tacit の意味と使い方
形容詞「tacit」の意味は「暗黙の」です。
主に「tacit +名詞」の形で「暗黙の○○」となります。
ここには「言葉にはしないが同意・了解している」というニュアンスが含まれています。
tacit understandingの意味
よく使われるのが「tacit understanding」です。
意味は「暗黙の了解」で、これも「言葉には出してないがお互いが同意・了解している」ということを表しています。
There's a tacit understanding that we all do it.
みんながそれをやるという暗黙の了解があります。
tacit の覚え方も、日本語でも使われる「tacit understanding(暗黙の了解)」を一つのカタマリとして覚えておくと、頭に残りやすいです。
tacit knowledge の意味
「tacit knowledge」の意味は「暗黙知」や「経験則」と訳されます。
いずれも「経験や直感などに基づく知識」や「簡単に言葉で説明できない知識」ですが、これも「言葉に表せない知識」や「言語化が難しい知識」となります。
tacit の反対は「explicit」
「explicit」の意味は「明確な」や「明白な」です。
そこから、「explicit knowledge」は「明示的知識」や「形式知」と訳されます。
これは先述の tacit knowledge と逆で、「言葉などで表現でき、他人に伝えることができる形式化された知識」を意味します。
Explicit knowledge can be articulated and easily communicated between individuals and organizations.
明示的知識は、明確に表現され、個人や組織の間で簡単に伝達することができる。
(引用:Cambridge Dictionary)
まとめ
・形容詞「tacit」の意味は「暗黙の」
・「言葉にはしないが同意・了解している」のニュアンス
・主に「tacit +名詞」の形で「暗黙の○○」
・「tacit understanding」は「暗黙の了解」
・「tacit knowledge」は「暗黙知」や「経験則」
・逆は「explicit knowledge」で、「明示的知識」や「形式知識」と訳され、「言葉などで表現でき、他人に伝えられる形式化された知識」を意味する