【例文で学ぶ】「There is 構文」の文の種類と時制を全解説【疑問・否定・未来・完了形】

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There is 構文の訳し方と使い方

 

There is 構文(There 構文)」は「~がある」や「~がいる」と訳され、「物や人などの存在」を示す構文です。

 

 

 

そのため、この「be動詞」は「~である」という「状態」ではなく、「(物が)ある」や「(人が)いる」という意味で使われています。

 

 

そして、5文型に当てはまらない(5文型に分類できない)特殊な構文の1つです。

 

※第1文型の派生と言われることもあります

 

 

 

後ろには名詞が置かれ、名詞が複数形の場合は「There are」の形になります。

 

 

また、この「There」は文構造上の主語であり、後ろに置かれる名詞が本当の主語に当たります。

 

 

例文

There's a good restaurant nearby.

 

近くに美味しいレストランがあります。

 

 

There's a book on the table.

 

テーブルの上に本があります。

 

 

There are many people in the park.

 

公園に沢山の人がいます。

 

 

There are three students in the classroom.

 

教室に3人の生徒がいます。

 

 

過去形の場合は「~があった / ~がいた」となります。

 

例文

There was a big earthquake last night.

 

昨夜、大きな地震がありました。

 

 

There were two cats in the yard yesterday.

 

昨日、庭に猫が2匹いました。

 

There is 構文の疑問文

 

疑問文の場合は「~がありますか? / ~がいますか?」となります。

 

例文

Is there a problem?

 

何か問題がありますか?

 

 

Are there any questions?

 

何か質問はありますか?

 

 

Are there any restaurants nearby?

 

近くにレストランはありますか?

 

疑問詞は文頭に置く

 

疑問詞が続く場合は、他の疑問文と同じように文頭に疑問詞が置かれます。

 

例文

What is there?

 

何がありますか?

 

 

Who is there?

 

誰がいるの?

 

 

How many people are there?

 

何人いますか?

 

There is 構文の否定文は2種類

 

否定文は「There isn't」と「There is no」の2パターンあります。

 

 

大体の場合に「not any = no」と言い換えられます。

 

 

どちらも言っていることは同じですが、「no」の方が「~はない」と断定的な印象があります。

 

 

例文

There isn't any other way.

 

There is no other way.

 

他の方法はありません。

 

 

There weren't any problems.

 

There were no problems.

 

何も問題はなかった。

 

 

There's no one who can speak Japanese.

 

日本語を話せる人がいません。

 

 

There is no reason to blame her.

 

彼女を責める理由はありません。

 

There is nothing

 

There is nothing ~」の形で「~が何もない」になり、意味的には「There is no」と同じです。

 

 

 

後ろには「to do」や「SV(主語+動詞)」が置かれます。

 

例文

There's nothing to worry about.

 

心配することは何もありません。

 

 

There is nothing I can do.

 

私にできることは何もありません。

 

 

There is nothing to be afraid of.

 

恐れるものは何もありません。

 

「There's no +ing」の意味

 

There's no +動詞のing」になると、「~することはできない」という決まったフレーズになります。

 

例文

There's no turning back.

 

後戻りはできない。

 

 

There's no denying it anymore.

 

もう否定できない。

 

 

There is no smoking here.

 

ここは禁煙です。

 

※直訳は「ここでタバコを吸うことはできない」

 

There is 構文の未来形は2種類

 

未来形は「There is going to be」または「There will be」の形になり、「(未来に)~がある」となります。

 

 

 

また、文脈によっては「~があるだろう / ~がいるだろう」と訳した方が自然になります。

 

 

例文

There's going to be a meeting tomorrow.

 

There will be a meeting tomorrow.

 

明日ミーティングがあります。

 

 

There is going to be a storm tonight.

 

There will be a storm tonight.

 

今夜、嵐が来るだろう。

 

 

There will be a lot of tourists this summer.

 

今年の夏は多くの観光客が来るだろう。

 

※直訳は「今年の夏は多くの観光客がいることになるだろう」のイメージ

 

未来形の否定文と疑問文

 

否定文は「(未来において)~がない」、疑問文は「(未来において)~はありますか?」となります。

 

 

例文

There isn't going to be a meeting.

 

ミーティングはありません。

 

 

There won’t be a second chance.

 

2度目のチャンスはありません。

 

 

There won’t be anyone at home tomorrow.

 

明日、家には誰もいません。

 

 

Will there be a meeting on Friday?

 

金曜日にミーティングはありますか?

 

 

Is there going to be a collaboration?

 

コラボはありますか?

 

「There's going to be」と「There will be」の使い分け

 

「There's going to be」と「There will be」の使い分けは「be going to」と「will」と同じです。

 

 

be going to」は「既に決まっている感」があるのに対し、「will」は未来の予定や「~だろう」という推測が含まれています。

 

 

 

先ほどの「There's going to be a storm.」は、遠くの空が暗かったり何らかの予兆があるなど、根拠があって「嵐が来るだろう」と考えています。

 

 

 

一方、「There will be a storm.」は日本語の「~しそう」に近く、「be going to」ほど明確な根拠はないけど「嵐が来そう」と感じています。

 

There is 構文の完了形

 

完了形は「There has been / There have been」の形になり、「(最近よく)~がある」や「~したことがある」という意味になります。

 

 

例文

There have been a lot of complaints lately.

 

最近、多くの苦情があります。

 

 

There have been several problems with the new system.

 

新しいシステムにいくつか問題が出ています。

 

 

Have there been any changes?

 

何か変化はありましたか?

 

 

Is this the first time there has been an accident in this industry?

 

この業界で事故があったのは初めてですか?

 

完了形の否定文

 

否定文は「There hasn't been」と「There has never been」の2パターンあります。

 

 

これは現在形の否定文「There isn't」と「There is no」の完了形バージョンと考えると分かりやすいと思います。

 

 

例文

There hasn’t been any news about this movie.

 

この映画についてのニュースがありません。

 

 

There's never been an accident there.

 

そこで事故が起きたことがありません。

 

 

There hasn't been a single day when it didn't rain.

 

雨が降らなかった日は1日もない。

 

過去形と完了形の違い

 

例えば、「There was an accident.」は、ただ単に「過去に事故があった」という出来事を述べています。

 

 

 

一方、「There has been an accident.」は「事故があり、その影響が現在も続いている」ことが示唆されます。

 

 

 

これは通常の過去形と完了形の違いと同じです。

 

 

過去形が「電車が止まった(けど、今はもう動いている or 今は分からない)」だとしたら、完了形は「電車が止まった(し、今も止まっている or 今も止まった影響が出ている)」のイメージです。

 

「There 助動詞 be」の意味

 

「will」以外にも、様々な助動詞と組み合わせることができ、更に完了形にすることも可能です。

 

 

基本的に「~がある / ~がいる」に助動詞の意味が乗った形になっています。

 

 

例文

There might be a problem with the system.

 

システムに問題があるのかもしれません。

 

 

There might have been a misunderstanding.

 

誤解があったのかもしれません。

 

 

There must be a reason for his behavior.

 

彼の行動には理由があるに違いない。

 

 

There must have been an angel by my side.

 

私のそばに天使がいたに違いない。

 

 

There should be more options available.

 

もっと選択肢があった方がいい。

 

 

There shouldn’t be a problem.

 

問題は無いはずです。

 

 

There would be more opportunities.

 

もっと機会があるだろう。

 

 

If I hadn’t worn my seatbelt, there would have been serious consequences.

 

もしシートベルトを着けていなかったら、深刻な結果になっていただろう。

 

 

There could have been an accident.

 

事故が起こっていたかもしれません。

 

 

There used to be a bookstore on this street, but it closed a few years ago.

 

以前、この通りには本屋がありましたが、数年前に閉店しました。

 

※There used to be → 以前は~があった(今はない)

 

「There is X +ing」の意味

 

There is 名詞 +動詞のing」は「~している名詞がある(いる)」という定型フレーズです。

 

 

文脈によっては、「(名詞)が~している」と訳しても自然になります。

 

 

例文

There are a lot of people waiting in line.

 

列に並んでいる人が沢山います。

 

 

There is a dog barking outside.

 

外に吠えている犬がいる。

 

外で犬が吠えている。

 

 

There is smoke coming from the engine!

 

エンジンから煙が出てる!

 

 

There is a child crying in the next room.

 

隣の部屋で泣いている子供がいます。

 

隣の部屋で子供が泣いています。

 

FF9の例文

There is something +ing

引用:FINAL FANTASY 9

 

There is something coming out of the ground!

 

 

「地面から何がか出て来ている!」

 

 

このように、「something」で「~している何かがある」のパターンもよくあります。

 

「There is X +過去分詞」

 

There is 名詞 +過去分詞」の形で「~された(名詞)がある」となることもあります。

 

 

こちらも「(名詞が)~されている」と訳すことができます。

 

例文

There is a book written by Hemingway.

 

ヘミングウェイによって書かれた本があります。

 

 

There is a house being built next door to us.

 

隣で家が建てられています。

 

隣に建設中の家があります。

 

「There is the 名詞」の形

 

There 構文は「新情報」に対して使われるため、「"There is a 名詞" が基本で "There is the 名詞" の形では使わない」と説明されることが多いです。

 

 

 

しかし、実際には「There is the 名詞」は普通に使われています

 

 

ただし、話し手と聞き手が既にその存在を知っている場合、または「ほら、いるよ / ほら、あるよ」というニュアンスで使われます。

 

 

例文

There is the woman we saw yesterday.

 

昨日会った女の人がいるよ。

 

この文は、「私たちが昨日会った "あの女の人" がいる」で、「どの女の人なのか」はお互いが分かっています。

 

 

または「ほら、あそこにあの女の人おるやん」です。

 

 

 

これが「There is a woman.」になると、ただ単に「女の人がいる」という新情報を述べていることになります。

 

「There is the fact that」の意味

 

別なパターンとしては「There is the fact that節」があります。

 

 

意味は「that節以下という事実がある」で、言葉のイメージとしては日本語と同じです。

 

 

例文

There is the fact that many fans didn’t get a ticket when they wanted one.

 

多くのファンが希望のチケットを手に入れられなかったという事実があります。

 

 

There is the fact that the past three years have been the hottest on record.

 

過去3年間が記録上最も暑かったという事実があります。

 

「There's + 名前」のニュアンス

 

There's + 名前」の形で「誰々がいる」となります。

 

 

これは「あ、誰々がいる」や「誰々がおるやん」のように、誰かが登場したり、誰かを発見した時のニュアンスがあります。

 

 

これは先ほどの「There is the woman」と同じパターンです。

 

 

例文

There's Sarah!

 

サラがいる!

 

 

There's John at the door.

 

ドアのところにジョンがいる。

 

FF9の例文

There is 構文の「There's + 名前」の意味とニュアンス

引用:FINAL FANTASY 9

 

There's Kuja!

 

「クジャがいる!」

 

 

まさにクジャを発見したシーンです。

 

「There seems to be」の意味

 

There seems to be」の意味は「~がある(いる)ようだ」です。

 

 

seem」の「~のように見える / と思われる」の意味から、「There seems to be = ある(いる)ようだ」となります。

 

 

 

後ろに置かれる名詞が単数だとThere seems to be」、複数形は「There seem to be」になる点に注意します。

 

 

例文

There seems to be a problem with the printer.

 

プリンターに問題があるようです。

 

 

There seems to be someone at the door.

 

ドアのところ(玄関)に誰かいるようです。

 

 

There seem to be many people waiting outside.

 

外で待っている人が沢山いるようです。

 

 

There seem to be two options.

 

選択肢は2つあるようだ。

 

(引用:ウィズダム英和辞典 第4版)

 

「There +動詞」の意味

 

There +動詞」で「存在」を表すことがあります。

 

 

その代表格が「There lived(~が住んでいた)」と「There remain(~が残っている)」です。

 

 

例文

Long ago, there lived a wise old man in the mountains.

 

昔、山奥に賢い老人が住んでいました。

 

※主に物語などで使われる表現

 

 

There remains one final challenge.

 

最後の難関が1つ残っている。

 

※one final challenge は単数なので「remains」

 

 

There remain only a few mysteries.

 

謎は少ししか残っていない。

 

※mysteries と複数形なので「remain」

 

まとめ

 

・「There is 構文」は「~がある」や「~がいる」と訳し、「存在」を示す表現

 

・後ろには名詞が置かれ、その名詞が複数形の場合は「There are」になる

 

・There は文構造上の主語で、真の主語は後ろの名詞

 

 

 

・疑問文は「Is there +名詞」の形で「~はありますか? / ~はいますか?」

 

・疑問詞の場合は「疑問詞 is there?」の形

 

 

 

・否定文は「There isn't」と「There is no」で、「no」の方がより断定的に「~はない」と言っている印象

 

・「There is nothing」は「~が何もない」で、後ろには「to do」や「SV(主語+動詞)」が続く

 

・「There's no +動詞のing」は「~することはできない」という意味の決まったフレーズ

 

 

 

・未来形は「There is going to be」か「There will be」で、「(未来に)~がある」と訳す

 

・否定文は「(未来において)~がない」

 

・疑問文は「(未来において)~はありますか?」

 

・文脈によっては「~があるだろう / ~がいるだろう」などになり、日本語訳は少し変わる

 

 

 

・完了形は「There has been / There have been」の形で、「(最近よく)~がある」や「~したことがある」の意味

 

・否定文は「There hasn't been」と「There has never been」の2パターン

 

 

 

・「There 助動詞 be」は、「~がある / ~がいる」に助動詞の意味が乗った形

 

 

 

・「There is 名詞 +動詞のing」は「~している名詞がある(いる)」で、「(名詞)が~している」とも訳せる

 

 

・「There is 名詞 +過去分詞」は「~された名詞がある(いる)」で、「(名詞)が~されている」とも訳せる

 

 

 

・「There is the 名詞」は「話し手と聞き手が既にその存在を知っている場合」や「ほら、いるよ / ほら、あるよ」というニュアンスで使われる

 

 

・「There is the fact that節」は「that節以下という事実がある」

 

 

 

・「There seems to be」は「~がある(いる)ようだ」です。

 

・後ろに置かれる名詞が「単数 → There seems to be」、「複数 → There seem to be」

 

 

 

・「There +動詞」は「存在」を表す

 

・「There lived(~が住んでいた)」、「There remain(~が残っている)」

 

 

 

他に「There is」を使ったフレーズには「There's no way」があります。