接続詞「for」の意味と使い方
文頭に置かれた「for」は「~というのも」や「~というのは」という理由を表します。
文法用語では等位接続詞に当たり、前置詞ではなく接続詞として使われます。
for の接続詞の用法はこれのみです。
文章パターンとしては、「, for SV」の形で前の文を受け、「~だ。というのも~だからである」が基本となります。
I trusted him, for he had been my friend for over twenty years.
私は彼を信頼していた。それというのも20年以上の友人だったからだ。
(引用:ウィズダム英和辞典 第4版)
この文は「彼を信頼していた理由」を for 以下で説明しています。
日本語的には「20年以上の友人だったので、彼を信頼していた」と訳すこともできます。
注意点は「,(カンマ) for SV」で文を繋ぐところです。
また、意味的には「because」と同じです。
しかし、接続詞「for」は主に文章で使われ、会話などでは「because」の方が一般的です。
その他の例文
I was very tired, for I had been working all day.
とても疲れた。というのも一日中働いていたからだ。
He found it increasingly difficult to read, for his eyesight was beginning to fail.
(引用:ロングマン現代英英辞典)
彼はますます読書をするのが難しくなっていると感じだ。というのも彼の視力が衰え始めていたからだ。
She remained silent, for her heart was heavy and her spirits low.
(引用:Cambridge English Dictionary)
彼女は黙ったままだった。というのも心が重く、気分も落ち込んでいたからだった。
FF7Rの例文

Yes. For it is the will of the planet itself.
「はい。それが星自身の意志というものだからだ」
他の人のセリフを受ける形になっているので、ここでは完全な文頭に置かれています。
前置詞 for との見分け方
前置詞と接続詞の for の違いは、後ろに置かれる単語が異なります。
まず、前置詞は「for +名詞(または名詞句)」の形になります。
一方、接続詞は「for +SV(主語 動詞)」の形になります。
これは前置詞「during」の後ろには名詞が置かれ、接続詞「while」の後ろにはSV(または動詞のing)が置かれるのと同じ使い分けです。
また、先述のように「,(カンマ)」の後に置かれることでも予測することができます。
まとめ
・接続詞「for」は「~というのも」や「~というのは」という理由を表す
・「,(カンマ) for SV」の形で前の文を受け、「~だ。というのも~だからである」という文章パターンが基本
・意味的には「because」と同じだが、接続詞「for」は文章的で、会話などでは「because」の方が一般的
・接続詞は「for +SV(主語 動詞)」の形になるため、前置詞の「for +名詞(または名詞句)」の形で区別できる