「feel for」の意味と「feel sorry for」との違い。「have a feel for」とはどういう意味?

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feel for の意味と例文

 

feel for」の意味は「~に同情する」や「~の気持ちが分かる」です。

 

 

例文

I really feel for you.

 

→本当に彼女に同情します。

 

 

We all feel for her.

 

→私たちは皆彼女に同情しています。

 

 

"I feel for you, Jane. Grief doesn't fade away quickly."

 

→ジェーン、気持ちはわかるよ。悲しみはすぐに消えるものじゃない。

 

(引用:DUO3.0 例文554より一部抜粋)

 

何故「feel for = 同情」になるのか

 

feel」には「(心で)~を感じる」の意味があります。

 

 

for」は「~に対して」を表します。

 

 

そこから、「feel for = 相手の気持ちを感じる = 相手の気持ちが分かる」と考えると分かりやすいと思います。

 

 

「feel for」は「~を探す」の意味でも使われる

 

頻度は高くはありませんが、「feel for」は「~を探す」という意味で使われることがあります。

 

 

これは「feel」の「感じる」の意味から、「手探りで探す」のニュアンスがあります。

 

 

例文

I felt for the light switch in the dark.

 

→暗がりでライトのスイッチを手探りで探した。

 

 

I felt for my keys in my coat pocket.

 

→コートの中の鍵を手探りで探した。

 

have a feel for の意味

 

have a feel for」の意味は「~に才覚がある」や「~のセンスがある」です。

 

 

この「feel」は名詞で、「感じる力」「理解力」「才能」という意味で使われています。

 

 

 

後ろには名詞が入りますが、動名詞(動詞のing)を置いて「~すること」とすることもできます。

 

例文

He has a feel for music.

 

→彼は音楽のセンスがある。

 

 

You really have a feel for designing characters.

 

→あなたは本当にキャラデザのセンスがあります。

 

 

have a feel for good art

 

→芸術的センスがある

 

(引用:ウィズダム英和辞典第4版)

 

feel sorry for の意味

 

feel sorry for」の意味は「~がかわいそう」で、「気の毒に思う」と訳されることもあります。

 

 

例文

I felt sorry for her.

 

→彼女がかわいそう。

 

→彼女が気の毒だ。

 

 

注意点は、基本的に、目の前にいる相手に「I feel sorry for you.」とは言わない点です。

 

 

これは「あなたはかわいそうな人」という皮肉的なニュアンスが生まれるからです。

 

 

詳しくは「feel sorry for, feel bad, be sorry about の意味の違いと使い方」の記事と合わせてご覧ください。

 

 

まとめ

 

・「feel for」は「~に同情する」や「~の気持ちが分かる」

 

・「feel for」は「~を手探りで探す」の意味でも使われるが頻度は低め

 

 

・「have a feel for」は「~に才覚がある」や「~のセンスがある」

 

 

・「feel sorry for」は「~がかわいそう」や「気の毒に思う」

 

 

 

感覚動詞の「feel」に関しては「【例文で学ぶ】英語の感覚動詞(taste,smell,feel,look,sound)の使い方を完全攻略」の記事をご覧ください。