※愛用のダンベルです
ダンベルを英語で言うと?
「ダンベル」は「dumbbell」と綴る、れっきとした英語です。
上の写真のような可変式ダンベルは英語で「adjustable dumbbell」と言います。
カタカナだと「アジャスタブル ダンベル」になります。
「adjustable」は「調整可能な」という意味の形容詞です。
また、「dumbbell」はアメリカ英語ではスラングで「愚かな人(stupid)」の意味でも使われます。
これは日本語の「脳筋(脳みそまで筋肉)」に近い表現の仕方かもしれません。
ちなみに、↑のダンベルは【LEADING EDGE】アイアンダンベルの15キロのやつです。
※銀色のは15年以上前に買った正体不明のダンベルです
そして、ダンベルは別名「鉄アレイ」と呼ばれます。
実はこれは 英単語の「dumbbell」と関係があります。
dumbbell の語源
ダンベルには長い歴史があります。
古代ギリシアの人たちは重いベル(鐘)を使ってトレーニングをしていました。
ベルをそのまま使うとチリンチリン鳴るので、内部の音が鳴る部分を外していました。
時代は下って16世紀のイギリス。
ベルでの筋トレは知られており、手軽に筋トレができるように教会のベルに似た装置を自宅に作った人たち(主に金持ち)がいました。
イメージとしては、滑車を使って大きなベルをロープで引っ張る動作です。
その筋トレ器具はそのまま「ベル」と呼ばれていましたが、ベルに似せただけなので音はなりません。
そのため、音が鳴らないベル(dumb-bell)と呼ばれるようになっていきます。
つまり、dumbbell は「dumb(音を出さない / 音がない)」と「bell(鐘)」の組み合わせです。
そして次第にロープなどを使わないようになり、ベルの重さだけを使う現在の形に近づいていきます。
鉄アレイは日本語?
鉄アレイは「鉄唖鈴」と書きますが、これは dumbbell のド直訳です。
「dumb」は「口がきけない」という意味がもあります。
それをそのまま「唖(口がきけないこと)」と訳しました。
結果、鉄でできた「唖(dumb)」+「鈴(bell)」になります。
つまり、ダンベルと鉄アレイの違いは、英語かそれを訳したものかの違いだけです。
バーベルは英語?
バーベルは「barbell」と綴る英語です。
これはバーの付いたベルを意味し、ダンベルよりも長いバーを使ったことからこの名が付いています。
よって、バーベルはダンベルよりも新しい言葉になります。
英語で「ダンベルを持ち上げる」は何と言う?
英語で「ダンベルを持ち上げる」は「lift the dumbbell」と言います。
もしダンベルを2つ使う場合は「lift the dumbbells」と複数形になります。
そして、「(ダンベルを使って)筋トレする」という意味でも使われます。
「バーベルを持ち上げる」なら「lift the barbell」になり、こちらも「(バーベルを使って)筋トレする」としても使われます。
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・「筋トレする」は英語で「lift weights」|workout との違い
また、軽めのダンベルを使った運動は「Dumbbell Workout」や「Dumbbell Exercises」と呼ばれます。
dumbbell の発音
注意点は発音です。
カタカナのダンベルは1音ずつ発音され、抑揚もありません。
しかし、「dumbbell」は「ダ」にアクセントがあり、カタカナで表すと「ダンベゥ」になります。
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