提案を意味する could の使い方
could は提案や申し出をする時によく使われます。
例えば、相手が目的地までどうやって行こうか迷っている時。
「You could take the train.」と言えば、「電車で行くのはどうですか?」となります。
言い換えるなら「電車で行くこともできるけど」になります。
また、「I could help you.(私が手伝いましょうか?)」のように、自分が何かをする提案をすることもできます。
こちらも「手伝うことができるけど」というイメージになります。
「could」が提案を表す理由
何故このような意味になるのかというと、この「could」は仮定法として使われているからです。
そこから、「仮に~するのはどうですか?」のような軽い提案を表すことになります。
あくまで「~することもできますよ」という仮の話なので、押し付けがましくなく、強制でもありません。
一方、「should」も相手への提案を表しますが、sould の方が「した方が良いよ感」が強くなります。
お互いがやる場合は「We could」
お互いに何かをする場合は「We」が使われます。
A「What do you want to do today?」
B「We could see a movie.」
↓
A「今日は何する?」
B「映画を見に行くのはどう?」
このように、自分+相手を含めた提案をすることもできます。
could の他の用法と間違わない理由
could には、能力・可能、可能性、依頼・許可、比喩的表現など、多くの意味があります。
そこで心配なのが、「提案をする could と他の用法を間違うのでは?」という点です。
提案の could に関しては、ほぼ必ず会話の流れがあります。
唐突に何かを提案する人はいません。
よって、文脈や物事の流れで「~はどう?」や「~したら?」が判断可能になります。
これは日本語と同じです。
ただし、実践でパッと言えるか、または理解できるかとなると、難しいのが正直なところです。
とにかく沢山英語に触れ、様々な文章を見聞きして慣れるのが一番です。
提案の could の例文
You could read this book.
→この本を読むのはどうですか?
You could give her flowers.
→彼女に花をあげるのはどうですか?
You could ask him out.
→彼をデートに誘ってみるのはどうですか?
We could eat pasta.
→パスタを食べるのはどう?
We could go for Chinese food.
→中華料理を食べに行くのは?
We could get some lunch or something.
→お昼を食べるか何かどう?
"Naomi likes to show off her perfect figure. I wish I were thin like her. I envy her."
"You could go on a diet."
↓
「ナオミは自分の完璧なスタイルをひけらかしたがる。私も彼女みたいに痩せていればなあ」
「ダイエットすれば」
(引用: DUO3.0)
まとめ
・「could」は「~するのはどうですか?」という、控えめな提案や申し出として使える
・この「could」は仮定法で、「仮に~してみるのはどうですか?」のニュアンスになる
・自分がやる場合は「I could」、誰かと一緒にやる場合は「We could」になる点に注意
・「should」も「~した方がいいよ」を表せるが、「could」の方が控えめ
他の控えめな提案を表すフレーズには「You might want to ~」もあります。
→相手への提案を意味する「You might want to」の使い方