It depends の意味
「It depends.」の意味は「場合による」や「状況による」です。
日本語的に言うと「時と場合による」になります。
例えば、「あの店までどのくらい掛かるの?」に対して「場合によるけど、道路が空いてたら15分くらい」などの「場合による / その時の状況による」が「It depends.」になります。
“Do you eat out at lunchtime?”
“Well, it depends. I usually bring lunch, but sometimes I go out.”
↓
「(普段は)お昼は外食ですか?」
「えー、場合によります。普段は昼食(弁当)を持って来るけど、ときどき食べに行きます」
(引用:Cambridge Dictionary)
It depends on の意味
「It depends on ~」の形で「~による」や「~次第」となり、後ろには名詞が置かれます。
また、名詞節を置くことも可能です。
例文
It depends on the weather.
→天気次第です。
It depends on the traffic.
→道路の混み具合によります。
It depends on the price.
→値段次第です。
It depends on how much it is.
→いくらかにもよります。
It depends on how many people come.
→何人来るのかにもよります。
主語を具体的にする
主語を変えることで、「何が何次第か」を具体的にすることもできます。
The popularity of a website depends on its content.
→ホームページの人気は内容次第。
(引用:DUO3.0 例文261)
It depends on you. と It's up to you. の違い
「It depends on you.」は「あなた次第です」という意味です。
しかし、これは「"私が" どうするかは、あなた次第」のニュアンスがあります。
つまり、「決定権は私にあるけど、あなたの状況次第では決定内容は変わります」です。
そのため、「あなた次第」や「あなたが決めて」を「It depends on you.」と言ってしまうと、日本語のニュアンスとは少し違ってきます。
「あなたが決めて」と相手に決定権がある場合は「It's up to you.」が使われます。
「It's up to you.」を言い換えると「You decide.」です。
It's up to you. の例文
A「What do you want to eat?」
B「It's up to you.」
↓
A「何食べる?」
B「あなたが決めていいよ」
A「Where should we go for dinner tonight?」
B「It's up to you.」
↓
A「夕食はどこで食べる?」
B「あなたに任せる」
It's up to you. の応用
「It's up to you.」の主語を変えることで「~はあなた次第」と応用することができます。
Your happiness is up to you.
→あなたの幸せはあなた次第です。
Whether you believe is up to you.
→信じるかどうかはあなた次第です。
より詳しい使い方に関しては「It's up to you. の2つの意味と応用の仕方」の記事と合わせてご覧ください。
まとめ
・「It depends.」の意味は「場合による / 状況による」で、日本語的の「時と場合による」に相当
・「It depends on +名詞 or 名詞節」の形で「~による」や「~次第」と続けることができる
・「It's up to you.」は「あなたが決めて / あなたに任せる」で、言い換えると「You decide.」
・「It's up to you.(あなたに決定権がある)」と「It depends on you.(あなた次第で変わるけど決定権は私にある)」の違いに注意
・「主語 be up to you.」の形で「(主語)はあなた次第」と応用が可能
似た表現には「It’s your call.」があります。
これは「あなたが決めることです」で、「あなたに決定権がある」というニュアンスを持ちます。