【レビュー】『ネイティブが日常会話でよく使う順 英語〈チャンク〉大全』の内容とポイント

※当ブログの記事にはアフィリエイト広告が含まれる場合があります

 

 

英語〈チャンク〉大全の内容

 

chunk(チャンク)」とは単語のカタマリのことで、英語の約7割がそのチャンクで構成されていると言われています。

 

 

そのカタマリを頭に入れておくことで、言語の処理能力が向上します。

 

 

 

ネイティブが日常会話でよく使う順 英語〈チャンク〉大全』は、そのような日常会話でよく使われる「カタマリ」を学べる本です。

 

 

 

言い換えると、「会話で頻出のフレーズ・慣用表現・イディオム・句動詞を学べる本」になります。

 

 

 

内容は3パートに分かれています。

 

構成

会話最頻出チャンクTOP300

 

状況別頻出チャンク400

 

会話頻出まとめて覚えたい句動詞300

 

会話最頻出チャンクTOP300

 

この Chapter1 では、

・「That sucks.(最悪だね)」「I'm on it.(今すぐやる)」「That's news to me.(初耳だ)」などのフレーズ

 

 

・「except for」「by the way」「by the looks of(~から判断して)」などの表現

 

 

・「miss the boat(チャンスを逃す)」「drop the ball(失敗する)」「no go(ダメだ)」などのイディオムや決まった表現

など、会話でよく使われる表現が300個掲載されています。

 

状況別頻出チャンク400

 

この Chapter2 では、様々な場面で使われるフレーズや英語特有の表現が載せられています。

 

 

例えば、

・「be out of shape(運動不足)」「hit the books(猛勉強する)」「pain in the neck(面倒くさい)」などの言い方

 

 

・「one's cup of tea(お気に入り)」や「When in Rome…(郷に入っては郷に従え)」などのイディオムや諺

 

 

・「as cool as a cucumber(とても冷静な)」「be on the fence(どっちつかず・まだ決めていない)」「I wasn't born yesterday.(馬鹿にしないで)」などの決まった表現

などが400個あります。

 

 

 

「状況別」とは、「話し始めによく使われる定型句」「飲食に関するチャンク」「ビジネスシーンでよく使うチャンク」「人とのコミュニケーションに関するチャンク」などで、これらが18セクションあります。

 

会話頻出まとめて覚えたい句動詞300

 

この Chapter3 では、会話でよく使われる句動詞が300個載っています。

 

 

動詞の数は38で、それぞれ6つ前後(go や get などは10個以上)の句動詞が計300個です。

 

 

チャンク大全のポイント

 

ポイント

全ての表現に例文や会話例が付いている

 

例文がスピーキングの材料になる

 

ニュアンスや言葉の解説がある

 

類似表現や言い換え表現が載っている

 

1冊に1000個の表現

 

 

まず、全ての表現に例文や会話例が付いています

 

 

例文は教科書的ではなく、より実用的で、例文自体も参考になります。

 

 

 

また、Chapter1とChapter2は、表現のニュアンスや解説、類似表現、言い換え表現が載っており、情報量は多いです。

 

 

 

 

そして何より、1000個の表現が1冊にまとめられている本はあまりありません

 

 

ただその分、昨今の英単語帳並の厚さはあります。

 

ネイティブが日常会話でよく使う順 英語〈チャンク〉大全のレビュー

ネイティブが日常会話でよく使う順 英語〈チャンク〉大全

 

 

しかし、本書の内容を頭に入れたら、日常会話で言えない表現はほとんどなくなると言えるぐらいには濃い中身になっています。

 

中上級者向け

 

本書は、中上級者が日常会話の表現の幅を広げる、または言われた時に理解できるようにするための本です。

 

 

よって、初心者向けではありません

 

 

ある程度の英語レベルの方が表現や知識をプラスするための書籍になります。

 

音声のダウンロード

 

本書の音声は、AI英語教材「abceed」か英語アプリ「mikan」でのダウンロード。

 

 

または、ベレ出版の公式サイト(ネイティブが日常会話でよく使う順 英語〈チャンク〉大全 [音声DL付])の概要にある音声ファイルの「ダウンロード」をクリックすると、ダウンロードページに行けます。

 

 

8桁のコードは本書の8ページに掲載されています。

 

 

まとめ

 

『ネイティブが日常会話でよく使う順 英語〈チャンク〉大全』は、よく使われる英語表現を学ぶのに役立つ本です。

 

 

 

よく使われるということは、スピーキングだけではなく、リスニングでも「カタマリ」として聞き取る力を上げることができます。

 

 

 

ただ、1冊を頭に叩き込むのは大変です。

 

 

そのため、使い方としては、まずは1周して表現を学び、2周目以降は「自分で使う表現(能動語彙)」と「出てきたら理解できる表現(見聞きしたら理解できる受動語彙)」に分けるとメリハリがつきます。

 

 

また、巻末の索引を見て意味を答えるのもおすすめです。