英語で「~するまで○○時間かかった」の言い方
英語で「~するまでに○○時間かかった」は「It was 時間 before SV(主語+動詞の過去形)」で表すことができます。
正確に言うと、「SがVするまでに○○時間かかった」になります。
It was 30 minutes before an ambulance arrived.
→救急車が到着するまで30分かかった。
考え方としては、
・It was 30 minutes → 30分だった
・before an ambulance arrived → 救急車が到着するまでに
という二部構成になっています。
「彼女が新しい仕事に慣れるまで長い時間がかかった」
なら
「It was a long time before she got used to her new job.」
となり、この「It was a long time before(~まで長い時間が掛かった)」の形もよく使われます。
未来形「~するまでに○○時間かかるだろう」の言い方
未来形の「It will be 時間 before SV(主語+動詞の現在形)」の形で「~するまでに○○時間かかるだろう」と言うこともできます。
It won't be long before he comes back to Japan.
→まもなく彼は日本に帰って来るだろう。
It won't be long before SV の意味
これは「It won't be long before SV(主語+動詞の現在形)」で「~するまでに長くはかからないだろう」という1つのフレーズとしても使われます。
「まもなく~するだろう」と訳されることも多いです。
It won't be long before they reach their destination.
→彼らが目的地に着くまで長くは掛からないだろう。
→まもなく目的地に到着するだろう。
注意点は、肯定文の場合は「It was a long time」なのに対し、否定文では「It wasn't long / It won't be long」と a が入らないことです。
言い換え表現
似た表現には「It takes 時間 (for A) to ~」があります。
意味は「(Aが)~するには○○時間かかる」です。
意味的には「It is 時間 before SV」とほぼ同じことを表しています。
次はこの2つを例文で比較してみます。
例文で比較
It was a decade before the superpower got over the shock of losing the war,
and it took even longer for the psychological scars to heal.
その超大国が敗戦のショックから立ち直るまでには10年かかった。
そしてその精神的な傷跡が癒えるまでにはさらに長い年月がかかった。
(引用:ALL IN ONE 例文332
1つ目の文は、
・It was a decade → 10年
・before the superpower got over the shock of losing the war →超大国が敗戦のショックから立ち直るまでに
という二部構成。
2つ目の文は、
・it took even longer to heal → 治るために更に長い時間がかかる
という文に「~が」を示す、
・for the psychological scars → 心理的な傷跡
が入れられています。
まとめ
・「~するまでに○○時間かかった」は「It was 時間 before SV(主語+動詞の過去形)」
・「It was 時間」と「before SV」の2つに分けて考えると理解しやすい
・言い換えは「It takes 時間 (for A) to ~」で、意味は「(Aが)~するには○○時間かかる」