
リードアンドルックアップのやり方
リードアンドルックアップ(read and look up)は、英文を読み、その直後にその英文を見ずに暗唱する勉強法です。
1つの英文を読む
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英文から目をそらす(look up : 上を見る)
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英文を暗唱する
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暗唱できない場合はもう1度英文を読む
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目をそらして暗唱
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通してスラスラと暗唱できるようになるまで繰り返す
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できたら次の英文へ
この勉強法を一言でいうと、「暗唱の繰り返し」になります。
リードアンドルックアップの効果とポイント
英文を暗唱するには、英文の意味を理解し、英文法の知識(構文)を使って頭の中で単語を当てはめながら英文を作っていく必要があります。
この「意味と構文を理解しながら英文を作っていく」という過程が英語力の向上において非常に効果的です。
ポイントは、記憶力で暗唱するのではなく、「英文を作ることを意識」です。
より仕上げる場合は音声も使い、英文のリズムや発音を真似して暗唱します。
リードアンドルックアップは、英語を上達させたい中高生や、スピーキングや英作が苦手な英語学習者に特におすすめです。
歴史科目の疑似授業に近い
日本史や世界史の勉強法の一つに疑似授業があります。
教科書を読み、その内容を誰かに教えるようにアウトプットする方法です。
これも「教科書を読む→教科書を見ずに頭の中を整理しながら内容を説明する」という過程は、まさにリードアンドルックアップに似ています。
視覚を使わないメリット
言語は、視覚から多くの情報を得ています。
特にあるのは、「英語字幕を見ながらだと、ドラマのセリフが聞き取れたり理解できる」という現象です。
しかし、英語字幕を見ないと聞き取れなくなったり、意味が取れなくなったりします。
暗唱も同じで、何らかの視覚的なヒントがあると、英文を作りやすくなります。
ルックアップすることで、その視覚情報を遮断することができます。
また、暗唱する時に英文やテキストの文字を頭の中にイメージしている場合は、それも可能な限りやめます
あくまで口から出すことを意識します。
それにより、英文を作る力のみで暗唱を行うことに集中できます。
英文は「教材の例文から」がおすすめ
まずは単語帳や英文法書などの例文を使うのが良いです。
それらを使うことにより、単語の定着や基礎文法の暗記も同時にできます。
単語数的には10単語前後の例文から始めて、少しずつ長く、または難しくしていきます。
中級者以上の方は、自分のレベルに合った英文なら何でも練習に使うことができます。
英会話力を伸ばしたい方はスピーキングに使えそうな英文、試験にスピーキング科目がある場合は対策用のテキストを使うなど、目的に合った英文や語彙を使うと効果的です。
また、ドラマや映画を使った勉強法はレベルが高いのですが、適度な単語数のセリフをリードアンドルックアップで暗唱することで、楽しみながら英語力の向上が期待できます。
難しすぎると逆効果
自分の英語レベルよりも高い英文を使うと逆効果です。
ポイントは「意味を理解して構文を意識しながら英文を作って口に出す」ことにあるので、レベルが高いと「そもそも文章が難しい」ことになってしまいます。
実際、レベルが高めの日本語の文章を日本語で暗唱するのも意外と難しいです。
まとめ
・リードアンドルックアップ(read and look up)は、英文を読み、その直後にその英文を見ずに暗唱する勉強法
・「意味と構文を理解しながら英文を作っていく」という過程が英語力向上に効果的
・ポイントは「英文を作る」ことを意識
・より仕上げる場合は音声を真似するように暗唱する
・最初は簡単な英文(10単語前後)から始めて、徐々に長く、または難しくしていく
・単語帳や英文法書などの例文を使うことで、同時に知識の定着が狙える
・難しすぎると逆効果になるため、自分の英語レベルに合った英文を使う