die of と die from の違い
「die of」と「die from」は、どちらも「~で死ぬ」という意味で、後ろには亡くなった原因が入ります。
しかし、2つの使い方は異なります。
・die of → 病気や老衰など
・die from → 事故などの外部的な要因
例文
He died of a heart attack.
→彼は心臓発作で亡くなった。
She died of old age.
→彼女は老衰で亡くなった。
Two people died from injuries sustained in a car crash.
→二人が車の事故で負った怪我により亡くなった。
He died from a fall from a hotel balcony.
→彼はホテルのバルコニーから転落して亡くなった。
「of」と「from」の違いは厳密ではない
ただし、「die of」と「die from」は、厳密な区別をせずに使われることが多くなってきています。
例えば、「肺がんで亡くなった」は「died of lung cancer」と「died from lung cancer」の両方が使われています。
よって、病気が原因に対して「die from」を使うのは間違いではありません。
ただし、論文などでは使い分けを意識する傾向があります。
die in の意味
「die in」も「~で死ぬ」という意味ですが、後ろには亡くなった状況(死が引き起こされた状況)が入ります。
主に複数人が関与する出来事に対して使われる傾向があります。
They died in a car accident.
→彼らは車の事故で亡くなった。
She died in a plane crash.
→彼女は飛行機事故で亡くなった。
be killed in と言い換えられる
「die in」は「be killed in」と言い換えられますが、どちらかというと「be killed in」の方が一般的です。
Many soldiers were killed in the battle.
→多くの兵士が戦闘によって亡くなった。
He was killed in a car accident last night.
→彼は昨夜の車の事故で亡くなった。
より丁寧な「pass away」
「die」よりも丁寧かつ婉曲的な「亡くなる」は「pass away」が使われます。
My grandmother passed away in 2002.
→祖母は2002年に亡くなりました。
My father passed away from Cancer.
→父はガンで亡くなりました。
His father passed away last month at the age of 80.
→彼の父上は80歳で先月お亡くなりになりました。
(引用:ウィズダム英和辞典第四版)
まとめ
・「die of」は「病気や老衰など」
・「die from」は「事故などの外部的な要因」
・最近は「die of」と「die from」は区別なく使われることも多いが、論文などでは使い分けが意識される
・「die in」は後ろに「亡くなった状況」が入り、主に複数人が関与する出来事に関して使われる
・「die in」は、より一般的な「be killed in」の形で使われることが多い
・「die」の婉曲的な表現は「pass away」