- go to bed と sleep の違い
- 英語で「よく眠れた」
- go to bed と go to the bed の違い
- go to sleep の意味
- I had a good sleep. の意味
- まとめ
go to bed と sleep の違い
「go to bed」と「sleep」の意味はどちらも「寝る」ですが、そのニュアンスは異なります。
まず、「go to bed」は日本語の「就寝する」で、「ベッド(布団)に入る」ことを意味します。
一方、「sleep」は「寝ている状態」を表します。
go to bed → 眠りに行くという動作
sleep → 寝ている状態
英語で「よく眠れた」
以上のことから、「よく眠れた」は「I slept well.」となります。
直訳だと「よく眠れた状態にあった」です。
逆に「全然寝れなかった」は「I didn't sleep at all.」、「よく寝れなかった」は「I didn't sleep well.」になります。
go to bed と go to the bed の違い
「go to bed」と「go to the bed」の違いは、「寝る」か「ただ単にベッドに行く」かの違いです。
「go to bed」のように「the」が付かない名詞は「その役割や機能が果たすもの」という意味を持ちます。
つまり、「ベッドの果たす役割 = 寝るための物」です。
そこから、「go to bed = 眠りに行く = 就寝する」となります。
それに対し、冠詞のある「the bed」は「ベッドそのもの」を指しています。
よって、「go to the bed」は「そのベッドに行く」となります。
これは「go to school」と「go to the school」、「go to church」と「go to the church」 の違いも同じです。
go to sleep の意味
似た表現に「go to sleep」があり、意味的には「go to bed」とほぼ同じで、同じように使われます。
ただし、状況によって少しニュアンスが変わることがあります。
例えば、リビングにいる時に「もう寝ます」と言う場合は「I'm going to go to bed.」と「I'm going to go to sleep.」は意味的には同じです。
しかし、ベッドにいる状態で「もう寝ます」と言う場合は「寝る状態に移行する」ことを意味するので、「I'm going to go to sleep.」の方が適切です。
ウィズダム英和辞典第4版にはこうあります。
go to sleepは特に寝床などで意図的に眠りにつくことをいい, 睡眠状態への移行に重点がある.
get to sleepも意図して睡眠状態へ移行することを表すが, 困難を伴うことを暗示する.
(引用:ウィズダム英和辞典第4版)
I had a good sleep. の意味
他によく使われるフレーズは「I had a good sleep.」です。
意味は「よく眠れた」で、直訳だと「いい睡眠状態を持った」になります。
逆によく眠れなかった場合は「I didn't have a good sleep.」となります。
まとめ
・「go to bed」は「ベッド(布団)に入ること」という「眠りに行くという動作」で、日本語の「就寝する」
・「sleep」は「寝ている状態」を表す
・「go to the bed」は「ただ単にベッドに行くこと」を意味する
・無冠詞「bed」は「ベッドの役割」を意味し、そこから「寝るためのもの」になる
・「go to sleep」は意味的には「go to bed」と同じだが、「眠りに移行すること」のニュアンスも持つ
・「have a good sleep(よく眠れる)」もよく使われるフレーズ
スラング的な「寝る」には「hit the sack」というイディオムがあります。
・「hit the sack」の意味と使い方。その語源とは?