catch a cold と have a cold の違い
「catch a cold」と「have a cold」は、どちらも風邪を引いた時に使われます。
しかし、そのニュアンスは少し異なります。
・catch a cold → 風邪を引くという動き
・have a cold → 風邪を引いている状態
catch a coldのイメージは、風邪を引いていない状態から風邪を引いている状態への変化を表します。
一方、have a cold は、風邪を持っている状態です。
つまり、
・「catch a cold」は日本語の「風邪を引く」
・「have a cold」は日本語の「今、風邪を引いている」
という違いになります。
「風邪を引きかけている」の言い方
「風邪を引きかけている」を英語で言うと「I'm catching a cold.」になります。
これは「It's getting dark.(暗くなってきた)」と同じで、動作が進んでいるイメージです。
catch a cold と catch cold の違い
catch a cold は「catch cold」になることもありますが、意味的には同じです。
何故なら、「catch + 病気」の場合は「catch + 無冠詞単数」の形でも使われるからです。
ただし、「catch a bad cold(ひどい風邪を引く)」のように形容詞が入る場合は必ず冠詞が入ります。
「インフルエンザにかかる」も「catch the flu」と「catch flu」の2パターンあります。
しかし、どちらかというと「catch a cold」や「catch the flu」と冠詞の入るパターンの方が多く見かけるように思います。
なぜ病気は「catch」が使われるのか
他動詞「catch」には「~(感染性の病気)にかかる」や「~(病気)がうつる」という意味があります。
そこから、「cold(風邪)に catch(かかる)」となります。
意味の繋がり的には、ボールをキャッチするのと同じように、ウイルスなどをキャッチしてしまうイメージをすると分かりやすいと思います。
ちなみに、「~からうつされた / ~からうつった」は「from」が使われます。
I caught a cold from my husband.
→夫から風邪をうつされた。
I caught the flu from my big sister.
→姉からインフルエンザがうつった。
まとめ
・「catch a cold」は「風邪を引くという動き」から、日本語の「風邪を引く」になる
・「have a cold」は「風邪を引いている状態」から、日本語の「今、風邪を引いている」になる
・「catch + 無冠詞単数」の形でも使われるが、間に形容詞が入る場合は必ず冠詞が入る
・「~からうつされた / ~からうつった」は「from」
・他動詞「catch」は「~(感染性の病気)にかかる」や「~(病気)がうつる」という意味があり、そこから「cold(風邪)に catch(かかる)」となる
「風邪を引かないようにする」と「風邪撃退」については、こちらの記事をご覧ください。
・「fend off」の意味と使い方。「fend off a cold」とはどういう意味?