英単語帳は少しずつレベルアップさせていくのが効率的です。
では、2冊目、3冊目に移行するタイミングはいつでしょうか。
結論から言うと、「現在使っているものをきちんと終わらせてから」です。
英単語帳の2冊目よりも1冊を仕上げる方が先
・初めて英単語帳というものを使う
・その単語帳を初めて使う
・覚えていない単語がまだ残っている
このような方は、すぐに2冊目に手を出してはいけません。
2冊目に移行するタイミングは、1冊目をキチンとやり終えてからです。
特に受験生でよくあるのが、「先に進むことに意識が向きすぎて、1冊目をやり終えていないのに2冊目に手を出す」です。
その結果、基礎が曖昧になり、その後の学習も非効率になってしまいます。
何より、1冊目を完成させていない状態で2冊目に進んでも、意味がありません。
単語帳は覚えるためのものなのに、内容を覚えていないのでは本末転倒です。
よって、まずは1冊を仕上げるという意識が大事であり、それによりその後の学習にも影響してきます。
1冊を完成させて初めて次へステップする土台になります。
これは「1冊の英単語帳を完璧にする使い方はメリットだらけ!」でも書いたように、1冊を仕上げることで様々なメリットが生まれます。
2冊同時並行は効率的か
以上のことから、英単語帳を2冊同時並行するのはあまりおすすめはしません。
ただし、既に8割以上覚えていたり、復習用になっている英単語帳の場合は、2冊同時または複数同時に使うのはおすすめです。
理由は3つあります。
・復習なので負荷が軽い
・新規で覚える単語が少ない
・単語を違う用法で周回できる
言語は使わないと忘れていくので、使い古した単語帳でも定期的に周回することでプラスになります。
また、8割以上覚えた単語帳も、残り2割に集中すれば良いので、負荷が軽いです。
よって、だいたい覚えた単語帳や復習用の単語帳を複数冊同時並行で行うのは効率的な勉強法の1つです。
それと、各単語帳の掲載単語は被っているものが多いですが、同じ例文はありません。
つまり、違う使われ方をしている単語を周回させることで、頭への刺激になります。
単語帳のレベルを少しずらす
同じレベルの単語帳を同時に使うのではなく、単語帳のレベルを1つずらしておくのもおすすめの使い方です。
例えば、中学英語の単語帳2冊ではなく、中学英語と高校英語の2冊を使います。
そうすることにより、少し幅を広げられるのと、マンネリ化も防ぐことができます。
近いレベルの単語帳は被る単語も多いので、復習とレベルアップのバランスが良くなります。
使い方としては、1日にやる量を決めて、毎日行います。
例えば、単語帳Aを10ページ&単語帳Bを10ページを1日分と決めたら、それを毎日やります。
目的の違う教材を同時に使う勉強法
用途の違う教材をローテーションさせていく勉強法も幅広く学ぶことができます。
例えば、
・文法書
・フレーズ集
・TOEIC用教材
・英会話や独り言
・長文読解や多読
・発音練習
・洋画や海外ドラマ
など、目的の違う教材や勉強法を複数個、1日の学習ローテーションに組み込みます。
重要なポイントは、「今は何の技能を伸ばすためにやっているか」を意識することです。
この勉強法のメリットは、英語の能力を全体的に底上げできる点です。
英語能力というものは、それぞれの技能が絡み合っているので、様々な角度から勉強することで「英語力そのもの」を鍛えることができます。
英文法書を複数同時に使う勉強法
複数の英文法書を同時に使うのもおすすめです。
これは1日に同じ単元をやるのではなく、1日(または2日)ずらします。
【1日目】
・文法書Aで時制を学ぶ
【2日目】
・文法書Aで助動詞を学ぶ
・文法書Bで時制を学ぶ
【3日目】
・文法書Aで受動態を学ぶ
・文法書Bで助動詞を学ぶ
・
・
このように、前日の復習を別の文法書で行う方法です。
メリットは、学んだ文法を別の例文で学べることと、2つの解説を読むことにより理解が深まることです。
特に総合英語は似たような構成になっているので、楽に行えます。
まとめ
・まずは1冊目を仕上げる
・復習や8割以上覚えた単語帳の複数同時並行はおすすめ
・目的の違う勉強法でローテを組んで英語力を全体的に上げる
・2冊の文法書を使って学習と復習ローテ
英語力の底上げという点では「【レベル別】おすすめ英単語帳7選|例文・英文・会話形式で学ぶ」にあるような形式だと1冊で様々な使い方ができるので、ローテに組み込みやすくなります。