hard to beat の意味と使い方
「beat」の意味は「(~に)打ち勝つ」や「~に勝る」などです。
よって、「hard to beat」で「勝つのは難しい」となります。
しかし、これは文字通りの意味です。
それ以外にも「一番」や「勝るものがない」、「素晴らしい」という意味の口語的な表現もあります。
これには2つの使い方があります。
目的語を置く使い方
1つは目的語を取る形です。
It's hard to beat vanilla ice cream.
→バニラ味のアイスが一番
この文は「(他の味が)バニラに勝つのは難しい = バニラに勝るのもが無い = バニラが一番」となります。
使い方は「It's hard to beat ~」の形になりますが、会話では主語を省略した「Hard to beat ~」の形で使われることもあります。
主語に置く使い方
2つ目は「主語 + be 動詞 + hard to beat.」の形です。
Plain Vanilla ice cream is hard to beat.
→普通のバニラアイスが一番。
このように、主語に置くこともできます。
直訳的には「普通のバニラは打ち負かすのが難しい / 打ち負かされにくい」になりますが、要は「バニラしか勝たん」です。
ベーブ・ルースの言葉
野球の神様と呼ばれるベーブ・ルースの言葉に、このようなものがあります。
「It’s hard to beat a person who never gives up.」
「決してあきらめない人を打ち負かすのは難しい」
こちらは「~に打ち勝つのは難しい」という文字通りの意味で使われています。
hard to beat の例文
It’s hard to beat a late August sunset.
→8月下旬の日没(の風景)は素晴らしい。
Hawaii sunsets are hard to beat.
→ハワイの日没は素晴らしい。
It’s hard to beat a ham and cheese sandwich!
→ハムとチーズのサンドイッチが最高!
I think internships are hard to beat.
→インターンシップに勝るものはないと思います。
2021 is going to be hard to beat.
→2021年は打ち負かされにくいだろう=2021年は最高の年だった。
This record is gonna be hard to beat.
→この記録を破るのは難しいだろう(=この記録が一番だろう)。
“Some old-fashioned things like fresh air and sunshine are hard to beat.” — Laura Ingalls Wilder
— American Forests (@AmericanForests) December 29, 2021
📷: John Shiever pic.twitter.com/o5SPKCoZyl