スラング「literally」の意味は「マジで」
「literally」の意味は「文字通りに」で、品詞は副詞です。
しかし、スラング的に、日本語で言う「マジで」の意味でも使われます。
使い方は日本語と同じで、「マジで○○」と強調する働きをします。
I'm literally starving.
→マジで腹減った。
I'm literally tired.
→マジで疲れた。
I literally can’t believe it.
→マジで信じられない。
「literally」は副詞なので文頭や文末に置くこともできますが、スラング的な意味の場合は文中に置く形が一番多く見かけます。
あくまで基本の意味は「文字通りに」
「literally」の基本の意味は「文字通りに」です。
My parents took it literally.
→私の両親はそのことを文字通りに受け取った。
(引用:ウィズダム英和辞典第4版)
そこから、「文字通りそうなんだよ!」などのように、文を強調する使い方もありました。
それが「マジでそうなんだよ!」と、カジュアルな口語として使われるようになりました。
「マジで」になったのは最近
「literally = マジで」になったのは、2010年代に入ってからと言われています。
そして、SNSなどで広まりました。
literally の発音は2種類
「literally」の発音は、アメリカとイギリスで異なります。
米【líṭərəli】
英【ɪtɜ:ʌli:】
カタカナで表すなら、アメリカは「リテラリ」、イギリスは「リチュアリ」です。
アメリカ英語の発音は日本人にとって難しく、上手く発音できない人も多いです。
そのため、どうしても発音が難しければ、イギリス英語の発音で言うのも1つの手です。
米英の発音の違いに関しては、Cambridge Dictionary が分かりやすいです。
https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/literally
literary との違いに注意
似た単語に「literary」があります。
こちらは「文学の」や「文学的な」という意味の形容詞です。
最大の注意点は、単語の最後の「L とR」の違いです。
・「literally」は最後が「L」
・「literary」は最後が「R」
リスニングは文脈で判断することもできますが、スピーキングの場合はLとRが混ざりがちになってしまうので注意が必要です。
こちらも「literally」と同じく、イギリスの発音は「リチュアリ」と「チュ」の音が出ています。
https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/literary
まとめ
・副詞「literally」の意味は「文字通りに」
・最近はスラング的に「マジで」の意味でも使われる
・アメリカとイギリスで発音が異なる点に注意
・形容詞「literary(文学の / 文学的な)」との意味と発音の違いに注意
他にも、英米で発音が異なる基本単語には「schedule」があります。
・「schedule」の発音は2種類ある?【アメリカとイギリスの発音の違い】