「chance（チャンス）」の本当の発音は「チャンツ」【ce / se の発音に注意】

英語の「chance」の発音は「チャンツ」

「chance」はカタカナの「チャンス」として日本語になっています。

chance の発音記号

英【tʃɑːns】

米【tʃæns】

発音記号通りなら、「ce / se」の発音は「Sの音（ス）」になります。

しかし、この「ce / se」で終わる英単語は曲者です。

実際に chance の発音をよく聞くと、「チャンツ」と発音されています。

Cambridge Dictionary で発音を聞くと、英語・米語ともに最後の音は完全に「ツ（ts）」になっています。

「YouGlish」で発音を聞いても、しばしば「t」の音が入っているのがよく分かります。

他にも、「ce」と「se」で終わる単語は「ツ」になりがちです。

例えば、

「dance（ダンス）」→「ダンツ」

「prince（プリンス）」→「プリンツ」

「France（フランス）」→「フランツ」

「suspense（サスペンス）」→「サスペンツ」

「stance（スタンス）」→「スタンツ」

「distance（ディスタンス）」→「ディスタンツ」

「enhance（エンハンス）」→「インハンツ」

「coincidence（コインシデンス）」→「コインシデンツ」

「abundance（アバンダンス）」→「アバンダンツ」

などのように、「t」の音が入っています。

ただし、「ce / se」で終わる単語全てに当てはまるわけではなく、スとツどちらでも良い単語もあります。

重要なのは、実際の発音を注意深く聞いてみることです。

ちなみに、「advice（アドバイス）」はそのまま「アドバイス」です。

これらの単語の注意点はリスニングやスピーキング（特に実際の英会話）においてです。

一瞬、「ts」の音が聞こえて「ん？」となったり、完全に「ス」だと思って発音するとイマイチ通じなかったり。

そのため、「ce / se」はツになることがあると頭に入れておくと、リスニングしやすくなったり、発音が通じなかった時にツを試してみたりすると良いと思います。