「by」と「until(till)」は、日本語に訳した際にはどちらも「~まで」と訳されます。
しかし、意味は完全に異なります。
この記事では、例文を交えながら使い分けと覚え方を見ていきます。
by と until の違い
結論から言うと、「by」と「until」の違いは「~までに~をする」のか「~までずっと~する」のかの違いがあります。
・by → ~までに何かを行う(→期限)
・until → ~までずっと行う(→継続)
例文で比較
例えば、「午後9時までに家に帰る」と言う場合。
「午後9時までに帰るという行為を行う」ので「by」を使います。
I'll be home by 9pm.
→午後9時までに家に帰ります。
では、「午後9時まで家にいます」はどうなるでしょうか。
これは「午後9時までずっと家にいる」ことを意味するので「until」が使われます。
I'll be home until 9pm.
→午後9時まで家にいます。
「by」と「until」の覚え方
「by」と「until」の基本的な意味は「~まで」です。
しかし、以上のように「by = までに(~を行う)」と「until = までずっと」と言葉を補って考えると頭に残りやすくなります。
その他の例文
Please submit your report by 6 PM.
→午後6時までにレポートを提出してください。
I need to finish this homework by the end of the week.
→今週末までにこの宿題を終わらせる必要があります。
The pop-up store is open until tomorrow.
→ポップアップストアは明日まで開いています。
I didn't realize until after I sent it.
→それを送った後まで気付かなかった。
→それを送った後で気付きました。
until と till の違い
「until」と「till」は、意味的には同じです。
ただし、「till の方がカジュアル」という違いがあります。
そのため、ビジネスやフォーマルな場面、文書などでは「until」を使うのが無難です。
また、文頭に置かれる場合は「until」が一般的です。
まとめ
・「by」は「~までに何かを行う」という「期限」
・「until」は「~までずっと行う」という「継続」
・意味的には「until」と「till」は同じ
・「till」はカジュアルな言い方なので、ビジネスやフォーマルな場面では「until」が無難
・文頭は「until」が一般的