「What's wrong with you?」と「What's wrong?」は似ているようで大きな違いがあります。
そのため、使い方に注意な必要なフレーズです。
この記事では、それらの違いと考え方を見ていきます。
What's wrong? と What's wrong with you? の意味と違い
「What's wrong?」は「どうしたの?」や「大丈夫?」という意味で、相手を心配するフレーズとしてお馴染みです。
一方、注意すべきなのは「What's wrong with you?」です。
これは、
・頭おかしいのか?
・君大丈夫?
・いったい何を考えているんだ?
・何なんだお前は
などのように、攻撃的なフレーズになってしまいます。
なぜ違う意味になるのか
「wrong」は「調子の悪い」という意味の形容詞として使われています。
そこから、「What's wrong?」は「何か調子悪いの? = 大丈夫?」となります。
それに「with you」が付くことで「調子が悪い原因があなたにある」ことになります。
例えば、「Something is wrong with the car.」という文。
意味は「車の調子がどこかおかしい」です。
つまり、「おかしいのは車」です。
そう考えると、「What's wrong with you?」が「お前大丈夫か?」と悪い意味の大丈夫になってしまう理由が分かりやすくなると思います。
まとめ
・「What's wrong?」の意味は「どうしたの?」や「大丈夫?」
・「What's wrong with you?」の意味は「お前大丈夫か?」という攻撃的なフレーズ
・「Something is wrong with the car.(車の調子がおかしい)」という文は「おかしいのは "with the car"」と考えると分かりやすい