相手を励ます時に、
・応援しているよ!
・頑張ってね、応援しているから
などと言います。
これを英語では「root for」を使って表すことができます。
この記事では、その「root for」と、似た表現の「cheer for」の使い方や違いを1つずつ解説していきます。
- 英語で「応援している」の言い方
- I'll be rooting for you. と I'm rooting for you. の違い
- I root for you. の意味
- root for と cheer for の違い
- 「応援する」の例文
- まとめ
英語で「応援している」の言い方
お決まりの応援フレーズに「I'll be rooting for you.」と「I'm rooting for you.」があります。
これはスポーツの応援だけではなく、受験や仕事を応援する時にも使うことができる表現です。
I'll be rooting for you. と I'm rooting for you. の違い
・I'll be rooting for you.
→今後の何かを応援する
・I'm rooting for you.
→今相手がやっていることを応援している
イメージとしてはこのような違いになります。
例えば、何らかの試験当日に「I'll be rooting for you.」と言った場合。
これは「(これから受けるあなたの試験が上手くいくように)応援しているよ、頑張ってね」となるので、「will」が使われています。
映画『Mr.ノーバディ』のセリフ
I'm rooting for you.
私は味方だ
これは「あなたのことを応援している」という意味から、日本語字幕では「私は味方だ」となっています。
FF9の例文
"MASTER Vivi!!!" The PRINCESS AND I ARE ROOTING FOR YOU!!!
「ビビ殿!姫と私は応援しているよ!」
FF9の狩猟祭より、ビビを応援するスタイナーのセリフです。
I root for you. の意味
「I root for you.」という言い方もあります。
現在形は普段のことを表すため、「I root for you.」は「普段からあなたのことを応援しています」のニュアンスを持ちます。
root for と cheer for の違い
似たような単語に「cheer」があります。
cheer はどちらかというと、声援を送ったり、大声や歓声を上げたりといった具体的な行動を表すのに使います。
何故チアリーダーが応援する時に声を出すのかというと cheer だから、と考えると覚えやすいと思います。
使い方は2つあります。
・cheer for ~ → ~に声援を送る / ~に喝采を送る
・cheer on ~ → ~を応援する
cheer up は意味が少し異なる
「cheer up」は、他動詞的・自動詞的の両方で使われます。
・cheer up ~ → ~を元気づける
・Cheer up! → 元気出して!
このように、応援とは少し違うので注意が必要です。
更に詳しくは、こちらの記事と合わせてご覧ください。
・「cheer for」と「cheer on」の意味と使い方の違い。「cheer up」の意味に注意!
「応援する」の例文
I'll be rooting for you.
→応援しているよ。
They root for the Chicago Bulls.
→彼らはシカゴ・ブルズを応援している。
Who are you rooting for?
→誰を応援しているの?
I'm rooting for The Tigers.
→私はタイガースを応援しています。
Everyone is rooting for you.
→みんなあなたを応援しているよ。
Let me root, root, root for the home team!
→ホームチームを応援させて(応援しよう)!
(私を野球に連れてって(Take Me Out to the Ball Game)より)
We cheer on our own country's team.
→自分の国のチームを応援します。
I was cheered up by the news.
→そのニュースに元気づけられた。
まとめ
・「I'll be rooting for you.」は「今後の何かを応援する」
・「I'm rooting for you.」は「今相手がやっていることを応援している」
・「I root for you.」は「普段から応援している」
・「cheer」は「声を出して応援する」などという「行動」のニュアンス
・「cheer up」は「~を元気づける」や「元気出して」の意味
ちなみに、「root」は「(植物などの)根っこ」や、日本語にもなっている「自分のルーツ(roots)」と同じ綴りの別単語です。