DUO select と DUO3.0 の違いと内容比較。使い方やおすすめしたい人とは?

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DUO3.0」は非常に有名かつ有用な英語の単語帳の1つです。

 

 

何故なら、試験から会話まで使える重要表現や単語の宝庫であり、それらを効率的に学べるからです。

 

 

「DUO select(デュオセレクト)」とは、その「DUO3.0」の厳選版になります。

 

 

DUO3.0の1年後に発売されました。

 

 

 

この記事では、DUO select と DUO3.0を比べながら、使い方や良い点・悪い点を見ていきます。

 

※今回はセレクト寄りの内容です。

 

 

 

また、2024年10月9日に発売された「DUO BASIC(デュオ・ベーシック)」も紹介しています。

 

 

 

DUO select と DUO3.0 の違い

 

DUO3.0 と DUO select の違い

掲載数

 

例文の内容(難易度)

 

例文の長さ

 

例文の簡潔さ

 

掲載の纏まりとコラムの有無

 

DUO3.0と比べると、DUO select は全体的にコンパクトになっています。

 

掲載数の違い

 

DUO3.0の掲載数

英文560本

 

見出し語 2569語(単語1572 / 熟語997語)

 

派生語・関連語 2214語(単語1515 / 熟語699語)

 

同意語・反意語 3083語(単語1938 / 熟語1145語)

 

総掲載数 7866語(単語5025 / 熟語2841語)

 

DUO selectの掲載数

英文377本

 

見出し語 1615語(単語1050 / 熟語565)

 

派生語・関連語 739語(単語565 / 熟語174)

 

同意語・反意語 995語(単語633 / 熟語362)

 

総掲載数 3349語(単語2248 / 熟語1101)

 

 

厳選版なので、本家よりも掲載数は少なめです。

 

 

 

それに伴い、書籍自体も一回り小さくなっています(右は愛用のDUO3.0)。

 

DUO3.0とDUOセレクト比較

DUO3.0とDUOセレクト比較

 

DUO3.0とDUOセレクト比較

DUO3.0とDUOセレクト比較

 

例文の内容

 

DUOセレクトはDUO3.0の厳選版ゆえ、使われている単語の多くはDUO3.0で見たことのあるものばかりです。

 

 

しかし、DUO3.0では見出しに使われていない単語が、セレクトでは例文に使われていたり、別な使い方や別な意味で使われている場合もあります。

 

そのため、既にDUO3.0で学んでいたとしても、復習&応用編として学ぶことができます。

 

例文の長さ

 

DUO3.0の難しい点は「例文を全て暗記するだけでも根気が必要」です。

 

 

難易度もそうですが、一般的な単語帳と比べ、無駄のない例文と暗記効率が売りの1つという理由もあります。

 

 

一方、DUOセレクトはDUO3.0よりも1つの例文が短く、コンパクトに纏まっています。

 

 

よって、英語を学び始めた方でも手が出しやすい例文となっています。

 

例文の簡潔さ

 

DUO3.0は、文法を理解していないと「この文は何故こうなるのか」と、つまづいてしまう例文もあります。

 

その文法の説明もほぼありません。

 

 

一方、DUOセレクトは、小難しい文法を使った例文はあまり登場しません

 

 

仮に分からなかったとしても、一般的な英文法書で調べれば解決するようなものばかりなので、「例文を読んでも文章の構造が分からない」ということが少ないです。

 

掲載の纏まりとコラム

 

DUO3.0の例文で使われる単語や用法はランダム掲載です。

 

 

一方、DUOセレクトの前半は、「make」「take」「to不定詞とing」「文法事項」「同意語類義語」などがページ単位で纏められています(後半はDUO3.0形式)。

 

 

 

また、「take+名詞」「類義語」「intoを使う単語」「借りるという意味の単語のニュアンスの違い」などがコラム的に纏められています。

 

 

そのため、単語帳としてだけではなく、簡潔なまとめとして見返すことができます。

 

 

DUO3.0 と DUO select のレベル

 

DUO3.0の目安

TOEIC600~780

 

大学偏差値58~65

 

英検準1級

 

DUO selectの目安

TEIC550~620

 

大学偏差値55~58

 

英検2級

 

 

DUOセレクトの単語自体は、目安のレベル相応です。

 

 

しかし、1例文に必須単語が詰め込まれているので、例文の密度は高いです。

 

 

そのため、学校指定の一般的な単語帳と比べ、少しレベルが高めに感じるかもしれません。

 

 

よって、DUOセレクト及びDUO3.0は、中学英語レベルの単語帳を終わらせた後に使うのがちょうどいい単語帳です。

 

DUO select をおすすめしたい方

 

DUOセレクトをおすすめしたい方

・英語学習をやり直したい

 

・一般的な単語帳をやり終えた後、次のステップに迷っている

 

・効率的に単語や表現を覚えたい

 

・DUO3.0が難しいと感じた

 

・かつてDUO3.0で挫折したことがある

 

 

DUOセレクトは、2冊目・3冊目の単語帳としてだけではなく、DUO3.0が難しく、レベルを1つ落としたい方にも最適です。

 

 

DUOシリーズは優秀でファンも多いので、是非1度は手に取ってみて欲しい単語帳です。

 

 

また、DUO select とDUO3.0は、その難易度の違いと例文の関連性から、セットで使うのが最適な単語帳になっています。

 

 

仮にどちらか1つを使ったことがある場合、残りの1冊で記憶の定着や補完する使い方もできます。

 

英会話は DUO select から始める

 

DUO3.0レベルの単語はある程度覚えているけど、言いたいことがパッと言えない

 

会話で使える語彙を増やしたい

 

単語の暗記をしつつ、フレーズも学びたい

 

このような方は DUO select の方を選んだ方がいいです。

 

 

何故なら、DUO select は比較的簡単な例文が多く、日常でも盛り込めるようなフレーズや文法の使い方も多く登場するからです。

 

 

 

もし、DUO select 難しいと感じるなら、後述するDUOシリーズ最新作である「DUO BASIC(デュオ・ベーシック)」で基礎を固めるのがおすすめです。

 

 

 

もちろん、DUO3.0の例文も実用的なのですが、難易度は高く、ある程度の英語力がなければ会話の材料として使うのは難しいです。

 

 

 

また、英会話のコツの1つが「簡単なことをパッと言えるようにすること」です。

 

 

そのため、まずは「DUO BASIC」や「DUO select」レベルの文章を作れるようにすることを目標にします。

 

 

それができるようになってからDUO3.0に移行しても遅くはありません。

 

DUO BASIC(デュオ・ベーシック)のレベル

 

2024年10月9日に発売された「DUO BASIC(デュオ・ベーシック)」は、DUO select よりも簡単な単語帳です。

 

 

形式は同じで、中学英語レベルの2500語(英単語1200語&英熟語600語)が240本の例文にまとめられています。

 

 

文法も中学英文法を基本に作られており、全20セクション音声は合計27分と、コンパクトになっています。

 

 

 

特にスピーキングの練習を始めたい方におすすめです。

 

 

 

詳しくは「【レビュー】「DUO BASIC」の内容とDUOシリーズとの比較」の記事をご覧ください。

 

DUOシリーズの使い方

 

使い方の例

テキストを見ずに音声を聞く

テキストを見ながら音声を聞く

・聞き取れなかった部分や意味が取れなかった部分を確認

単語と例文の意味を確認(精読)

テキストを見ずに音声を聞き、例文と単語の意味が取れるか確認

きちんとリスニングができ、例文の意味が分かれば一段階完了

 

 

突き詰めたい場合

例文を隠し、日本語訳を見ながら例文を作ってみる

それを繰り返して見出し例文を大体覚えたら、類義語などを覚えていく

 

このような流れで行います。

 

 

 

まずはセクションを1つずつサラっとやるのがおすすめです。

 

1度でガッツリ暗記しようとせず、何周もやるイメージです。

 

何故なら、軽めに何周もして頭に刷り込んでいく方が、長期記憶に移行しやすくなります。

 

 

 

最終的には、

日本語訳を見ただけで英文が浮かぶ

 

CD音声が頭の中で再生できる

 

DUOに出てきた表現や単語を使って英作文やスピーキングができる

という所まで持っていきます。

 

 

例文をある程度覚えたら、索引のAから順番に太字(例文に使われている語)を日本語訳していき、分からないものや曖昧なものもメモに書き出して、1つずつ潰していくのもおすすめです。

 

音声による学習は必須

 

音声があるのとないのとではまるで効果が違うため、耳から聞く学習は必須レベルです。

 

 

カタカナではなく「リアルな発音」を聞き、耳から覚えることで、リスニング能力を上げることができます。

 

 

 

何より、私が英語学習初期にやればよかった勉強法が「音」の学習だからです。

 

 

DUOのデメリット

 

ここまでは良い点を述べてきましたが、ハッキリ言うと悪い点もあります。

 

 

それは「出版が古め」と「CD販売の仕様」です。

 

出版が古め

 

DUO3.0は2000年出版

 

DUOセレクトは2001年出版

 

 

中でも有名なのが、DUO3.0に出てくる「VCR units」という単語です。

 

今やビデオテープやVHSとか言われても、ピンと来ない世代に溢れています。

 

 

しかし、DUOシリーズが古臭いということではありません

 

 

カセットテープからブルーレイに技術が進化しようとも、言語はそうそう変わりません

 

 

何より、実際にDUOで学んだからこそ理解できた単語や表現に今でも出会います。

 

 

古い部分は脳内でDVDやブルーレイレコーダーにでも変えましょう。

 

CD販売の仕様

 

デメリットの2つ目は「CDの存在」があります。

 

 

今や英語教材の音声はダウンロード形式が一般的です。

 

CDを再生する機器自体、持っていない方も多いです。

 

 

 

また、書籍自体はDUO3.0もセレクトも1500円でお釣りがきます。

 

 

しかし、CDの販売の仕様が異なります。

・DUO3.0 → 基礎用CD(約3000円)と復習用CD(約1300円)の2種

 

・DUO select → 基礎用&復習用CDセット(約3000円)の1種

 

DUO3.0のCDを揃えると高いです。

 

 

逆に、DUOセレクトはどちらか一方だけを買うということができません。

 

 

 

しかし、これからDUOシリーズで勉強を始めようと思っている方は、DUO3.0の基礎用CDを買う必要はありません

 

 

まずはDUO select の本&CDを買い、その後にDUO3.0&復習用CDを買うのが安上がりです。

 

 

何故なら、select でDUOの特徴や勉強の仕方を学び、DUO3.0にステップアップする頃には、DUO3.0の基礎用CDは必要ないレベルになっているからです。

 

 

まとめ

 

ここまでDUOselectとDUO3.0の違いや、良い点・悪い点を見てきました。

 

 

DUOシリーズは現役世代から社会人まで、幅広く使える単語帳です。

 

長く使うことができ、辞書的な使い方もできるため、ずっと手元に置いておきたい本の1つです。

 

 

そのため、本気で英語を勉強したい方におすすめの英単語帳になっています。