英単語帳は何周すべき? 周回のやり方と100周で得られるもの

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英単語帳の周回数

 

単語帳は基本的に周回して使います。

 

 

では、何周すべきかと言うと「覚えるまで」と「使えるようになるまで」です。

 

正確に言うなら「その単語帳の例文やフレーズが頭に浮かぶようになるまで」になります。

 

 

そして、例文の音声が頭で流れるぐらい音声も聞きます

 

その状態になって初めて「その単語帳を完璧にマスターした」と言えます。

 

 

よって、結論は「必要な周回数は人によって違う」になります。

 

何故なら、人によって単語帳をマスターするまでの時間が違うからです。

 

 

次は周回のやり方の一例と詳細を見ていきます。

 

周回の仕方

 

いつもおすすめしているのが例文・英文形式の単語帳なので、今回はそれを例に周回の流れを見ていきます。

 

周回の例

 

1周目は単語の意味、例文の意味、発音の確認

英文を見ずに音声を聞き、聞き取れなかった部分を確認

まずは理解重視

 

 

2周目は例文を読んで意味が取れるか確認します

音声も聞いてリスニングできるかも確認します

1度見ている分、1周目と比べて掛かる時間が減ります

 

 

3周目になると、覚えているものと覚えていないものの二極化が進みます

覚えていない単語、または曖昧な単語を意識的に覚えていきます

 

 

4周目はまだ覚えられていないものだけを抜き出して覚えます

 

 

5周目は最初から最後まで総復習をします

 

例文を読んで意味が分かる

音声を聞いて例文の意味が分かる

掲載されている単語をだいたい覚えた

 

 

第一段階終了

 

 

この周回数はあくまで目安です。

 

1周目の工程を3~5周くらいやっても、最初から単語を抜き出してもいいです。

 

最終的に「例文を読んで意味が分かる+リスニングできる+単語の意味が答えられる」状態になるのを目標にします。

 

 

重要なのは、ただ単語だけを覚えるのではなく「例文や単語のかたまりごと覚える」ことと「何周もすること前提」であることです。

 

 

ここまでは先述の「覚えるまでの周回」に当たります。

 

第二段階は「使えるまで」周回する

 

第二段階は「使えるまで」周回します。

 

使えるとはどういうことかと言うと、「見て意味が分かる」ではなく「それを使ってスピーキングや英作文ができる」ことを指します。

 

 

もちろん、例文をそのまま使える場面は多くないので、例文の一部分を継ぎはぎするイメージです。

 

一見大変そうに聞こえますが、先述の「周回の例」のような勉強法を行うと、それも楽になります。

 

 

これは英単語帳を何周もし、何度も音声を聞いた人なら経験があるかもしれません。

 

覚えたフレーズや1つの英語のかたまりが自然と口から出てきたり、音声が頭に残っているおかげでリスニングが簡単にできたり。

 

 

それは英語を英語のまま理解することに繋がります

 

そして、そのような状態に持って行くのが「使えるようになるまでの周回」です。

 

使えるようになるための練習方法

 

使えるようになるための周回方法は、覚えるための周回方法とは少し異なります。

 

特に効果的なのが「日本語訳を見て英訳してみる」です。

 

 

最初に単語を覚える場合は「例文→日本語訳」の順番で進めていきます。

 

一般的な教材の構成もそのようになっており、日本語の意味が赤シートで隠せるようになっているものがその典型です。

 

 

それとは逆に「日本語訳を見て例文を答える」ことをやります。

 

この時も単語の意味だけを考えるのではなく、例文や1つのかたまりごと答えるのがポイントです。

 

イメージ的には日本語を見て英訳する瞬間英作文に似ています。

 

 

これを実践してみると、英語→日本語訳はできても、日本語→英訳が全然できないということが多々あります。

 

こちらの方が負荷が高いため、最初は周回するのに時間が掛かります。

 

 

 

そして、そこから更に発展させたのが「例文を応用させる」です。

 

例文の単語を入れ替えたり、時制を変えたり、否定文・疑問文にしてみたり、オリジナルの文を作っていきます。

 

 

この時、本を見ながら行うのではなく、頭で英文を組み立てながら実際に話しているように口から出すと効果的で、頭に残りやすくなります。

 

これを繰り返すことにより、自然と文を作れるようになってきます。

 

英単語帳100周の効果

 

よく単語帳100周が話題に上がります。

 

100周もやると、先述の「使えるようになる状態」や「英語を英語のまま理解できる状態」に近づけることができます。

 

それが単語帳100周の効果です。

 

 

もちろん、これも目安であって、「そうなるためにはそのくらいの努力が必要」という例として区切りの良い100が使われています。

 

当たり前ですが、100周やったからと言って、必ずそうなるとは限りません。

 

中には100周では足りないから1冊500周、1000周やるという猛者の方もいます。

 

まとめ

 

・英単語帳を何周すべきかは人によって異なる

 

・英単語帳は「覚えるまで」周回する

・最終目標は「使えるまで」周回する

 

・覚える周回方法と使える周回方法は異なる

 

・100周は使える状態になるための目安

・身になるまで周回を続ける努力が必要

 

 

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