make believe が「ふりをする」になる理由
「make believe」の意味は「~のふりをする」や「~ごっこ遊びをする」です。
後ろには that節が続きます。
例文
My son likes to make believe he's a pirate.
→私の息子は海賊ごっこをするのが好きです。
When the kids made believe they were dinosaurs, they were scolded by their mother.
→子どもたちが恐竜ごっこをしていたら、お母さんに叱られた。
(DUO3.0 より)
この表現の意味が取りにくい理由は、間の単語が省略されているからです。
make believe の間に省略されている単語
make believe の間には「oneself」が省略されています。
文法的には「make + O + C」の形で、意味は「OをCさせる」です。
つまり、「make myself believe」なら「自分自身をそう信じ込ませる」になり、そこから「ふりをする」が生まれます。
先ほどの例を見てみます。
「My son likes to make (himself) believe he's a pirate.」
直訳だと「私の息子は自分自身を海賊だと信じさせることが好きです」になります。
要は「自分が海賊になりきる海賊ごっこをするのが好き」ということを意味しています。
oneself が省略されるのは慣用表現だからという理由です。