be sure to do と be sure of doing の意味の違い
「be sure to do」と「be sure of doing」は、どちらも「~することを確信している」と訳されます。
しかし、この2つは「確信している人」が異なります。
まず、「be sure to do」は「主語が~すると "話し手が" 確信している」という意味です。
Nick is sure to win the race.
→ニックがレースに勝つと確信している。
この文は「(話し手が)ニックがレースに勝つだろう」と思っています。
例えば、Aさんがこのセリフを言ったとしたら、「Aさんが確信している」ことを意味しています。
簡単に言い換えると「ニックがレースに勝つだろうとAさんは考えている」になります。
一方、「be sure of doing」は「"主語が" ~すると確信している」になります。
Nick is sure of wining the race.
→ニックはそのレースに勝つと確信している。
この文は「ニックがレースに勝つとニック自身が確信している」という意味になります。
違いと訳し方
違いと訳し方をまとめると、
・Nick is sure to win the race.
→ニックがレースに勝つと(私 / 話し手が)確信している。
→ニックはきっとレースに勝ちます(と話し手が考えている)。
→彼の勝利を確信している。
・Nick is sure of wining the race.
→ニックはレースに勝つことを確信している。
→レースに勝つとニック自身が確信している。
→ニックは勝利を確信している。
となります。
その他の例文比較
Sarah is sure to pass the exam.
→サラはきっと試験に合格する(と話し手は確信している)。
Sarah is sure of passing the exam.
→サラは試験に合格すると(サラ自身が)確信している。
「be sure that節」で言い換える
以上の2つを「be sure that節」で言い換えることができます。
Nick is sure to win the race.
↓
I'm sure that he will win the race.
→私は彼がレースに勝つと確信している。
Nick is sure of wining the race.
↓
Nick is sure that he will win the race.
→ニックはレースに勝つと確信している。
構造的には「主語は確信している + that節以下だろうということを」となり、こちらの方が直感的に分かりやすくなります。
主語が「I」と「You」の場合はほぼ同じ意味
「I'm sure to do」と「I'm sure of doing」、「You're sure to」と「You’re sure of doing」は意味的にはほぼ同じです。
I'm sure to win the game.
I'm sure of winning the game.
→私は試合に勝つと確信している。
You’re sure to pass the exam.
You’re sure of passing the exam.
→あなたはきっと試験に合格するだろう。
意味的にはほぼ同じですが、どちらかというと「I'm sure to」と「You're sure to」の形の方が一般的です。
まとめ
・「be sure to do」は「主語が~すると(話し手が)確信している」
・「be sure of doing」は「主語自身が~すると確信している」
・「主語 be sure that節」の形で「主語が~だと確信している」と言い換えられる
・主語が「I / You」の場合は「to do」と「of doing」はほぼ同じ意味になり、どちらかと言えば「to do」の方が一般的