・英会話の練習を始めたいけど、何から始めれば良いのか分からない
・英会話教室やスクール、オンラインはまだレベルが高い
・まずは自分のペースで独学でやりたい
・試験用ではなく、実用的なフレーズを学びたい
このような方におすすめなのが、「ネイティブなら子供のときに身に付ける 英会話なるほどフレーズ100」のシリーズです。
英会話なるほどフレーズ100の特徴
本書は、基礎から英会話の練習を始めたい方や、今まで日常的な会話の練習をしたことがない方のための本です。
裏表紙に載っている表現はこんな感じです。
・しょうがない
・やっぱり!
・気のせい
・久しぶりに~する
・気にしないで
・後悔するよ
もし、このようなフレーズがパッと出てこなければ、この本の出番です。
以上のような、ネイティブの子供が覚える基礎中の基礎フレーズが100個載っています。
その100個に加え、その派生形があるので、実質200フレーズです。
フレーズごとにイラストが載っているため、イメージとしても頭に残りやすいのもポイントです。
付属のCDも、ただ例文を読み上げるだけの音声ではなく、著者自身の話や、著者の母が登場するなど、親子ならではの小話も挿入されています。
英会話なるほどフレーズ100の使い方
本書の使い方は、CDを聞き、そのフレーズを使う状況をイメージしながらの音読・暗唱です。
単語帳や試験のための例文ではなく実用的なフレーズのため、簡単に状況を想像することができます。
また、例文も簡単なものばかりなので、初心者でも負荷が少ないです。
それでいて、非常に有用なフレーズばかりです。
まずはこのフレーズ100個(+派生形)を状況に合わせてパッと口から出せるようにするのが目標です。
使い方のコツは、1回で覚えようとせず、本とCDを何週もするようなイメージです。
この「英会話なるほどフレーズ100」をだいたい言えるようになったら、次のレベルに進みます。
英会話きちんとフレーズ100
「ネイティブなら日本のきちんとした表現をこう言う 英会話きちんとフレーズ100」は、対象が(ネイティブの)大学生までとなり、「英会話なるほどフレーズ100」よりも少し大人の領域に踏み込んだ内容になっています。
備考にある類似フレーズなども含めると、200以上のフレーズや英語での言い方を学ぶことができます。
こちらも同じように、フレーズを使う状況をイメージしながら口に出し、何週もしながら体にしみ込ませていきます。
この2冊をマスターすれば、言えるようになることが格段に増えるはずです。
日常会話の「ちょっとしたフレーズ」を言えるかどうかで、英会話の力や、英会話の楽しさも変わってきます。
そのため、このシリーズはその力を付けるのに最適な本です。
フレーズ100シリーズの注意点
注意点は、あくまで「英会話初心者のための本」です。
「英語初心者」ではありません。
文法知識が無いと、「何故こうなるのか」が分からない部分もちょこちょこあります。
最低限の文法があった方が、「何故この意味になるのか」が分かり、より効率的になります。
英会話ペラペラビジネス100
更に上のレベルが、この「英会話ペラペラビジネス100 ビジネスコミュニケーションを成功させる知的な大人の会話術」になります。
こちらはタイトル通り、ビジネスで使うようなフレーズがメインです。
【目次】
●First Contact
1. Hi. 2. I'm... 3. 握手 ビジネス・コミュニケーション 自己紹介の3ステップ
May I have Sales, please? 営業部をお願いできますか。 など
●Light Contact
May I ask how much this is? おいくらかお伺いしてよろしいですか?
I'm sorry to bother you. お忙しいところ申し訳ありませんが。
I'd like a better price. 価格をもう少し考慮していただきたいのですが。 など
●Regular Contact
I'd really appreciate it if... …していただけると、本当にありがたいのですが。
I look forward to that. ぜひ、よろしくお願いいたします。 など
●Heavy Contact
on time 時間通りに/間に合う
deal ビジネスチャンス/条件
business 経営/経営状態/取引 など
(内容紹介より)
タイトルは「ビジネス」となっていますが、初対面の方や店員さんと話す時などにも使える丁寧なフレーズを学ぶのにも有用な書籍となっています。
その分、例文のレベルは上がりますが、詳しい文法の説明などはありません。
そのため、注意点でも書いたように、文法や単語の知識がある程度ある方向けになります。