脱出しようとした時が一番ツラい時期になります。

 

 

何故なら、「できないこと」と「やるべきこと」が無限に増えるからです。

 

 

 

英語力を上げるには、リスニング力の向上のために聞き取れない音を意識して聞いたり、知らない単語やより難しい表現を学んだり、英語を口から出す練習(音読含む)をしたり、できないことをできるようにすることになります。

 

 

 

もしTOEICや英検などの試験を受ける場合には、それら個別の対策も必要です。

 

 

ここでも「まとまった学習時間」というものを確保する必要が出てきます。

 

 

 

そして、内容のレベルも上がってくるため負荷が増え、継続するだけでも大変になってきます。

 

英語学習の挫折率は8割越え

 

以上のように、英語を学ぶということは簡単ではありません。

 

 

そのため、英語学習の挫折率は80%以上と言われます。

 

 

多くの人が英語を習得するどころか続けることすらできていないのが現状です。

 

 

 

「1日○○分で」系の教材は罠

 

教材の宣伝文句として「1日○○分で」などがあります。

 

 

正直、それで英語ができるようになったら誰も苦労しません

 

 

何より、ある程度英語を学習している人ほど、言語習得はそんなに簡単ではないということを実感しているはずです。

 

 

 

そのため、初心者ほど教材を売るための宣伝文句・うたい文句の甘い罠に陥りやすくなります。

 

 

まとめ

 

英語ができるようになるためには1日3時間は勉強する必要があります。

 

その理由は、言語の習得にはそのぐらいの時間が必要になるからです。

 

 

 

何らかの結果を出すためには時間が必要であり、その時間を如何に捻出するかも考えなければなりません。

 

 

 

他にも、英語を習得するまでに必要なリスニングの時間は「2000~3000時間」と言われます。

 

 

 

よって、そもそも何かを得るには「1日にまとまった学習時間を確保し、それを継続しないと無理」なのです。

 

 

最終的にはそこに行きつきます。

 

 

 

そして何より、日本生まれ日本育ちで英語ができるようになった人は「それをやっている」のです。

 

 

 

英語学習の挫折率が高い理由の1つが、何となく勉強を始めたパターンも多いからだと考えられます。

 

 

言語を学ぶことは簡単ではないことを知っているだけでも、意識は変わってくるはずです。