「beyond reproach」の意味と注意すべき「beyond」の使い方。「beyond」の語源とは?

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beyond reproach の意味

 

beyond reproach」の意味は「非難の余地がない」です。

 

 

 

reproach(リプロゥチ)」の意味は名詞だと「非難」や「叱責」、「非難の言葉」。

 

動詞だと「~を非難する / 叱責する」になります。

 

 

 

beyond」は「越えて」や「向こうに」という意味が有名です。

 

 

しかし、非難や疑問の意味を持つ単語と組み合わさると、日本語で言う「余地のない」という意味になります

 

 

 

そこから、「beyond reproach = 非難の余地がない」になり、「非の打ち所がない」や「申し分ない」とも訳されます。

 

 

beyond reproach の例文

 

Her integrity is beyond reproach.

 

→彼女の誠実さは申し分ない。

 

 

Both women are very pretty. beyond reproach.

 

→どちらの女性もとても美しい。非の打ち所がない。

 

 

I have found him to be beyond reproach.

 

→私は彼が申し分のない人物だと分かった。

 

 

It is said that his reputation as an outstanding leader is beyond reproach.

 

→彼は申し分のない優れた指導者だという評判だ。

 

(引用:速読速聴・英単語 Core1900 ver.5 p382)

 

 

reproach の語源

 

「reproach」は「approach」と同じ語源を持ちます。

 

 

近い」という意味のラテン語「prope」があります。

 

 

それに「~に」という意味がある「ap / ad」が付くことにより、現在使われている「approach = (~に)近づく」になっていきます。

 

 

 

他にも、形容詞「approximate(おおよその)」副詞「approximately(おおよそ)」も同じ仲間です。

 

ある特定の数値に近い、というイメージです。

 

 

 

一方、「reproach」は逆の動きを表します。

 

 

re」は「反対」や「後ろに」を意味し、「re」+「prope」で「反対 + 近い」から「reproach」が生まれます。

 

 

語源からの覚え方としては、approach とは逆の(正とは逆の)方へ近づいて行って非難や叱責をされる、というイメージが分かりやすいのではと思います。

 

 

このように、approach と reproach をセットで覚えると、頭に残りやすくなります。