英語力を総合的に上げる ALL IN ONEシリーズ の特徴と比較【レビュー】

 

 

ALL IN ONEシリーズの種類と特徴

ALL IN ONEシリーズ の特徴と比較レビュー

ALL IN ONEシリーズ比較

※カバーは取ってあります

※一番左は ALL IN ONE(携帯版)

 

 

ALL IN ONEシリーズは5冊から成ります。

 

ALL IN ONE シリーズの概要

 

Jump-Start! 英語は39日でうまくなる!

 

→初心者向けの総合教材(文法・発音・瞬間英作文)

 

 

ALL IN ONE Basic

 

→総合英語+単語帳

 

 

ALL IN ONE(携帯版あり)

 

→例文形式の単語帳+文法解説

 

 

ENGLISH EX

 

→英文法の問題集

 

 

ALL IN ONE TOEIC テスト 音速チャージ!

 

→TOEIC向け教材(例文形式の単語帳+文法解説)

 

 

特徴はそのタイトル通り、

 

単語と熟語

文法と語法

リーディング練習

リスニング練習

スピーキングの題材

 

これらが1冊にまとまっている英語の総合学習書です。

 

つまり、総合的に英語の能力を上げたい方のための教材になっています。

 

 

 

基本的に英語教材はジャンル分けされており、一通り揃えるとなると複数の教材を買わなければいけません。

 

が、all in oneシリーズは1冊に詰め込まれているため、時間的・精神的・金銭的な負担が軽減できるというのがコンセプトの1つになっています。

 

 

更にシリーズを通して学ぶことで、英語に必要な全技能を上げることが可能です。

 

イメージは「例文形式の単語帳+英文法書+フレーズ集」

 

all in oneシリーズのイメージは「例文形式の単語帳+英文法書+フレーズ集」です。

 

 

1例文の中に重要語句や文法・語法が詰め込まれている形式の単語帳と、文法・語法の解説が一緒になっています。

 

 

【解説付きのメリット】

従来の単語帳だと、何故この例文がこのような意味になるのか、何故この語順になるのか分からない場合があります。

 

しかし、文法解説が載っていると、別途調べる手間を省くことができます。

 

口語的な表現なのか文語的なのかの記載もあります。

 

 

 

例文は暗記する価値のある例文(実用的かつ応用可能)が使われています。

 

そのため、フレーズ集やスピーキングのヒントとしても使うことが可能です。

 

音の変化も学ぶことができる

 

初級編の Jump-Start ALL IN ONE Basic には、実際に発音される時のリンキング(音と音の繋がり)や音声変化の仕方も載せられています。

 

 

初心者のうちに実際の音を知り、カタカナ英語を捨てる練習をすることはとても重要です。

 

 

音声スピードもナチュラルなので、日本の教材でありがちな「ネイティブはこんなに遅いスピードで話してないよな」ということもありません。

 

そこがリスニング練習になるポイントでもあります。

 

 

音声はネットからのダウンロード、無料アプリ、YouTube の公式チャンネルで聞くことができます。

CDは廃止になりました

 

(YouTube →英語独学支援チャンネル - YouTube

 

 

 

次は、各書籍の詳細とレベルを見ていきます。

 

Jump-Start! 英語は39日でうまくなる!

 

Jump-Start! 英語は39日でうまくなる!」は英語初心者向けの教材です。

 

 

内容は中学英語レベルの「瞬間英作文+文法+発音」が学べる総合書です。

 

 

まずはこのレベルの文法と発音、それを使った英作ができるようになることが第一目標です。

 

 

本書は個別に記事を書いているため、詳細はこちらをご覧ください。

 

初心者向け瞬間英作文のおすすめ教材「Jump-Start! 英語は39日でうまくなる!」【レビュー】

 

ALL IN ONE Basic (Ver.2)

 

シリーズの初中級編に位置するのが「ALL IN ONE Basic (Ver.2)」です。

 

内容のイメージは、総合英語+例文形式の単語帳になります。

 

書籍のジャンルとしては文法書です。

 

例文の実用性

 

本書の一番の特徴は例文の実用性があげられます。

 

従来の英文法書と比べ、口語的な表現が多く載せられており、フレーズ集に近い様相を呈しています。

 

 

一般的な英文法書の例文に「nope」や「yep」、「yuck」などのスラング的な単語が載せられていることはあまりありません。

 

が、本書はそのような口語的な表現だけではなく、口語的な言い方も載せられています。

 

ALL IN ONE Basic の例文

 

例えば、「What do you say to having a drink after work?」という文。

 

意味は「仕事が終わったら一杯どうだい?」で、どちらかというと知らなければ答えられない系のフレーズです。

 

 

その他の例

 

What brought you here?

 

→どうしてここに来たのですか?

 

 

Who do you usually fly with?

 

→通常、どの航空会社を使っていますか?

 

このように、フレーズ集としても使えるような、実用的な例文が基本になっています。

 

これは他の文法系英語教材との大きな違いです。

 

 

 

では何故このような例文も含まれているのかというと、理由は参考文献にあります。

 

参考文献の一例

・英会話とっさのひとこと辞典

・英会話ビジネスひとこと辞典

・ドラマ「フルハウス」や「アルフ(ALF)」

このような書籍も含まれているからです。

 

 

他にも、TOEICや英検の問題集、センター試験や教科書などに共通する最頻出単語・熟語が含まれています。

 

それが受験や各種試験対策の基礎として使える理由になっています。

 

無料の学習補助アプリ

 

無料の学習補助アプリもあります。

 

QRコードを読み込むかURLを入力することで使用することができます。

 

音声の内容

 

・音声Webアプリ(例文の音声)

 

・単語・熟語の瞬時英訳テスト

 

・聞き取り(音の変化)の法則

 

・不規則動詞の活用

 

・発音記号一覧

 

 

この5つがあり、本書の内容を音声付きで学習することが可能になります。

 

YouTube などでは音声垂れ流しですが、アプリは個別に聞くことができます。

 

ALL IN ONE Basic のレベルとおすすめしたい人

 

レベルは中学~高校の文法と単語、中級レベル英会話、TOEICの基礎学力に設定されています。

 

到達レベル

 

センター試験6~7割

 

英検準2級

 

語彙力があれば2級合格も可能

 

 

おすすめしたい方

 

英語の基礎を1冊で総合的に学びたい方

 

口語的な例文で総合英語の復習をしたい方

 

英語の勉強をやり直したい方

 

基礎的な文法は頭にあるけどスピーキングになると使えない方

 

 

タイトルに Basic とありますが、完全な英語初心者には若干難しいかもしれません。

 

その場合は Jump-Start から始めるか、基礎的な総合英語と併用するのが良いと思います。

【超初心者~中級者向け】おすすめ総合英語&英文法書9選

 

 

 

また、学校で指定の文法書の補助としても使うことができます。

 

総合英語やその類書が学業に沿った構成だとすると、ALL IN ONE Basic は英語の総合力を上げるものです。

 

一般的な総合英語1冊と ALL IN ONE Basic の計2冊でしっかり学べば、中学・高校レベルはマスターできるはずです。

 

 

ALL IN ONE

 

ALL IN ONE」は、ある程度の英語力がある状態で、そこから更にレベルアップしたい方のための教材です。

 

 

本書の序文には、

 

この1冊で中級レベル参考書4~5冊分の学習内容を身につけることができます

 

とあります。

 

情報量はかなり多く、1周するだけでも時間が掛かります。

 

 

内容

例文形式の単語帳に文法・語法解説が付いている

 

全419の例文の中に、2600語の重要単語、1100の重要熟語と構文が含まれている

 

1ページに1例文載っており、その下に単語の順番通りに訳した読み下し和訳、意訳、単語・熟語の意味、文法・語法解説が並んでいます。

 

 

 

例文は単語数20~30程度で短すぎず長すぎず、ちょうどいい長さに調整してあります。

 

他の例文形式の単語帳と比べると若干長いですが、そこがリスニングを強化できるポイントでもあります。

 

文法ありきの例文で学べる

 

・Chapter1は時制を使った例文

・Chapter2は文型(SV、SVO、SVC)を使った例文

 

このように、文法ありきの例文になっています(全20Chapter)。

 

 

そのため、文法の確認や復習をしつつ、語彙やリスニング学習を並行して進めていくことができます。

 

そこが例文形式の単語帳と文法書が一緒になっている形式のメリットです。

 

ライバルはDUO3.0

 

構成やレベル、掲載単語が近いライバルと言える単語帳はDUO3.0です。

 

ALL IN ONE は、DUO3.0形式の例文に文法・語法の解説が載っているイメージになります。

 

 

最終的に両方使う予定の場合、まずは体系的に学べて詳しい説明のある ALL IN ONE をやってからDUO3.0をやるのが良いと思います。

 

ただ、ALL IN ONE の音声の方がよりナチュラルに近いため、リスニングはALL IN ONEの方が少し難しめです。

 

 

DUOについてはこちらをご覧ください。

 

DUO select と DUO3.0 の違いと比較。使い方やおすすめしたい人とは

 

ALL IN ONE 携帯版との違い

 

ALL IN ONE には安価版として携帯版が存在します。

 

 

単行本との違いは以下の通りです。

 

単行本との違い

 

単行本を75%に縮小

 

CDの付属なし(音声は YouTube などで聞けます)

 

前書き、要点整理、巻末の付録を削除

 

頁番号の削除

 

学習に関するコラムの代わりに心に残る英語の言葉(名言)を掲載

 

 

このように、単行本の簡易版です。

 

サイズが小さいので、持ち歩き用として便利です。

 

しかしその分、文字も小さくなっているのが注意点であります。

 

 

ALL IN ONE のレベルとおすすめしたい人

 

ALL IN ONE のレベル

 

センター試験8割以上

 

GMARCH以上の難関大学受験生

 

TOEIC760点以上

 

英検2級~準1級

 

このレベルを目標としている方に向けた内容になっています。

 

 

おすすめしたい方

 

英語力を底上げしたい方

 

一般的な単語帳をやり終えて次の1冊を探している方

 

単語と熟語、文法、リスニングを1冊で学びたい方

 

難関大学合格や英検準1級合格を目指している方

 

 

このレベルは、英語力の向上には必ず通らなければならない通過点でもあります。

 

逆に言えば、本書で学べば一定のレベルに到達できることになります。

 

 

 

ENGLISH EX

 

ENGLISH EX」 は ALL IN ONEシリーズの中で最も難易度が高い文法問題集です。

 

 

・他のシリーズとは構成が異なり、左ページに問題、右ページに解答と解説

 

・前半が文法編、後半が語法編

 

 

例文は短文で、文法・語法の理解を問う問題や類語の細かな違いなど、「理解しているつもり」を「理解した」にすることができます

 

それが例文2000以上、1000以上の熟語、全500ページ以上という骨太の1冊です。

 

 

 

文法解説に関してはこう書かれています。

 

本書の解説は、英英辞典や英米人の書いた文法書の説明、並びに、教養あるネイティブとの質疑応答で得た知識が中心となっています。

(P326 より)

 

 

この ENGLISH EX をマスターできれば、文法と用法に関してはかなりのレベルに到達したと言えます。

 

 

例文が実用的な点も、他の文法問題集より優れているところです。

 

文法別のリスニング教材にもなり、問題を解き終わった後はフレーズ集としても使うことができます。

 

 

マイナス点としては、索引が付いていないので、ピンポイントで調べるのが少し面倒な所です。

 

英語力の底上げができる内容

 

文語的な表現なのか口語的な表現なのかの区別も書かれており、ただの問題集ではなく、英語力の底上げや英会話の面も見据えた内容になっています。

 

 

何故なら、特定の試験を見据えた文法問題集ではなく、「英語の総合力・本物の英語力を上げることが最大の試験対策である」としているからです。

 

 

そのため、問題集でありながら、色々な使い方が可能となっています。

 

これは他の ALL IN ONE にも共通しているコンセプトでもあります。

 

ENGLISH EX のレベルとおすすめしたい人

 

ENGLISH EX は文法・語法の知識を高水準まで高めたい方のための教材です。

 

 

大学受験~英検1級以上のレベルまでの文法・語法が網羅され、文法・語法力を深い所まで身に付ける内容になっています。

 

 

つまり、高校レベル以上の基礎はあり、なおかつ難関大学や院試の合格、英検、TOEIC、TOEFLで上の点数を目指している方が手に取る本です。

 

 

おすすめしたい方

 

英語上級者を目指す中級者

 

上級大学や上級試験を目指す方

 

文法や語法をマスターしたい方

 

英検準1級~英語の仕事でつかえるレベルの文法、語法、作文能力を身につけたい方

 

1つ上のレベルの文法問題集を探している方

 

 

難度は高めですが、英語という言語の能力を上げるために役立つ1冊です。

 

 

ALL IN ONE TOEIC テスト 音速チャージ!

 

ALL IN ONE TOEIC テスト 音速チャージ!」はその名の通り、TOEIC対策用の教材です。

 

251の例文にTOEICの頻出単語・熟語1876語と頻出文法・語法が詰め込まれている、例文形式のTOEIC単語帳です。

 

それでいて音声は1周30分と、周回も楽にできます。

 

 

内容と到達レベル

 

TOEICの9割の単語をカバー

 

文法と語法はほぼ全てカバー

 

スコアは730~860点

 

 

本書はTOEIC初心者向けではなく、TOEIC高得点を目指す方が対象になります。

 

よって、使用するにあたり、一定の英語知識は必要です。

 

 

詳細やTOEIC初心者向け教材はこちらをご覧ください。

 

TOEIC初心者おすすめ参考書と勉強法。最初にやるべき対策とTOEIC用教材の選び方

 

30語超発想英会話

 

 

 

ALL IN ONEシリーズの仲間として、30語超発想英会話があります。

 

これは現在、電子書籍のみの販売です。

 

 

内容は「be動詞+前置詞 or 副詞」を使い、簡単な言い回しで色々なことが言えるようになるための本です。

 

 

どちらかというとスピーキング向けの短文なので、丸暗記や応用することで英会話に活かすことができます。

 

ALL IN ONEシリーズの教材選択の仕方

 

ALL IN ONE Basic(p572)に教材の選択の仕方が載っています。

 

それを一部引用させていただきます。

 

 

英語のニュースや論説、スピーチが理解できるようになりたい方

 

・ALL IN ONE Basic

 

・ALL IN ONE

 

・ENGLISH EX

 

 

日常的な英会話が得意になりたい方

 

・Jump-Start! 英語は39日でうまくなる!

 

・ALL IN ONE Basic

 

・30語超発想英会話

 

 

ビジネスや海外生活で英語が必要な方

 

・ALL IN ONE Basic

 

・ALL IN ONE TOEIC テスト 音速チャージ!

 

・ENGLISH EX

 

 

最難関大学に合格したい方

 

・ALL IN ONE Basic

 

・ALL IN ONE

 

・ENGLISH EX

 

 

英検に合格したい方、TOEFL、IELTSで高得点を出したい方

 

・ALL IN ONE Basic

 

・ALL IN ONE

 

・ENGLISH EX

 

 

TOEICで高得点を取りたい方

 

・ALL IN ONE Basic

 

・ALL IN ONE TOEIC テスト 音速チャージ!

 

 

以上のような分け方をされています。

 

 

簡単にまとめると、

【英語の能力を全体的に上げたい場合と、大学受験や各種試験】

 

→「ALL IN ONE Basic」「ALL IN ONE」「ENGLISH EX」の3冊

 

 

【TOEICやビジネス】

 

→上記3冊に加え、「音速チャージ!」を足してピンポイントで対策

 

 

【英会話】

 

→「Jump-Start」「Basic」「30語超発想英会話」で基礎学習とスピーキングやリスニングを鍛える

となります。

 

 

ALL IN ONEシリーズは情報が密になっているだけに、マスターするには時間が掛かります。

 

しかし、やればやるほど味が出て、英語力を上げるために必要なものが詰め込まれているシリーズになっています。

 

ALL IN ONEシリーズの勉強法と使い方

 

ALL IN ONEシリーズに共通する勉強法は「3つの流れ」です。

 

勉強の流れ

 

通読して内容を理解する

文法や単語や語法などを覚える

アウトプットする

 

 

最初は通読し、「何故この英文はこうなるのか」や「使われている文法や単語の意味」という内容の理解を重視します。

 

 

 

次は使われている単語、文法、語法(単語の使い方)を覚えていきます

 

ただ闇雲に暗記するのではなく「例文ごと覚える」のがおすすめです。

 

 

そして、必ず例文の音声も聴きます

 

音声を聞くことで、リスニングの力も鍛えていきます。

 

余裕があればシャドーイングなども混ぜていきます。

 

 

※音声は全て YouTube にあります

 

英語独学支援チャンネル - YouTube

 

 

 

仕上げはアウトプットです。

 

最初は例文の日本語訳を見て英訳してみます。

 

この時、文法や単語の意味・使い方を意識しながら英訳します。

 

 

そして実際にその例文を使っている場面を想像しながら実際に口に出してみます。

 

最終目標は「スピーキングや英作文で使えるようになるまで頭に刷り込む」です。

 

ポイントは何周もすること

 

ポイントは1周目で覚えようとしないことです。

 

本を何周も読み、何度も音声を聞き、少しずつ体にしみ込ませていきます。

 

 

おすすめは1日にやる量を決めることです。

 

1単元や例文10個ずつなど、あらかじめ量を決めて毎日やります。

 

 

その方が1周に必要な日数が分かりやすくなったり、1ヵ月で終わらせるには1日にどれくらいやればいいか、という逆算も可能です。

 

 

 

勉強法についてはこちらも合わせてご覧ください。

 

英単語帳は何周すべき? 周回のやり方と100周で得られるもの