【超初心者~中級者向け】おすすめ総合英語と英文法書10選

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この記事を参考にして頂きたい方

英語を基礎から学びたい方

 

英語をまた学び直したい方

 

初心者~中級者の方で文法を学びたい方

 

どの英文法書を買えばいいか迷っている方

 

 

総合英語は英語の基本である文法を効率的に学ぶことができます。

 

 

逆に、ここを疎かにすると、英語学習自体が非効率になってしまいます。

 

 

何故なら、文法は英語の全技能の土台かつ必須知識だからです。

 

そして、英語は単語をルール通りに並べることで意味が通じるようになる言語です。

 

そのルールを知らなければ、文章を正しく理解できず、正しく相手に伝えられません。

 

 

よって、『【超初心者向け】英語の勉強をゼロから始める場合は何からやるべき?』の記事でも書いたように、英語はまず文法を学ぶのが無駄になりません。

 

 

 

実際、私は過去に文法を1から学び直した経験があります。

 

 

単語帳の例文や文章などを見て、「何故このような語順になるのだろう」や「何故この意味になるのだろう」という疑問が出ていました。

 

そうなった原因は「文法をきちんと学んでいないから」でした。

 

 

 

この記事では、そんな自分が実際に勉強になったと感じた総合英語や英文法書に絞ってご紹介します

 

 

 

具体的な英文法の勉強法は、「英文法の効率的な勉強法と短期間でマスターする方法|「英文法を終わらせる」とは何か」の記事をご覧ください。

 

 

 

中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく(改訂版)

 

中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版」は中学3年分の全文法を1冊で総復習できる超初心者向け教材です。

 

 

 

「主語と動詞とは」や「5文型とは」から始まり、文字通り初心者にも分かりやすいよう1つ1つ順を追って解説してあります。

 

練習問題や付属の音声により、効率的な復習や耳からの学習も可能です。

 

 

 

この「ひとつひとつわかりやすく」はシリーズ化されており、学年別や単語バージョンもあります。

 

 

 

 

基本にカエル英語の本 英文法入門

 

基本にカエル英語の本 英文法入門」は超初心者向けの英文法解説本です。

 

 

 

ポイントは「英語初心者と一緒に作った本」という点です。

 

 

英語初心者から著者に寄せられた「英語のこれが分からない」や「ここが分かりにくい」という部分も参考にしています。

 

 

まずはこのレベルを理解することにより、次へのステップがスムーズになります。

 

 

 

 

総合英語 Evergreen

 

総合英語 Evergreen「総合英語 Forest」の実質的な後継版です。

 

 

「Forest」は在庫限りで販売終了になり、この「Evergreen」が引き継ぐ形になりました。

 

 

「Forest」は英語の総合英語の中でも知名度が高く、高校指定の文法書にしているところもあります。

 

※私の高校もForestでした

 

 

 

そのため、初心者にも内容が非常に分かりやすくなっており、文法知識が簡潔に纏まっています

 

例文も基礎を抑えた簡単なものが載っています。

 

 

Evergreen は文法をきちんと学びたい初心者向けの総合英語です。

 

Evergreen と Forest の違い

 

「Evergreen」と、Forest最後の版である「Forest 7th Edition」は細かい所が更新されています。

 

 

また、加筆のためページ数の増加があります。

 

 

Forestの構成

Part 1「これが基本」

Part 2「理解する」

Part 3「深く知る」

Forest はこの3つが基本でした。

 

 

一方、「Evergreen」には、

 

Part 4「確認する」

 

が追加されています。

 

 

他の項目の基本的な内容に関しては、大きな違いはありません。

 

 

 

もし「Forest 7th Edition」を持っていないのであれば、この「Evergreen」を。

 

持っているのであれば、改めて「Evergreen」を買い直さず、1つ上の総合英語を買った方がいいと思います。

 

 

アトラス総合英語

 

アトラス総合英語英語を基礎から学びたい方向けの英文法書です。

 

 

実は出版社が「Forest」と同じで、レベル的にも「Forest」と大きく変わるものではありません。

 

 

 

しかし、アトラス総合英語には大きな特徴があります。

 

それは、例文が優れていることです。

 

 

「Forest」の例文は簡単なものの、若干堅い部分があります。

 

 

一方、アトラス総合英語はそのまま会話にも応用できるような英文が多いです。

 

 

その理由は本書の特徴にあります。

 

ロングマン辞典編集部がすべての英文を監修。

 

さらに、3億3,000万語で構成されたロングマン・コーパスを参照することで、よりナチュラルな英文を収録

 

(引用:本書の特徴

 

 

 

それに伴い、

基本例文500以上、英作文に使える例文2700以上

 

書き言葉と口語の区別

という特徴があり、情報量は「Forest」よりも多いです。

 

 

また、文法の使い方の間違いやすい例にはバツ印が付いていて、正誤の違いが分かりやすくなっています。

 

 

 

更に、章の最後に「Using Grammar in Context」という、その単元で学んだ文法が盛り込まれた、約1ページの会話形式により例文が載っています。

 

英語音声も無料でダウンロード可能です。

 

 

本書は、中高生だけではなく、大学生や社会人など改めて文法を勉強し直したい方にも最適です。

 

特に多めの例文を参考にしたい場合は Evergreen よりもこちらが良いです。

 

 

【追記】

同じ著者の「SKYWARD 総合英語」が出ました。

 

 

個別の記事はこちらをご参照ください。

 

アトラス総合英語を学習初期の英文法書としておすすめする理由

 

 

ALL IN ONE Basic (Ver.2)

 

ALL IN ONE Basicを一言でいうと、「総合英語+例文形式の単語帳+フレーズ集」です。

 

 

ALL IN ONEの名の通り、文法・語法・単語・熟語・リスニング・スピーキングが1冊で学べる構成になっています。

 

 

そのため、他の総合英語や英文法書とは少し異なり、文法を中心とした総合学習書に近い内容です。

 

 

ALL IN ONE はシリーズ化しているので、詳しくはこちらをご覧ください。

 

英語力を総合的に上げる ALL IN ONEシリーズ の特徴と比較【レビュー】

 

 

ジーニアス総合英語

 

ジーニアス総合英語はジーニアス英和辞典から生まれた英文法書です。

 

 

最新の版であるジーニアス英和辞典 第5版を元に構成されており、中身の例文も辞書に載っているものから多く採用されています。

 

 

文法は、辞書の内容を更にかみ砕き、詳しく説明しているため、分かりやすく纏まっています。

 

 

 

また、語、表現に関する疑問、細かな表現(ニュアンス)の違い、英語的な発想の説明、コミュニケーションのコツなどがコラム化されています。

 

その数はなんと100個

 

 

 

このジーニアス総合英語は、それらのコラム、語法や例文の解説に優れています

 

例文も辞書から取られており、数も多めです。

 

 

特設サイトにて、音声ダウンロードも可能です。

→(ジーニアス総合英語特設サイト|株式会社大修館書店

 

 

 

サイズは一般的な総合英語とほぼ同じですが、レベル的には Evergreen やアトラス総合英語よりも上で、更に細かい所まで踏み込んだ内容になっています。

 

 

 

現役世代にもおすすめできる総合英語ですが、改めて文法の基礎を勉強し直したい大学生や社会人にもおすすめできる総合英語です。

 

 

特に、基本よりも少し上の総合英語を求めている方には最適です。

 

 

個別の記事はこちらをご参照ください。

 

ジーニアス総合英語 第2版の特徴と旧版との違い

 

 

コーパス・クラウン総合英語

 

コーパス・クラウン総合英語は三省堂から出ている総合英語で、監修者はウィズダム英和辞典も手掛けています。

 

 

その特徴はコーパス・クラウン総合英語にも表れています。

 

日本で初めて本格的にコーパス準拠で編集された『ウィズダム英和辞典』の成果も取り入れ, 実際に「使われている」「使える」生きた英語の習得の助けとなるべく工夫を凝らしました。

 

(略)

 

用例もできるだけコーパスで導き出される「典型例」を示し,「覚えることで日常会話や自由英作文などの発信に使える」ものを多く収録するよう心掛けました。

 

(引用:まえがき p2)

 

 

そして、最大の特徴は情報量の多さです。

全704ページ(総合英語の中では分厚い)

 

総合英語の枠を越え、英文法書に片足を突っ込んでいるような箇所も

 

そこから、コーパス・クラウン総合英語を一言でいうと、総合英語と英文法書の中間的な本になります。

 

 

 

また、章の最後にはQRコードが付いており、本に載せきれなかった追加の情報を読むことができます。

 

つまり、本に書かれている以上の情報があります。

 

 

その分、レベルは少し高く、初心者向けとは言えない総合英語になっています。

 

 

 

更に詳しい内容はこちらをご覧ください。

 

コーパス・クラウン総合英語の特徴とレベル【レビュー】

 

 

表現のためのロイヤル英文法

 

表現のためのロイヤル英文法全708ページの文法書です。

 

 

特徴

総合英語ではなく文法書

 

基礎レベルをクリアしている中級者以上向け

 

文法を学ぶというより、気になった部分を調べる辞書的な使い方がメイン

 

 

文法が幅広く網羅されており、章の最後に確認問題と実践問題が付いています。

 

 

また、「Helpful Hint」という役立つミニコラム、そして英文化などのミニ情報も添えられています。

 

更に、口語や文語の違いなども載せられています。

 

 

 

このような網羅性かつ用法ごとに例文が付いているため、これだけのボリュームになっています。

 

よって、大方の文法はこの1冊でカバーできます。

 

 

特徴の1つとして、プロも参考にしている点があげられます。

 

 

 

他にも「英作文のための暗記用例文300」という小冊子が付いています(取り外し可)。

 

これは本に載っている有用な例文300個を取り出し(改良し)たもので、例文の下にちょっとした解説が付いています。

 

 

この別冊にはCD音声が付いており、スロースピードとナチュラルスピードの両方が収録されているため、リスニングの勉強にもなります。

 

そのため、耳からも覚えることができ、シャドーイングも可能です。

 

 

例解 和文英訳教本

 

「英作文の基礎を学習したい人、実践的英文法を学びたい人にお勧めである(p4より)

 

 

例解 和文英訳教本は曖昧になりがちな英語の基礎知識を論理的に説明しています。

 

 

受験用の和文英訳や英作文の用途だけではなく、英語本来の感覚を基礎から学び直したい方にもおすすめです。

 

 

 

時制、助動詞、準動詞、冠詞、文体、対比、比較の7章があり、全105項目あります。

 

内容が分かりやすいように、一部例を上げてみます。

 

見出し一例

 

・「現在形」は「現在のこと」を表すと思っていないだろうか?

 

・未来=「will」と思っていないか?

 

・「must」=「have to」と思っていないか?

 

・「would like to do」という熟語の「would」はなぜ必要なのか?

 

・「this is a pen」を正しく訳せるか?

 

・受動態はどういうときに用いるのか?

 

・「白い雪」を直訳できるか?

 

・最上級には必ず「the」が付くと思っていないか?

 

・「x年ぶり」という表現を英語で書けるか?

 

このようなものがあります。

 

 

構成

 

・パートごとの課題文と、それに対する英訳例が数例

 

・英訳する際の適切な表現やその類語、または逆に使えない、意味のずれる表現も載っているため、正しい英訳の手助けに

 

・テーマによっては文語と口語の違いも掲載

 

 

課題文の説明やテーマで使われている文法や単語本来のニュアンスなどは、基礎的のため初級者でも役立つものばかりです。

 

 

ただし、課題文とその英訳に関しては簡単とは言えないため、その点は中級者以上になります。

 

 

English Grammar in Use

 

「Grammar in Use」シリーズはケンブリッジ大学が出版している英文法書です。

 

English Grammar in Use」は、その中の中級に位置します。

 

 

このシリーズを一言でいうと、英語で学ぶ英語の文法書です。

 

 

レベルが細かく分かれており、イギリス英語版とアメリカ英語版もあります。

 

 

様々な種類があるため、 詳しくは一覧としてまとめています。

 

English Grammar in Use の解説とレベルの比較(初心者~上級者まで)

 

特徴まとめ

 

【中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく(改訂版)】

・英語初心者向け

・中学英語を総復習したい方

・学年別にも分かれている

 

 

【基本にカエル英語の本 英文法入門】

・初心者向け総合文法書

・中学生~やり直しまで

 

 

【総合英語 Evergreen】

・中学生~

・初心者向け総合英語

・初心者でも理解しやすい解説

・通読から辞書的な使い方まで

 

 

【アトラス総合英語】

・中学生~

・英語の勉強を始めたい方や勉強し直したい方

・例文が優れている

・通読から辞書的な使い方まで

 

 

【ALL IN ONE Basic (Ver.2)】

・中学生~

・総合英語+例文形式の単語帳

・文法を中心とした英語の総合学習書

・まずは通読し、フレーズ集や辞書的な使い方も可能

 

 

【ジーニアス総合英語】

・高校生~

・過去に英語を勉強していて、また改めて勉強し直したい方

・解説やコラムに優れている

・通読から辞書的な使い方まで

 

 

【コーパス・クラウン総合英語】

・高校生~

・1つ上の大学を目指したい方の総合英語

・過去に英語に触れていた社会人のやり直し

・情報量が豊富

・総合英語と英文法書の橋渡し

・通読から辞書的な使い方まで

 

 

【表現のためのロイヤル英文法】

・中級者以上の英文法書

・網羅性

・手元に置いているプロもいる

・英作文のための暗記用例文300が有用

・辞書的な使い方がメイン

 

 

【例解 和文英訳教本】

・中級者~

・英語(英文法)の論理的な説明

・英作文や文法の強化

・どちらかというと試験向き

・まずは通読

 

 

【English Grammar in Use】

・中級者~

・英語で文法を学びたい方

・一般的な文法書を終えた方で、もう少し踏み込みたい方

・レベルが分かれており、自分のレベルに合わせられる

・多くのシリーズがある

 

何を買えばいいか分からないとき

 

超初心者

 

中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく(改訂版)

 

基本にカエル英語の本 英文法入門

 

本当にゼロから英文法の勉強を始めたい方や復習をしたい方。

 

 

一家に一冊総合英語

 

総合英語 Evergreen

 

アトラス総合英語

 

ジーニアス総合英語

 

コーパス・クラウン総合英語

 

この中から1~2冊は手元に置いておきたい本。

 

Evergreenとアトラスは初心者(中高生)向け。

 

ジーニアスとコーパス・クラウンは中学~大学受験まで。

 

過去に英語を学んだ方の学び直しはジーニアスかコーパスがおすすめ。

 

 

プラスアルファ

 

ALL IN ONE Basic (Ver.2)

 

一般的な総合英語にプラスして学びたい場合。

 

英語の基礎を総合的に学べる本。

 

 

レベルアップしたい方

 

表現のためのロイヤル

 

英文法例解 和文英訳教本

 

English Grammar in Use

 

基本的な文法が頭に入っている方で、もう少し文法を詰めたい方。

 

 

総合英語で文法を学ぶべき理由

 

英語の勉強をゼロから始める場合は何からやるべき?」でも書いたように、英語学習初期に文法を学ぶことで、後の学習が楽になります。

 

 

中でも総合英語は英語の文法が体系的に網羅されています。

 

つまり、総合英語を一通り学ぶことで、英語の土台が出来上がることになります。

 

 

先述のように、私は英語学習を進める中で「やっぱり文法を学ぶべき」と基本的な文法学習に逆戻りした経験があります。

 

ハッキリ言って遠回りでしかありません。

 

 

そうならないように、まずは文法学習で基礎を作ることをおすすめしています。

 

 

 

そもそも文法とは何か」については、こちらの記事をご覧ください。

 

英文法の重要性と必要性。文法とは何かを知れば文法の役割も分かる