「be in trouble」と「get into trouble」は似ていますが、ニュアンスが少し異なります。
そして、間違いやすいのが「get in trouble」の意味です。
これは be in trouble と get into trouble とは違う意味になります。
いずれも似ているため、時折間違った使い方をされることがあります。
この記事は、それぞれの違いと使い方を1つずつ見ていきます。
be in trouble と get into trouble の違い
「be in trouble」と「get into trouble」の違いは「状態」か「そうなるか」です。
まず、be動詞は「~である」という状態を表します。
よって、「be in trouble」は「困っている状態」「トラブルになっている状態」「既に厄介なことを起こしている状態」を表します。
I'm in trouble.
→私は(既に)困っている(状態である)。
His business is in trouble.
→彼の事業は困難に直面している。
I'm in trouble with my boss.
→上司に困っている / 上司と揉めている。
「in trouble = トラブルの中にいる」と考えると、分かりやすいと思います。
get into trouble の意味
「get」は「~になる」という状態の変化を表します。
例えば、「It's getting dark.(暗くなってきた)」などです。
そこから、「get into trouble」は、
・トラブルになる
・トラブルに巻き込まれる
・大変なことになる / 困ることになる
というニュアンスを含みます。
「into = トラブルの中に入り込む」と考えると分かりやすいと思います。
You'll get into trouble.
→トラブルになるよ。
I don't want to get into trouble.
→トラブルに巻き込まれたくない。
I'll get into trouble if I can't finish this work.
→もしこの仕事が終わらなかったら大変なことになる。
get in trouble の意味
問題は「get in trouble」で、これは「怒られる」という意味があります。
I got in trouble at school.
→学校で怒られた。
You'll get in trouble.
→怒られるよ。
I got in trouble because I was late to work.
→仕事に遅れたので怒られました。
I got in trouble for lying.
→嘘をついたので怒られた。
ただし、特に原因が示されていない場合は「get into trouble(トラブルに巻き込まれる)」の意味が含まれることがあります。
まとめ
・「be in trouble」→「be動詞 = 状態」→「トラブルになっている状態」
・「in」は「トラブルの中にいる」イメージ
・「get into trouble」→「get = ~になる」→「(これから)トラブルになる」
・「into」は「トラブルの中に入り込む」や「巻き込まれる」イメージ
・「get in trouble」→「怒られる」
・原因が示されていない場合は「get into trouble」の意味合いでも使われる