「do for me」と「do to me」の意味とニュアンスの違いに注意!【for と to の違い】

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do for me の意味とニュアンス

 

for」の「~のために」という意味から、「do for me」は「私のためにしてくれたこと」のニュアンスになります。

 

 

例文

Thank you for everything you did for me.

 

あなたが私にしてくれたこと全てに感謝します。

 

いろいろとありがとうございました。

 

 

もちろん、「do」を他の動詞に変えることもできます。

 

例文

He opened the door for me.

 

彼は私のためにドアを開けてくれました。

 

 

She cooked dinner for me.

 

彼女は私のために夕食を作ってくれた。

 

彼女が夕食を作ってくれた。

 

do to me の意味とニュアンス

 

to」の意味は「~に対して」で、「do to me」は「私に対してしたこと」になります。

 

 

これは日本語で言う「私に対する仕打ち」のニュアンスが含まれています。

 

例文

What did she do to me?

 

彼女は私に何をしたの?

 

 

Don’t do that to me.

 

私にそんなことしないで。

 

 

この「to」を使った有名な組み合わせには「lie(嘘をつく)」があります。

 

例文

Don't lie to me.

 

私に嘘をつかないで。

 

これも「私に対して嘘をつくなんてことをしないで」のニュアンスが含まれています。

 

 

例文で比較

 

比較例文

I'll never forget what he did for me.

 

彼が私のためにしてくれたことは忘れません。

 

 

I'll never forget what he did to me.

 

彼が私にした仕打ちは忘れません。

 

(引用:ENGLISH EX p440)

 

to の例外的な使い方

 

ただし、「be of help」など「be of ○○」の形の場合には、慣用的に「~にとって利益になるものの to」を取ります。

 

 

例文

These conclusions will be of great value to you.

 

これらの結論はあなたにとって非常に価値のあるものになるだろう。

 

 

Let me know if I can be of any help to you.

 

私があなたにとって何か役に立つことがあれば知らせてください。

 

(引用:ENGLISH EX p440)

 

まとめ

 

・「do for me」は「私のためにしてくれたこと」

 

・「do to me」は「私に対してしたこと」で、「私に対する仕打ち」のニュアンス

 

・どちらも「do」を具体的な動詞に変更可能

 

 

・「be of ○○」の形では慣用的に「~にとって = to」が使われる点に注意

 

 

 

この for と to の考え方は「stand up for」と「stand up to」の違いと同じです。