イギリス英語では一般動詞「have」が「I've」に短縮される【have got との違い】

※当ブログの記事にはアフィリエイト広告が含まれる場合があります

 

 

一般動詞「have」の短縮

 

一般動詞の「have」は基本的に短縮されません。

 

 

しかし、イギリス英語では「I have」が「I've」に短縮されることがあります

 

 

 

例えば、「I have a pen.」が「I've a pen.」に短縮されるようなケースです。

 

 

おそらく、学校のテストで書いたらバツにされます。

 

ドラマ『SHERLOCK』の例文

 

次の文は、イギリスBBCのドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』に出てきたセリフです。

 

 

I've no idea why I'm telling you any of this.

 

(引用:ドラマ『SHERLOCK』シーズン3 エピソード1)

 

「何故あなたにこんな話しているのか分からない」

 

 

 

一般的な表現だと「I have no idea.」ですが、「I've no idea.」と短縮されています。

 

 

この「I've no idea.」は X(旧Twitter)でもしばしば見かける短縮です。

 

 

have got の意味

 

他にも、イギリス英語では「have」の代わりに「have got」が使われます。

 

 

意味的な違いは無く、「have」と「have got」は同じです。

 

 

 

例えば、「犬を飼っている」は「I have a dog.」と「I've got a dog.」の両方で可能です。

 

 

ただし、「have got」の方が口語的な表現になります。

 

疑問文は「Have you got」

 

「have got」の疑問文は「Have you got」の形になります。

 

例文

Have you got a dog?

 

→犬を飼ってますか?

 

これは「Do you have a dog?」と同じですが、「Have you got」の方がカジュアルな言い方になります。

 

have got to の意味

 

have got to」の意味は「~しなければならない」です。

 

 

これは「have to」と同じ意味になります。

 

例文

I have to go now.

 

I’ve got to go now.

 

→今、行かなければならない。

 

 

「have got to」はイギリス英語ですが、アメリカの口語でも登場します。

 

 

そして、更に短縮されたのが「I've gotta」で、これは「I want to」が「I wanna」になるのと同じパターンです。

 

例文

I've gotta clean my room before my parents come home.

 

→親が帰って来る前に部屋を掃除しなきゃ。

 

まとめ

 

・イギリス英語では一般動詞「have」が「I've」のように短縮される場合がある

 

 

・「have got」は「have」と同じ意味

 

・「have got」の疑問文は「Have you got」の形

 

 

・「have got to(~しなければならない)」は「have to」と同じ

 

・「have got to」は「have gotta」に短縮される(アメリカ英語の口語)

 

 

・「have」と「have got」の大きな違いは「have got」の方がカジュアルな言い方