live と be living の意味と違い
「live」と「be living」は、それぞれ意味が異なります。
・現在形で使われる「live」は普段のこと
・進行形の「be living」は一時的な状態
これが基本です。
それを踏まえつつ、例文で比較していきます。
live の意味と使い方
I live in this apartment.
→私は普段このアパートに住んでいます。
ここには「このアパートに長い間住んでいて、これからも住み続けるであろう」のニュアンスが含まれます。
ちなみに、live は自動詞なので、後ろに続ける場合は前置詞が必要になります。
「I like sushi.」なら「私は寿司が好き」ですが、「昨日も今日も明日も、普段から寿司が好きであるという状態」を表します。
寿司が好きかどうかは毎日変わるものではありません。
そのような「普段の状態」を表すのが現在形です。
be living の意味と使い方
一方、進行形の「be living」は一時的な状態を表します。
よって、「I'm living in this apartment.」の意味は「私は一時的にこのアパートに住んでいます」になります。
「I'm living in Tokyo.」なら「(一時的に)東京に住んでいる」です。
一時的とは、現在学生で就職したらそこを出ていく予定だったり、単身赴任で一時的にそこに住んでいる場合などです。
その一時的な状態を「be + ing」で表しています。
「実家に住んでいる」の比較例文
・I live with my parents.
・I'm living with my parents.
1つ目の文は「親と一緒に住んでいる」で、「実家住まい」を意味しています。
2つ目の文は「親と(一時的に)住んでいる」で、「現在何らかの事情で実家にいるけど、いずれ出ていくであろう」のニュアンスを持ちます。
完了形でも同じ使い分け
この使い分けは完了形でも同じです。
例文で比べてみます。
A. I have lived in Tokyo for ten years.
B. I have been living alone in Tokyo since last year.
A.「10年間、東京に住んでいる」
B.「去年から東京で一人暮らしをしている」
Aは「10年という期間住んでいる」を完了形(継続)で表しています。
引っ越す予定もなく、これからも住み続けるニュアンスを持つのは現在形「live」と同じです。
Bは現在完了進行形で継続を表しており、ニュアンス的には「be + ing」と同じです。
注意点は、完了形の場合は「since」や「for」で期間を示す必要がある点です。
まとめ
・現在形は普段のこと
・「live」は普段からそこに住んでいて、引っ越す予定もない場合
・進行形は一時的なこと
・「be living」は一時的に住んでいて、いずれ引っ越すであろう場合
・完了形の「have lived」「have been living」も同じ考え方
・ただし期間を表す「since」や「for」が必要