must have to の意味とニュアンス
「must」と「have to」は、基本別々に使われます。
しかし、非標準でありながら「must have to」と2つ重ねた形でも使われることがあり、2つのニュアンスがあります。
1つは、「(状況的に)そうしなければならないに違いないだろう」のニュアンスです。
これは「推量の must(〜に違いない) + have to(〜しなければならない)」の組み合わせから「確信」や「推測」の意味が生まれてきます。
You must have to wake up so early every day.
毎日とても早起きしなければならないんでしょうね。
この文は「あなたはきっと早起きしなければならないに違いない」という確信や推測が含まれています。
直訳が難しいため、日本語訳としては「(状況などから推測して)~しなければならないのだろうと思う」が近いかもしれません。
客観と主観を重ねたニュアンス
ウィズダム英和辞典には次のように載っています。
(米話)ではhave toを話者の主観的判断に用いることもある.
なお, (まれ)に客観的判断と主観的判断を交えた気持ちを表すのにmust have toが用いられることがある
You must have to leave as soon as possible.
できるだけ早く発たないといけないかもしれません
(≒ I suppose you are obliged to leave ...).
(引用:ウィズダム英和辞典 第4版 must)
「must」の意味は「自分の意志でそうしなければならないと思う(主観的)」で、二人称と三人称では「義務」の意味があります。
「have to」は「自分の意思とは関係なくそうしなければならない時」や「そういうルールの時」などの客観的な意味で使われます。
それが混ざって「(主観的にも客観的にも)~しなければならないのであろうと思う」のニュアンスになります。
例文
You must have to wake up early tomorrow.
明日は早く起きなければいけないよ。
I must have to buy her a new one for Christmas.
クリスマスに彼女に新しいやつを買わなければならないだろう。
He must have to work overtime today.
今日、彼は残業しなければならないだろう。
I can't DM you. You must have to follow me.
DMを送れません。私をフォローする必要があるのだろうと思います。
She must have to finish her homework before she can go out with her friends.
彼女は友達と遊ぶ前に宿題を終わらせなければならないだろう。
I must have to say she does work very hard.
彼女はとても一生懸命働いていると言わざるを得ないだろう。
あくまで「一つの表現方法」
「must have to」は一つの表現方法ですが、表現としては冗長かつ非標準です。
そのため、「must」または「have to」のどちらか一つを使うのが標準的です。
しかし、X(旧Twitter)などでもよく見かける表現なので、覚えておいて損はありません。
まとめ
・「must have to」は「(状況的に)そうしなければならないに違いないだろう」や「客観的判断と主観的判断を交えた気持ち」のニュアンス
・日本語訳は「~しなければならないのだろうと思う」が近い
・あくまで一つの表現なので、「must」または「have to」のどちらか一つを使うのが標準的