- be made of と be made from の違い
- made of と made from を例文で比較
- be made of と be made from の分かりやすい覚え方
- be made into の意味
- その他の例文
- まとめ
be made of と be made from の違い
「be made of ~」と「be made from ~」は、どちらも「~でできている」や「~から作られる」という意味です。
後ろには材料や原料が入ります。
「made of」になるか「made from」になるかは、完成品と材料・原料の関係によって変わります。
・be made of → 材料が変化せずに残る場合
・be made from → 原料が加工されて原形をとどめていない場合
次は例文で比較していきます。
made of と made from を例文で比較
This desk is made of wood.
→この机は木でできている。
注目すべきは完成品(机)と材料(木)の関係です。
木製の机は、見ればその材質が木であると予想できます。
その場合は「made of」が使われます。
Wine is made from grapes.
→ワインはブドウから作られる。
完成品(ワイン)と原材料(ブドウ)を見ます。
ワインにはブドウの原形が残っていません。
以上のように、(知識としてではなく)見ただけで何から作られているか分からない場合は「made from」が使われます。
be made of と be made from の分かりやすい覚え方
この2つは前置詞の意味から考える覚え方が分かりやすくなります。
「of」の基本イメージは「全体の中の一部」です。
・one of my friends → 友達の中の1人
・the citizens of Paris → パリの市民
・the drower of the desk → 机の引き出し
このように、「of」は「あるものの一部」を表すため、材料の面影が残っている製品が「made of」になります。
「This desk is made of wood.」なら「木というものの一部から机ができている」とイメージすると分かりやすいと思います。
一方、「form」の基本イメージは「始点」です。
・from Tokyo to Osaka → 東京から大阪まで
・from 9 to five → 9時から5時まで
・I'm from Hawaii. → ハワイ出身です。
このように、「~からという始点」を表すのが「from」です。
「Wine is made from grapes.」なら「ブドウという始まりがあってワインに至る」というイメージです。
考え方としては「from grapes to wine」が分かりやすいと思います。
be made into の意味
同じ系統の表現として「be made into」があります。
意味は「~に作り変えられる」ですが、「(主語は)~になる」とも訳されます。
Wood is made into paper.
→木は紙になる。
Milk is made into butter.
→ミルクはバターになる。
「映画化される」の意味
英語で「映画化される」も「be made into」が使われます。
His novel was made into a movie.
→彼の小説は映画化された。
こちらの記事も合わせてご覧ください。
→英語で「実写・実写版・実写化」や「実写化される」は何と言う?
その他の例文
This bridge is made of stone.
→この橋は石で作られています(石造りです)。
What is wine made from?
→ワインは何からできていますか?
This bracelet is made of gold.
→このブレスレットは金でできています。
Cheese is made from milk.
→チーズは牛乳から作られる。
Milk is made into cheese.
→牛乳はチーズになる。
まとめ
・「be made of」と「be made from」は「~でできている」や「~から作られる」
・後ろには材料や原料が入る
・「be made of」は材料が変化せずに残る場合
・「of(あるものの一部)」を表すので、材料の面影が残っている製品に使われる
・「be made from」は原料が加工されて原形をとどめていない場合
・「from」は「~からという始点」を表し、「from grapes to wine」のイメージ
・「be made into」は「~に作り変えられる」で「(主語は)~になる」とも訳される
・「映画化される」の意味でも使われる