英語で「~したことがある(完了形)」
「~したことがある」という「経験」を表す場合は現在完了形を使います。
I have been to Paris.
パリに行ったことがあります。
I've tried sushi before.
以前、寿司を食べたことがあります。
I've seen that movie.
その映画を観たことがあります。
I've never played Animal Crossing.
どうぶつの森はプレイしたことがありません。
Have you ever been to New York?
今までにニューヨークに行ったことはありますか?
以上のように、現在完了形の「経験」の意味から「~したことがある(ない)」と表現することができます。
疑問文だと「~したことがあるか」という経験を聞くことになります。
「したことがある = 現在完了形」とは限らない
必ずしも「~したことがある = 現在完了形」で訳せるとは限りません。
特に英作文やスピーキングの際に間違いやすいポイントであり、日本語と英語の違いでもあります。
例えば、「子供の頃にパリに行ったことがあります」を英訳したいと思った時。
「したことがある」から完了形を使いがちですが、これは過去形になります。
I went to Paris when I was a kid.
何故過去形になるのかというと、「過去のいつなのか」を示す副詞と現在完了形は一緒に使えないからです。
そのため、「子供のときに」が付いている文では過去形になり、「子供の頃に行った」という事実を述べることになります。
他にも、「yesterday」「last week」「○○ ago」なども「過去の地点」を示しているため、過去形の文になります。
逆に言えば、「具体的な "いつ"」を示さず、ただ単に「~したことがある」という経験を述べたい場合は現在完了形になります。
また、現在完了形は「過去から現在まで」を含めているので、その「時間の幅」と「過去のいつか」を同時に示すことは矛盾すると考えることもできます。
「英→日」と「日→英」の違い
先ほどの例文を英語から日本語に訳す際は「子供の頃にパリに行ったことがある」と素直に訳せます。
しかし、逆に日本語から英語にする際、英語の文法の知識から「~したことがある = 完了形の経験」と即座に判断してしまうと、間違えてしまいます。
これは日本語と英語の違いから生まれる現象の一つです。
経験と事実の比較
・I've tried skydiving.
・I tried skydiving when I was in Hawaii.
1つ目は「スカイダイビングをやったことがある」という経験。
2つ目は「スカイダイビングをいつどこでやった」という単純な過去の事実を述べています。
まとめ
・「~したことがある」という「経験」は現在完了形を使って表す
・「過去のいつなのか」を示す副詞と現在完了形は一緒に使えないため、「完了形 + 時を表す副詞」の組み合わせにはならない
・「いつ」がある場合は過去形にする
・英作文やスピーキングのような日本語から英語に訳す際の使い分けに注意