- speak English と speak in English の意味と違い
- learn English と learn in English の違いも同じ
- 比較例文
- 日本語に置き換えると分かりやすくなる
speak English と speak in English の意味と違い
「speak English」と 「speak in English」の意味と違いを語法や文法の面から比べてみます。
まず、「speak English」は他動詞「speak」が使われています。
意味は「~語を話す」です。
つまり、「speak English」は「英語という言語を話す」で、英語ネイティブや非ネイティブだけど普段から英語を使っているという意味になります。
現在形は普段のことを表すので、「普段の言語=普段使っている言語」のイメージです。
一方、「speak in English」は自動詞「speak(話す)」が使われています。
ここでの「in」は「~で」や「~によって」という手段を表すため、「in English」は「英語で(英語を使って)」になります。
よって、「speak in English」は「英語で話せる」という意味になります。
I can explain in English の意味
もう1つ別の例として「I can explain in English.」を見てみます。
意味は「英語で説明できます」です。
日本語が読めない外国の方に「(私は日本人だけど)英語でも説明できますよ」という状況が分かりやすいと思います。
learn English と learn in English の違いも同じ
「I learn English.」は「私は英語という言語を学んでいます」という意味です。
「I learn in English.」は「私は英語で学んでいます」になります。
が、この場合は何を英語で学んでいるのかは言及されていません。
英語でスペイン語を学んでいるかもしれないし、英語でバスケットの勉強をしているのかもしれません。
あくまで「in English(英語という手段で)」を示しています。
比較例文
以上のことを踏まえて例文を見てみます。
A. I speak English.
B. I can speak English.
C. I can speak in English.
D. I can sing in English.
E. What language do they speak in Canada?
Aは「英語を話す」で、英語話者を意味します。
Bは「英語を話すことができる」で、英語を話す能力があることを意味します。
Cは「英語で話すことができる」で、英語という言語を使って話せることを意味します。
Dは「英語で歌うことができる」で、英語の歌を英語で歌えることを意味します。
Eは「カナダでは何語が話されていますか?」で、カナダのメインの言語(第一言語)を聞いています。
普段の言語は現在形、話す能力は助動詞か in が挟まります。
日本語に置き換えると分かりやすくなる
微妙な違いですが、日本人に置き換えると、より分かりやすくなります。
日本人は「日本語を話す(speak Japanese)」のであって、「日本語を話せる(can speak Japanese)」とは言いません。
「日本人は日本語を話せるんですよ」と言ったら違和感しかありません。
また、日本語で話せる(speak in Japanese)とも言いません。
仮に「Can you sing in Japanese?(日本語で歌を歌えますか?)」と聞かれたら、「そら日本人だからね」となります。