何故英語の勉強には「目標設定」が必要なのか【小さな目標と最終目標】

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英語学習に目標が必要な理由

 

よく「英語学習には目標が必要」と言われます。

 

 

では、何故必要なのかというと、勉強の方向性を決めるのに必要だからです。

 

 

 

例えば、「英語を勉強したい」は「運動したい」と言うのと同じです。

 

 

「何故運動したいのか」という理由によって、運動の内容が変わってきます。

 

筋肉を付けたいなら筋トレ、痩せたいなら筋トレや有酸素、運動不足解消なら軽めの運動からなど。

 

 

 

それと同じで、「何故英語を勉強したいのか」や「英語を勉強してどうなりたいか」を明確にしないと、勉強内容の軸がブレてしまいます。

 

受験生は受験に向かって勉強している

 

受験生は目標の高校や大学に受かるために勉強しています。

 

 

それが「目標」の最も分かりやすい例です。

 

 

そのために、共通テスト対策や個別の学校ごとの対策など「合格するために必要な勉強に集中する」ことになります。

 

それが勉強の方向性です。

 

 

 

そして、受験生が塾に行く理由は、その方向性に沿った勉強をプロに教えてもらうことで、合格という目標を効率的に達成するためだと言えます。

 

 

目標はモチベーションの維持にもなる

 

誰しも英語を勉強しようと思ったキッカケがあるはずです。

 

 

そのキッカケを意識することがモチベーションに繋がります

 

 

 

私の場合は「字幕なしで洋画・海外ドラマを観たい」や「英語でゲームをプレイしたい」、「英語で会話ができるようになりたい」などが始まりでした。

 

 

これらをひっくるめると「英語という言語を理解し使えるようになる」に行きつきます。

 

その目標は今でも変わっていません。

 

 

 

そして、その目標に向かって勉強していると、少しずつ英語が理解できるようになってきます。

 

 

その「理解できるようになってきた」という成功体験がモチベーションの維持に繋がります。

 

 

これはブレイクスルーと言われるものでもあります。

 

 

小さな目標と最終目標を決める

 

目標には、小さな目標(短期的な目標)と最終目標があります。

 

 

小さな目標の例を挙げると、

英単語帳を1冊終わらせる

 

英語の小説を1冊読む

 

超簡単なフレーズをいくつか自然に言えるようにする

 

既に学んだ教材を復習する

など、比較的短いスパンで行える勉強です。

 

 

これをいくつも積み上げていきます。

 

 

 

最終目標は、先述した「英語を勉強してどうなりたいか」です。

 

受験生で言えば、目標の学校に受かることに当たります。

 

 

最終目標の例

英語を使う仕事に就く

 

TOEICで900点以上を取る

 

英検1級に受かる

 

英語圏の人と自然に会話ができる

 

字幕なしで洋画や海外ドラマを観ることができる

 

これは英語を学ぶキッカケとなったことを達成した状態です。

 

 

 

ダイエットに例えると、「小さな目標は1ヵ月で1キロ痩せる」で「最終目標は10キロ痩せる」

 

そして、「10キロ痩せた」が目標を達成した状態になります。

 

目標で勉強の方向性が変わる

 

目標を定める大きな理由の1つが、目標によって勉強の内容が変わることです。

 

 

発音を良くしたい → 発音記号の勉強や発音の練習

 

英語を聞き取れるようになりたい → リスニングの勉強

 

英会話ができるようになりたい → スピーキングとリスニングの練習

 

TOEICで高得点を取りたい → TOEIC用の教材を使ったTOEIC対策

 

このように、「英語を勉強してどうなりたいか」によって、メインとする学習内容が変わります

 

 

何より、目標を明確化しないと、勉強の軸がズレて非効率になります。

 

「TOEIC高得点 = 話せる」とは限らない理由

 

たまに「TOEIC高得点なのに話せない」などの話題が出ることがあります。

 

 

そもそも、TOEICで高得点を取ることと、英語を話すスキルは全くの別物です。

 

 

TOEICで高得点を取るためにスピーキングの練習をする必要はありません。

 

 

TOEICで高得点を取れて話せる人は、「TOEICで高得点を取れる能力+英語を話す能力」を持っている人です。

 

 

 

つまり、TOEICで高得点を目指す人と、英語を話せるようになりたい人の勉強の優先順位は異なることになり、これが方向性の違いでもあります。

 

日本語ペラペラと読み書きの違い

 

海外出身の方で、とても流暢な日本語を話せる人でも、小学校レベルの漢字が読めないことが多々あります。

 

 

日本人からすると、「ここまでペラペラなのに、これは分からないのか」という発見があります。

 

 

これでも同様で、話す能力と読み書きの能力は異なることになります。

 

目標と勉強内容の見つけ方

 

先述のように「勉強をしようと思ったキッカケ」を思い出すことが目標を見つけたり、何を勉強すれば良いのかのヒントにもなります。

 

 

 

しかし、勉強している中で、何をすれば良いのか分からなくなることがあります。

 

 

その場合は、「英語の1記事を読む」「知らない単語を10個覚える」「日本語でもよく使うフレーズを覚える」「毎日英語日記を書く」などの小さな目標を処理していくことがおすすめです。

 

 

 

いわゆる「英語ができる人」は英語の四技能(読む・書く・聞く・話す)の能力が平均して高い傾向にあります。

 

言語というものは様々なスキルが絡み合っているからです。

 

 

そのため、どんな勉強でも英語力の底上げに役立ちます

 

 

よって、英語学習の路頭に迷ったら、短期的な目標をこなしたり、復習をガッチリやるのも1つの手です。

 

そもそも英語学習に目標がない人

 

何かを目指しているわけではなく勉強している」という方もいます。

 

 

おそらく、その方たちは英語を勉強すること自体に意味があるのだと思います。

 

 

 

他にも、ランニングをやっている人の中には「走ることが楽しい」という人がいます。

 

 

それはランニングをして何かになりたいわけではなく、走ること自体に楽しみを感じている状態です。

 

 

 

それと同じで、何かを目指して英語を勉強しているわけではなく、英語学習自体が楽しいと感じる方もいます。

 

 

 

それらはある意味、最強のモチベーション維持の方法です。

 

 

英語学習の挫折率は8割以上と言われており、そもそも続けること自体が難しいのです。

 

 

まとめ

 

・英語学習の目標は「勉強の方向性」と「モチベーション維持」に必要

 

 

・「何故英語を勉強したいのか / 英語を勉強してどうなりたいか」を明確にし、それに沿った学習を進めることで効率的になる

 

・目標によって勉強の内容が変わる

 

 

・英語学習をしたいと思ったキッカケを意識することで、目標や学習内容が定まる

 

・小さな目標(短期的な目標)と最終目標を意識

 

 

・英語学習に迷った場合は短期的な目標をこなしたり復習をガッチリやるのもおすすめ

 

 

 

少し内容は被りますが、勉強の方向性と内容に関しては「「英語の勉強」は何をすればいい?目標と目的の重要性【英語学習とは何か】」の記事と合わせてご覧ください。