おすすめ英単語帳は、例文や英文の中に重要単語と熟語が盛り込まれている形式の単語帳です。
何故なら、この形式の単語帳には沢山のメリットがあるからです。
・文脈で単語の使い方を覚えられる
・ストーリーがあり、記憶に残りやすい
・単語を覚えるのと同時に文章を読む練習になる
・リスニング練習に使える
・シャドーイング教材にできる
・英語力を総合的に上げることができる
・文法の確認になる
簡単に言うと「単語を覚えるだけではなく、英語の能力を効率的に上げることができる」で、1冊で総合的に学ぶことが可能になります。
特に英語という言語ができるようになりたい方におすすめです。
そして、受験対策の英単語帳も、この形式が取られたのが一般的になっています。
この記事では、「英語という言語の能力を上げるために役立つ英単語帳」を紹介しています。
初心者向け英単語帳4選
「初心者向け」とは、これから英語の勉強を始める方におすすめの英単語帳です。
いわゆる中学英語と呼ばれる範囲に含まれる、必ず覚えるべき基礎的な単語になります。
このレベルの単語を覚え、例文の意味を取れるようにならなければ何も始まりません。
Jump-Start! 英語は39日でうまくなる!
「Jump-Start! 英語は39日でうまくなる!」は、どちらかというと総合書です。
超基礎的な単語だけではなく、文法や発音の知識、瞬間英作文のテキストとして使うことができます。
よって、英語という言語ができるようになりたい超初心者向けになります。
こちらは個別で記事を書いているので、より詳しくは「【レビュー】瞬間英作文のおすすめ教材「Jump-Start! 英語は39日でうまくなる!」」の記事をご覧ください。
速読英単語 中学版
●教科書や過去の入試を徹底分析!
検定教科書や過去の高校入試等を徹底分析し、入試突破のために必須となる約2,300語(派生語含む)を選定しました。
単語と合わせて、押さえておきたい熟語もしっかり学習することができます。
●小学英語の復習から無理なく始められる!
レベルごとに章が分かれているので、小学英語の復習から無理なく始めることができます。単語ページは、見開きで例文も豊富に用意しています。
(引用:内容紹介)
本書は、速読英単語シリーズの超基礎編です。
中学英語レベルの英単語帳ですが、内容紹介にもある通り、どちらかというと受験向けのテキストになります。
しかし正直、このレベルは全英語学習者に必要なレベルです。
少し長めの文章(まとまった文章)を読みたい場合は、この速読英単語中学版をお勧めします。
速読英単語 入門編[改訂第3版]
★基礎固めから共通テスト突破までの重要1,400語!
基礎固めから共通テストまでをカバーする1,400語を収録。
第2版から収録語を大幅増強しています。
★英文を楽しみながら、文脈の中で自然に単語を身につける
素材は物語から入試頻出テーマまで、楽しみながら学習できる英文を厳選。
取り組みやすい長さの英文(60~120語程度)を難易度順に掲載しています。
さらに各英文には、英問英答形式の内容確認問題が付いて、単語力×速読力を強化できます。
★音声はWEBから無料提供! リスニング強化にも役立つ
英文・単語・例文の音声は各ページの二次元コードから無料で聞くことができます。
また、リスニング力強化にもつながる音声を使った学習法も掲載しています。
★単語だけでなく使える英語力を身につける
重要語は別枠のコラムで丁寧に解説。
また、ライティングやスピーキングに使える例文には発信マークが付いて、幅広い英語力が身につきます。
また、各英文は別冊で構文を詳しく解説しています。
(引用:内容紹介)
「速読英単語 中学版」よりもレベルが上がったのが本書になります。
100文字程度の文章の中に重要語彙が含まれており、英文を読む練習やリスニング練習をするのにも最適です。
また、既にある程度の基礎単語を知っているという方は、このレベルから始めてもいいと思います。
速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.4
「速読速聴・英単語シリーズ」は、入試向けというよりも「実用的な英語力」を上げるための書籍です。
ただ、本書で基礎単語を学ぶというよりも、「知っている単語がどのように使われているのかを学ぶ」という使い方の方が適しています。
また、1ページの文章の中に重要語彙やフレーズが含まれているので、リスニングの練習やスピーキングの材料など、幅広い使い方ができるのも特徴の1つです。
中級者向け英単語帳5選
「中級者向け」とは、一般的な英文を読むために必要な語彙を学べる英単語帳です。
大まかな目安としては、大学入試、TOEIC600点以上、英検準1級になります。
このレベルは、英語を学習する上で避けては通れないレベルであり、最初の壁でもあります。
また、初心者脱出かつ上級者を目指すための橋渡しでもあります。
そして、ここからは例文に使われている文法も難しくなってくるため、「英語を学ぶために求められる文法知識」のレベルも上がってきます。
大学入試レベルでは文字通り「中級」で更に上を目指す必要がありますが、日本人全体で考えると、この中級レベルの英文を読める人はあまり多くはないはずです。
DUO3.0
このレベル(TOEIC600~780/大学偏差値58~65/英検準1級)の単語帳で迷ったら、1冊目に選んでもいいぐらい優秀な書籍です。
大学入試、社会人の学習の両方で役立ち、ファンも非常に多いことで知られています。
例文の中に重要語彙が含まれている形式は「DUO形式」と呼ばれていますが、その元ネタがこのDUO3.0になります。
注意点としては、例文に使われている文法の解説はないため、分からない部分は別途調べる必要があります。
こちらは個別に比較記事を書いているので、「DUO select と DUO3.0 の違いと比較。使い方やおすすめしたい人とは」をご参照ください。
ALL IN ONE
「ALL IN ONE」は、構成やレベルがDUO3.0に近いですが、こちらは基礎的な文法の解説があります。
そのため、文法に不安のある方や、文法解説が欲しい場合は、こちらを選んでもいいと思います。
ただし、あくまで「既に文法を学んでいる前提のレベル」であることに注意です。
本書で文法も同時に学ぼうとすると挫折します。
ALL IN ONEはシリーズの1つなので、「【レビュー】英語力を総合的に上げる ALL IN ONEシリーズ の特徴と比較」の記事にまとめています。
速読英単語 必修編[改訂第8版]
・近年の入試問題(約1,000万語)を徹底分析し、入試突破に必須の約1900語を厳選しました。
これらの派生語・関連語を含めて合計約3300語を掲載。この1冊で入試に出現する単語の95%をマスターできます。
・番号付きの見出し語すべてに例文を掲載しています。英文を読むだけでなく、単語集としての学習しやすさも追及しています。
また、番号付きの単語には大学入試などでの出題頻度を示す「頻度ランク」を掲載しています。これにより、学習状況に応じて優先度をつけて単語を学習することが可能です。
・英文・単語の音声はWEBから無料で提供。各ページの二次元コードから聞くことができるので、音声を使ったさまざまな単語学習が気軽に行えます。
またイギリス英語の読み上げも聞くことができるので、共通テストなどのリスニング対策にも最適です。
・別冊の英文解説は収録されている71本分の英文の語彙、文法・構文、内容を詳しく説明。英文の確実な理解と、知識の定着を手助けします。
(引用:内容紹介)
どちらかというと大学入試向けの単語帳ですが、社会人のやり直しにも対応しています。
このレベルの単語と英文を読めるようになると、1段階レベルが上がります。
本書は様々なトピックの英文の中に単語や重要語彙が含まれており、単純に読み物としても楽しめる構成になっています。
ちなみに以前、本屋で「クイズ王(伊沢拓司さんと鶴崎修功さん)も使っていた」というポップ付きで売られていたので、見たことがある方もいるかもしれません。
速読速聴・英単語 Core 1900 ver.6
速読速聴・英単語シリーズの「Core 1900」は、実際の英語記事から英文が取られています。
そのため、英文を読む練習やリスニング練習だけではなく、時事問題を学ぶことができます。
目安としては「TOEIC600~800点、英検2級~準1級、CEFR B1」となっています。
一応、「中級」ではありますが、決して簡単ではありません。
しかし逆に、このレベルを突破することで上級への足掛かりとなるため、「1つの壁」としても目安になります。
Distinction 2000
Distinction2000は、英語系YouTuber「ATSU」さんが10人のネイティブと作った英単語帳です。
英単語を覚えるというよりも、リアルな英語を学ぶ教材としておすすめします。
例文も、より実用的な例文が使われており、特におすすめしたい方は「実践的な英語を学びたい方」です。
特に例文読み上げ音声は、アメリカ人の普通の発音をあえて使っているため、従来の教材のような教材用音声ではありません。
スロー音声も用意されています。
音声ダウンロード方法は、角川の公式HPから行います。
一応、受験や各種試験としての目安は設定してあるのですが、個人的には「リアルな英語を学ぶための教材」として、リスニングや音読などの土台として使う方が本書を活かせると思います。
上級者向け英単語帳4選
「上級者向け」とは、中級レベルの語彙はある程度学び終え、更に上を目指す方のための英単語帳です。
単語が難しいということは、文章のレベルも格段に上がってきます。
「英語の知識」が溜まっていないと、そもそも上級者向けテキストで学ぶことが難しいです。
また、このレベルになると、「そもそも英文の日本語訳が難しい」というパターンが出てきます。
しかし、このレベルを会得できれば、日本人の英語力のトップ層に食い込めます。
速読英単語 上級編 [改訂第5版]
速読英単語シリーズの一番上に位置し、難関国公立・難関私立向けのテキストになります。
見出し語は1200語、総収録語数は約2300で、単語を推測する考え方などのTIPSもあります。
本シリーズは大学入試向けですが、英語学習者なら知っておくべき一般語彙が豊富に含まれています。
それにより、社会人の方や英語学習のレベルを上げたい方にとっても最適なテキストとなっています。
LOGOPHILIA ロゴフィリア
「上級英単語 LOGOPHILIA ロゴフィリア」は、全ての英文が新聞記事、論説、文学作品から抜粋されています。
記事が1ページあり、その記事に載っている重要語彙を学ぶ構成のため、難易度は高めです。
更に、単語1つ1つに例文や解説が載っており、情報量は多いです。
語彙のレベル
・英検準1級~1級レベル
・難関大学受験レベル
※(大学受験の)標準レベルの単語を身につけた上で、更に上を目指したい人向け
(引用:内容紹介)
本記事で紹介している中だと、レベルは Core1900 や 速読英単語(上級編)と Advanced 1100 の間ぐらいです。
ただし、後半の文学・古典作品パートはかなり難しくなっていますが、昔の作品を読みたい方の練習としては最適になっています。
大学入試 無敵の難単語PINNACLE 420
本書の特長
1 大学入試で問われる難単語を厳選
大学入試に良く登場する難単語、特に設問でもその知識が問われる語を中心に厳選しました。
2 入試の出典になりやすい媒体を意識
入試問題の出典になりやすい英字新聞、英字雑誌でよく見る単語を優先的に採用しました。
3 フレーズを多く紹介
見出し語を含む「よく使われるフレーズ」を多く紹介。単語の訳だけではイメージがわきにくい単語も、フレーズを知ることでニュアンスをつかみやすくなります。
4 同じ単語、関連語が繰り返し登場
問題文、解説の中で、同じ単語が繰り返し登場するようになっています。繰り返し同じ単語に出あうことで、記憶が定着しやすくなります。
5 単語集兼問題集として使える
本書には、詳しい解説付きの単語集のほかに別冊の問題集が付属しており、定着度確認しながら学習を進められます。
6 1日30語14日で一周できる
約2週間で420語すべてを学習できるので、入試までの残り少ない時間を有効に使って学習できます。
(引用:内容紹介)
レベルとしてはロゴフィリアよりも上で、単語自体のレベルだけではなく、例文の難易度も少し高めです。
タイトルの420は「420個の難単語と、それに伴う例文の数」を意味しています。
しかし、例文の中に入っている他の重要単語や関連語彙を全て含めると、その数倍のボリュームになります。
そして、最大の特徴の一つがよくある単語の組み合わせやフレーズの解説がある点です。
そのため、本書を「やりつくす」には14日以上掛かります。
また、タイトルは「大学入試」となっていますが、社会人でも必須の単語ばかりなので、「英語学習者」で上級を目指す方にもおすすめの英単語帳です。
速読速聴・英単語 Advanced 1100 ver.5
この記事で紹介する英単語帳の中で一番難しいのが、速読速聴・英単語シリーズの「Advanced 1100」です。
目安としては、「TOEIC900点台、英検1級を目指す方、CEFR C1」になります。
単語と文章のレベルが高く、「一般的な単語帳」の最終地点でもあります。
そして、「このレベルの文章と文章量で学べるテキストが他にはない」というのが最大の特徴でもあります。
本書をやり終えたら相当な実力が付いていると思ってもいいと思います。
英単語帳は「段階的」に使う
基本的に、英単語帳は段階的にレベルを上げていく使い方をします。
また、受験のために勉強するのか、社会人のやり直しやレベルアップかによっても変わってきます。
しかし、この記事に載せた単語帳は、受験生と社会人の両方に対応、そして英語という言語を学びたい方向けとなっています。
ただし、TOEICを受けるならTOEICの単語帳、英検なら英検の単語帳を使った方が効率的になります。
TOEICに関しては「TOEIC初心者が最初にやるべき対策とTOEIC用教材の選び方|おすすめ参考書と勉強法」の記事をご覧ください。
単語帳をレベル順に並べる
この記事で紹介した単語帳をより厳密にレベル順に並べます。
速読速聴英単語シリーズと ALL IN ONEシリーズもレベル別に分けています。
・All IN ONEシリーズの「Jump-Start! 英語は39日でうまくなる!」
・速読英単語[中学版]
・速読英単語[入門編](入試寄り)
・速読速聴 Basic2400(より実用的)
・DUO select
・DUO3.0
・ALL IN ONE
・速読速聴[必修編]
・速読速聴 Daily1500
・速読速聴 Core1900
・Distinction 2000
・速読英単語[上級編]
・ロゴフィリア
・PINNACLE 420
・速読速聴・英単語 Advanced 1100
まとめ
単語だけをひたすら暗記する勉強法をすると、単語力しか伸びません。
しかし、ここで紹介した形式で勉強すれば英語力を総合的に上げることができます。
どうせ学ぶなら、ずっと使える英語を効率的に学びませんか?
受験やTOEICだけではなく、「効率的かつ実用的な英語」を学べるのが、この記事で紹介した英単語帳たちです。
英単語帳の学習方針に関しては、「1冊の英単語帳を完璧にする使い方はメリットだらけ!|学習が効率的になる単語帳とは」の記事をご覧ください。
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