「Is there any」と「Is there some」の違い
「Is there any ~」と「Is there some ~」は、どちらも「~がありますか?」という意味で、いわゆる「there is 構文」の疑問文になります。
しかし、この2つはニュアンスが異なります。
まず、「Is there any ~」は「~があるかどうか」で、単純に「有るのか無いのか」を聞いています。
一方、「Is there some ~」は、「~があることを期待」または「~がある可能性があると考えている」ことを意識した質問になります。
例文で比較
Is there any milk left in the fridge?
→冷蔵庫に牛乳は残ってる?
Is there some milk left in the fridge?
→冷蔵庫に牛乳が残ってるよね?
(引用:ENGLISH EX p374)
「Is there any milk left?」は「牛乳があるのかどうか」を聞いています。
「Is there some milk left?」は「牛乳があることを期待」または「牛乳がある可能性があること」を意識していることから、「牛乳はあるよね?」となります。
そして、「牛乳がある」という返事を期待していることになります。
「anything」と「something」も同じ考え方
Do you want anything to eat?
→何か食べたいものはある?
この文は「食べたいものがあるかどうか」や「食べるものが欲しいかどうか」を聞いています。
相手は欲しいかもしれないし、欲しくないかもしれません。
この文を「Do you want something to eat?」にすると、質問者は「相手が何か食べるものを欲しいと思っている」ことを示唆します。
まとめ
・「Is there any ~」は「~があるかどうか」
・単純に「あるかないか」という質問
・「Is there some ~」は「~があることを期待」または「~がある可能性がある」と考えている
・日本語の「~があるよね?」に近い
・「anything」と「something」も同じ考え方と使い分け方ができる