common sense の本当の意味と common knowledge との違い

 

 

common sense の意味

 

common sense」はよく「常識」や「共通認識」などと訳されます。

 

しかし、日本語の常識のイメージとは少し異なります

 

 

 

英語の common sense は、どちらかというと「良識」を指します。

 

良識とは、「物事を正しく判断する能力」や「常識的な判断をする能力」のことです。

 

 

そこから、「やってはいけない事」や「当たり前であること」も含みます。

 

例えば、物を盗んではいけない、人に攻撃してはいけないなどは、知識ではなく良識で判断できるものです。

 

 

もはや言わなくても分かることで、別な言葉には「分別」があります。

 

 

仮に「Use your common sense.」と言ったら「常識的に考えろ」になります。

 

つまり、「物事を正しく判断する能力を使え」になり、要は「ちゃんと考えろ」や「分別をわきまえろ」になります。

 

common knowledge の意味

 

common knowledge」の意味は「常識」で、「一般的に知られていること」を指します。

 

簡単に言うと、みんなが知っていることです。

 

 

Cambridge Dictionary にはこのような例文が載っています。

 

It was common knowledge that several doctors at that hospital were incompetent.

引用: common knowledge

 

 

「その病院の何人かの医者は無能である(適格ではない)ことは常識だった」。

 

つまり、「several doctors が incompetent だったことは皆が知っていた」ことを表しています。

 

 

 

他にも、地球は回っている、関ヶ原の戦いは1600年などの「一般的に知られている知識的な常識」も common knowledge に含まれます。

 

日本語の「常識」はこちらの意味で使われるのをよく聞きます。

 

 

 

似た言葉には「general knowledge」があり、日本語の一般常識に当たります。

 

常識と良識と common sense

 

common sense の意味が分かり難くなっている原因は、日本語の常識と良識が被る部分があるからです。

 

 

例えば「常識人」と言った場合、常識的なことを知っている人と良識のある人の両方の意味が重なって使われていることが多いです。

 

「常識的な判断」や「常識的に考え」も曖昧です。

 

 

逆に「非常識」や「常識のない人」と言った場合は、どちらかというと知識よりも「普通の人はしないことをする人」のニュアンスの方が強いように思います。

 

 

このように、common sense は直訳しにくく、2つの言語を置き換える難しさも見えてきます。