be poised to(for) の意味と使い方
「be poised」の意味は「準備ができている」や「態勢が整う」です。
後ろには「to」か「for」が置かれます。
「be poised to do」の形で、
・~する準備ができている
・~する態勢が整う
・~しようとしている
「be poised for 名詞」の形で、
・~の準備ができている
・~の準備が整う
となります。
この「poised」は動詞が形容詞化して使われています。
「be surprised at」などと同様です。
例文
He is poised to become Asia’s richest person.
→彼はアジア一の富豪になる準備をしている(になろうとしている)。
The president is poised to open the border.
→大統領は国境を開放する構えだ。
The crocodile looks poised to catch a mid day meal.
→ワニが昼食を食べようと身構えているように見える。
He is poised to conduct a long-range missile test in the next few weeks.
→彼は今後数週間で長距離ミサイルテストの実施しようとしている。
She is poised for comeback.
→彼女は現役復帰する準備ができている。
Journalists are poised for action.
→ジャーナリストたちは行動を起こす準備を整えている。
and New York is poised to become the greatest economic Powerhouse this world has ever seen.
→(日本語字幕)ニューヨークは世界経済の中心となるだろう。
(引用:Netflixドラマ『エイリアニスト』エピソード7)
poise の意味
「poise(ポイズ)」には動詞と名詞があり、形容詞化した意味とは少し異なります。
・~の釣り合いを保つ
・~のバランスを取る
・~を静止させる
・釣り合う
・(鳥などが)宙に浮く(舞う)
・平衡
・バランス
・姿勢
・身のこなし
・平静
このように、平衡やバランスが取れている状態という意味が根底にあります。
その理由は poise の語源にあります。
poise の語源
語源はラテン語「pendere」にあり、意味は「重さをはかる」や「吊るす」です。
ここに「釣り合う」や「平衡」になる理由があります。
そのラテン語「pendere」が古フランス語の影響を受けて綴りが変化していき、現在の形になっていきました。
天秤で重さを量っているところを想像すると、頭に残りやすくなると思います。
まとめ
・「be poised」の意味は「準備ができている」や「態勢が整う」
・後ろに「be poised to do」と「be poised for 名詞」の形で続けられる
・この「be poised to / for」は動詞が形容詞化したもので、動詞や名詞の「poise」とは意味が異なる点に注意