There 構文が「~している」の意味になるとき
「There 構文(There is 構文)」は「~がある」や「~がいる」と訳され、「存在」を示す時に使われます。
しかし、「There is X +動詞のing」の形になるときは「Xが~している」と訳されます。
There's a man waiting for you at the restaurant.
この文の意味は「男性がレストランであなたを待っている」です。
「レストランであなたを待っている男性がいる」としても意味は通じますが、文法的な役割は異なります。
新情報を示す「There 構文」
文法的には、存在を示す「There 構文」ではなく、新情報を示す役割を果たしています。
そして、「名詞が分詞している」と解釈され、There is は訳出されません。
そこから、例文1では「男性が待っている」という訳が適切になり、「a man」が新情報かつ主語的役割に当たります。
例文2
There's a dog barking outside.
この文も「外に吠えている犬がいる」ではなく「外で犬が吠えている」の方が適切です。
この There 構文は、「犬という存在」がいることを示しているのではなく、「犬に焦点」を当てて、「その犬が何をしているのかを示す」と考えると分かりやすくなると思います。
例文3
There's someone watching us.
考え方は同じで「someone が watch している」となり、「誰かが私たちを見ている」と訳します。
状況的には「"誰かが見てるんだけど" と気付いた時」などが考えられます。
「誰かが見ているという動作」を示す場合は「Someone is watching us.」になります。
「There is X 過去分詞」の形
「There is X 過去分詞」の形になると「Xが~されている」と訳されます。
There's a window broken in this room.
この部屋の窓が1つ割れている。
「名詞+分詞」の考え方は同じで、「a window broken = 窓が割られている」です。
もし「割れた窓がある」と存在を強調したい場合は「There's a broken window in this room.」となり、形容詞「broken」を使った方が自然になります。
例文2
There's a car parked in front of my house.
家の前に車が停まっている。
日本語でも「家の前に停まっている車がある」は「停まっている車がある」ことを強調しています。
一方、「家の前に車が停まっている」は「車が停まっていること」に焦点が当てられています。
それと同じように、英語でも微妙な違いがあります。
例文3
There's nothing written here.
ここに何も書かれていない。
「ここに書かれているものはない」よりも「ここに何も書かれていない」の方が自然です。
簡単に言うと「何も書いてない」です。
まとめ
・「There is X +動詞のing」は「Xが~している」と訳される
・「There is X +過去分詞」は「Xが~されている」と訳される
・文法的には「存在」を示すのではなく、新情報として「X」に焦点を当てた主語的役割にしている
・「名詞が分詞している」と解釈され、There is は訳出されない