prefer A to B の意味
「prefer A to B」の意味は「BよりAの方が好き」です。
「prefer A over B」の形でも使われます。
AとBには名詞か動名詞が入ります。
I prefer coffee to tea.
I prefer coffee over tea.
→お茶よりコーヒーの方が好きです。
I prefer playing computer games to watching TV.
→テレビを見るよりゲームをする方が好きです。
「prefer」は「like」とは違い、「~の方が好き」のニュアンスが含まれるため、以上のような「~よりも」の意味になります。
「prefer to do」の意味
ただ単に「~する方が好き」と言いたい場合は「prefer to do」の形になります。
I prefer to be alone.
→一人の方が(一人でいる方が)好きです。
I prefer to eat with someone.
→誰かと一緒に食べる方が好きです。
「prefer A rather than B」の意味
「prefer A rather than B」も「BよりAの方が好き」で、使い方は「prefer A to B」と同じです。
ただし、「prefer A rather than B」は、「rather than」の「~よりも、むしろ」のニュアンスが含まれており、若干強調されています。
そして、こちらは少しかたい言い方になります。
I prefer apples rather than oranges.
→オレンジよりもリンゴの方が好きです。
I prefer reading manga rather than watching movies.
→映画を観るよりも漫画を読む方が好きです。
「prefer to do rather than (to) do」の形
こちらも「prefer to do rather than (to) do」の形でも使われます。
She prefers to travel rather than stay at home.
→彼女は家にいるより旅行をする方が好きです。
I prefer to work rather than to be at home.
→私は家にいるより仕事を持ちたい
(引用:ウィズダム英和辞典 第4版)
「rather than do」と「rather than to do」は意味的には同じです。
これは「to」が省略されて「than +動詞の原形」になる、考えると分かりやすいと思います。
更に、口語などカジュアルな場面では「prefer A than B」と「rather」が省略されることもありますが、文法的に正しいのは「prefer A rather than B」になります。
まとめ
・「prefer A to B」の意味は「BよりAの方が好き」で、AとBには名詞か動名詞が入る
・「prefer A rather than B」は「~よりも、むしろ」のニュアンスが含まれていて、若干強調かつかたい言い方
・「prefer to do」だけで「~する方が好き」の意味になる
・一般的な「~が好き」を意味する「like」との違いは、「prefer」には「~の方が」のニュアンスが含まれている
「prefer」と「would prefer」の違いに関しては「"prefer"と"would prefer"の意味とニュアンスの違い」の記事をご覧ください。