・hololive-EN(ホロライブイングリッシュ)について
・英語圏Vtuberで勉強するメリットと注意点
・メンバーの特徴
・Vtuberの動画を使った勉強法とポイント
『ホロライブ』というバーチャルYouTuber事務所があります。
『hololive-EN』とは『ホロライブ イングリッシュ』の略で、英語圏向けに配信を行うVtuberの方が所属しています。
いずれも英語が話せる海外出身の方ですが、流暢な日本語を話せる方が数人います。
そのような方たちがゲーム実況、雑談、視聴者のチャット読み、Vtuber同士のコラボを行っています。
よって、Vtuber やゲーム実況が好きで、なおかつ英語も勉強したいという方にとって最強の英語学習教材の1つになっています。
- 英語圏Vtuberで英語を学ぶメリット
- hololive-ENに所属するVtuber
- Mori Calliope(森カリオペ)
- Takanashi Kiara(小鳥遊キアラ)
- Ninomae Ina'nis(一伊那尓栖)
- Gawr Gura(がうる・ぐら)
- Watson Amelia(ワトソン・アメリア)
- IRyS(アイリス)
- Ceres Fauna(セレス・ファウナ)
- Ouro Kronii(オーロ・クロニー)
- Nanashi Mumei(七詩ムメイ)
- Hakos Baelz(ハコス・ベールズ)
- Tsukumo Sana(九十九佐命)
- Shiori Novella(シオリ・ノヴェラ)
- Koseki Bijou(古石ビジュ―)
- Nerissa Ravencroft(ネリッサ・レイヴンクロフト)
- Fuwawa Abyssgard(フワワ・アビスガード)& Mococo Abyssgard(モココ・アビスガード)
- Elizabeth Rose Bloodflame(エリザベス・ローズ・ブラッドフレイム)
- Gigi Murin(ジジ・ムリン)
- Cecilia Immergreen(セシリア・イマーグリーン)
- Raora Panthera(ラオーラ・パンテーラ)
- おすすめ勉強法はアーカイブ動画を見る
- 意識する5つのポイント
- 切り抜き動画で学ぶ
- 字幕に頼らず英語を聞いてみる
- 英語初心者は基礎学習も同時並行
- ホロライブENの英会話教本『ホロリスニング』
- まとめ
英語圏Vtuberで英語を学ぶメリット
・ネイティブが普通の会話を話している
・アメリカ、オーストラリア、カナダ、オーストリアなど多国籍
・日本語や複数言語を話せるバイリンガルがいる
・動画数やジャンルが豊富
・実況動画として楽しめる
・英語のテキストを読んでくれる
・Vtuber同士のコラボがある(生の英会話が聞ける)
・推しがいれば学習のモチベが高まる
・日英字幕の切り抜き動画がある
英語圏Vtuberで英語の勉強をするのは、このようなメリットがあります。
教材や洋画・海外ドラマのセリフではなく、ネイティブが普通に話している英語を題材にしたい方も多いです。
そのような方にはうってつけで、日本人の配信や動画を見るのと全く同じ環境に置くことができます。
特に勉強になるのは、「こんな時にはこう言うのか」や「英語ではこう表現するのか」などリアルな言い方とリスニングです。
また、hololive-EN同士でコラボすることがあり、その時は完全なネイティブ英会話を聞いている状態になります。
英語学習の注意点
・Vtuberに興味がなければ教材の選択肢にならない
・ネイティブが普通に話しているのでレベルが高い
・教材にするには一定以上の英語レベルが必要
・洋画や英語教材などと違って字幕がない
・自動翻訳は使えるが100%正確ではない
・ライブ配信では動画を巻き戻せない
ネイティブが普通に話しているため、教材としてのレベルは高く、学習という点では一定以上の英語レベルを求められます。
そのため、英語初心者ではかなり負荷が高くなります。
何よりドラマのセリフではないので、言い直したり言葉に詰まったりもします。
それらを含めて聞き分けられるレベルも求められます。
また、ライブ配信では巻き戻せない(ホロライブは巻き戻し可の設定にしていない)こともあり、「今のもう1回聞きたいな」ができなかったり、聞き逃したら終わりです。
※初心者~中級者向けの勉強法は後述します
hololive-ENに所属するVtuber
現在、hololive-ENに所属するVtuberは20名(卒業生含む)です。
ENはJPとは違い、明確に「○○期生」として区分されておらず、デビュー毎にグループ名が付けられています。
※この記事では便宜上「N期生」表記をしています。
※2020年9月9日より活動開始
・Nerissa Ravencroft(ネリッサ・レイヴンクロフト)
・Fuwawa Abyssgard(フワワ・アビスガード)
・Mococo Abyssgard(モココ・アビスガード)
※2023年7月26日より活動開始
・Elizabeth Rose Bloodflame(エリザベス・ローズ・ブラッドフレイム)
・Cecilia Immergreen(セシリア・イマーグリーン)
※2024年6月19日より活動開始
次は、各Vtuberの特徴を見ていきます。
※内容は本人の発言や配信を参考にしています
※情報は順次追記していきます
Mori Calliope(森カリオペ)
Mori Calliope はアメリカ出身のハスキーボイスのVtuberです。
過去に声優関連に携わった(一時目指していたことがあった)こともあり、ハッキリ話すので、英語は聞き取りやすい方です。
歌が上手く、中でもラップの上手さが異常で、エミネムの「Godzilla」を披露しました。
また、ラッパーの晋平太さんがカリオペラップ動画を見た時にも「上手い」と発言しています。
歌動画も多数上げており、「歌の方から森カリオペを知った」という方も意外と多いです。
現在は日本在住で、デビュー当時と比べて日本語がペラペラレベルまで上達しています。
以前は長崎に住んでいたことがあり、配信でもお勧めの温泉などを紹介しています。
2023年2月8日には、さくらみこ、がうる・ぐらと共に東京観光大使に選ばれています。
Takanashi Kiara(小鳥遊キアラ)
Takanashi Kiara はオーストリア出身のVtuberです。
母国語はドイツ語ですが、英語で配信しています。
時々、コラボでドイツ語講座も開いています。
また、日本に住んでいたこともあり、日本語もペラペラで、ビジネスイタリア語もできます。
おかげでホロライブENとJPの通訳として活躍する場面も多いです。
そして、これだけ語学堪能にも関わらず、ラテン語の勉強は難しくてやめた(単位を落とした)過去があります。
兎田ぺこらファンであり、ぺこ~ら配信がホロライブに入るキッカケでもありました。
ぺこらと絡む時は限界を迎え、涙を流したことも。
Ninomae Ina'nis(一伊那尓栖)
一伊那尓栖の読み方は「にのまえ いなにす」です。
英語はもちろん、日本語を話すことができ、韓国語もできます。
静かに話す話し方と発音の仕方で、英語のリスニングはhololive-ENの中では難しい方に入ります。
何故か寿限無を暗唱でき、イラストがプロレベルで上手く、お絵描き配信も行っています。
Gawr Gura(がうる・ぐら)
Gawr Guraは、世界一チャンネル登録者数が多いVtuberです。
子供がゲームをしているのを見ている感覚になるVtuberで、初配信の「あ」は非常に有名です。
日本語での挨拶は「どうもサメです~」。
アメリカ英語で、リスニングは難しい方に入り、特にモゴモゴ話す時や、文章を一気に言う時の難易度は高めです。
声質や話し方のせいなのか、英語字幕が自動生成されないことがよくあります。
日本語はちょこっとだけでき、日本語を話す時は完全に子供になります。
何故か山下達郎の『Ride on Time』を歌えます。
他にも、ディズニーランドオタクで、話し出したら止まりません。
2023年2月8日には、さくらみこ、森カリオペと共に東京観光大使に選ばれています。
Watson Amelia(ワトソン・アメリア)
Watson Amelia はシャーロック・ホームズのような恰好をしていて、名前もその友人の医者をしてそうな名前です。
しかし、イギリス英語ではなく、アメリカ英語です。
基本的に話す速度が一定なこともあり、リスニングしやすい方ではありますが、速く話すと急にリスニング難易度が高くなります。
裁縫の授業(家庭科)で指の皮を縫い合わせていたり、ドアと歯を糸で繋ぎ、ドアを閉める勢いで歯を抜こうとしたなど、ときどき爆弾発言をします。
日本に来た際は困っている人に日本語で声を掛けるなど、かなり積極的な面も持ち合わせています。
日本語は勉強中ですが、日本語の授業を取っていたこともあり、ちょこっとだけできるのと、スペイン語も少し話すことができます。
IRyS(アイリス)
IRyS は英語と日本語のバイリンガル(アメリカ出身)です。
悪魔と天使のハーフであり、そこがバイリンガル感を表しています。
英語もリスニングがしやすい方で、日本語だけを聞いたら日本人にしか聞こえません。
配信では日本語のコメントも拾ってくれるので、日本語コメントが多いのも特徴です。
また、英語と日本語で同じことを言ってくれることも多く、それだけで勉強になります。
アイリスが日本語の勉強を始めた理由の1つが「日本語で漫画を読むため」で、高校で日本語の授業を取って平仮名・カタカナから学んだというエピソードがあります。
そして、これだけ日本語が達者でも、『漢字でGo!』配信では「日本語の読み」の難しさに苦戦していました。
カラオケ配信では、日本語・英語どちらの歌も歌えるのが最大の強みで、「元VSinger(現在は体制が変更)」の名の通り、ホロライブの中でもカラオケの上手さはトップクラスです。
母親の趣味(リクエスト)で、昭和の曲を歌うことも多いです。
以上のことから、一番英語の勉強がしやすいVtuberと言えます。
他にも、活動1周年記念配信でリアル父と姉が登場しましたが、同じように聞き取りやすい英語を話しています。
ちなみに姉リスは医者で、海外ニキからは「セクシージョブ」と言われています。
2022年11月27日に見た目がバージョンUPしました。
Ceres Fauna(セレス・ファウナ)
Ceres Fauna はアメリカ英語ですが、おっとり系ふにゃふにゃボイスなので、最初は聞き取りにくいかもしれません。
ただ、話す速度は速くないので、慣れたら聞き取りやすくなります。
よく笑いながら話し、3D配信では自分の顔の表情で遊ぶなど、お茶目な面も多いですが、たまにダークサイドが出ます。
壺に入ったおじさんが山を登る『Getting Over It with Bennett Foddy』というゲームでは発狂しました。
配信でも「肉は食べない」と宣言しており、ゲーム内で料理を作るミニゲームがあっても肉は使いません。
以前からイギリス出身者(ブリティッシュアクセント)が増えて欲しいと思っており、エリザベスが加入して喜んでいました。
Ouro Kronii(オーロ・クロニー)
Ouro Kronii はカナダ出身のVtuberです。
基本的に落ち着いたトーンで話し、聞き取りやすい英語を話してくれます。
よって、ホロENの中では一番リスニングしやすいです。
特に雑談配信は英語学習の取っ掛かりとして最適です。
声と話し方が機械音声に似ているのも特徴で、機械の読み上げに間違われた過去があります。
クロニーはトイレのことを「washroom」と言い、出身がカナダだとバレました。
ちなみに、イギリスで「toilet」、アメリカは「bathroom」と言います。
日本語は勉強中で、日本語を話す時は何故か子供みたいな話し方になっていましたが、最近はかなり流暢になってきています。
そして、ルイ姉とのコラボ配信中の「祖母が日本人である」との発言は、日本人視聴者を驚かせました。
韓国語もできます。
Nanashi Mumei(七詩ムメイ)
Nanashi Mumei は大人しく話すことが多く、リスニングが難しい方に入ります。
また、若干文法通りに話していない部分もあり、英語圏の人にも「ムメイで英語を学ぶのは少し難しいかも」と言われることがあります。
アメリカ出身で、「道路」という意味の「route(ルート)」をアメリカ発音である「ラウト」と発音します。
日本語はちょびっとだけでき、独特なセンスの絵を描きます。
ときどきサイコが出ます。
Hakos Baelz(ハコス・ベールズ)
Hakos Baelz は日本語を10年以上勉強しており、日本語つよつよです。
今は韓国語を勉強しています。
オーストラリア出身で、よくオーストラリア発音が出ます。
例えば、「tomato」はアメリカでは「トメイト」と発音されます。
一方、オーストラリア(などのイギリス英語圏)では、日本語に近い「トマト」という発音になります。
そのようなオーストラリア特融の発音を他のアメリカ英語圏のメンバーにいじられた過去があります。
他にも「water」はオーストラリア発音なので特徴的です。
最近は他の言語に長時間触れているせいか、たまに英語を忘れることがあります。
日本に来た際には日本語ペラペラなあまり、日本語ネイティブと間違われたことが何度かあります。
そして、ついに日本に移住しました。
Tsukumo Sana(九十九佐命)
Tsukumo Sana は、残念ながら卒業してしまいました(2022年7月31日)。
卒業理由は腰(背中)の痛みで長時間活動することができなくなったのと、新しい夢を追いかけるためです。
卒業のためチャンネルは存続しており、アーカイブは見ることができます。
オーストラリア出身で、マクドナルドのことを「Macca's(マッカス)」とオーストラリア英語で言ってしまい、完全に出身がバレました。
日本に留学したことがあり、簡単な日常会話ならできます。
JPとのコラボ配信でも日本語で会話をしていました。
イラストが上手く、hololive-EN のイラストも手掛けていました。
そして卒業後、突然 hololive-EN 限定グッズの書下ろしイラストを手掛けたことが発表され、ファンを驚かせました。
Shiori Novella(シオリ・ノヴェラ)
Shiori Novella はシャーロック・ホームズのようなスマートな人が好きで、推理小説(ミステリー小説)を読みます。
「novella」はイタリア語で「短編小説」という意味があり、名前とも関係しています。
中学から高校まで日本語を勉強しており、日本語のスピーキングとコメント読みも少しできます。
トリビアとして、
・時々ハサミを使って食べ物を食べる
・昆虫の写真を撮ることが好き
・不眠症と頭痛に苦しむ
・30体以上の porcelain doll(陶磁器の人形)を持っていた
と紹介されました。
ズボンははかず(冬以外)、ノーブラ派です。
顕微鏡を持っており、大空スバル以来の本格的な顕微鏡配信が行われました。
他にもピアノを弾けたり、Vtuberの歴史に詳しいなど多才です。
ハッキリと話すので、聞き取りやすい英語を話してくれます。
ただし、使う単語は少し難しめな傾向があります。
Koseki Bijou(古石ビジュ―)
Koseki Bijou は英語と岩語を話し、日本語は勉強中です。
「bijou」はフランス語で「宝石」という意味があるように、体は沢山の宝石の感情からできています。
知っている日本語のフレーズは「お金がないよ~」。
デビュー配信では、ベールズに「ダサい」と言われたパワーポイント芸を披露しています。
また、アジア系だと言及しています。
脚の解放感が欲しいので、ズボン以外(半ズボン・スカートなど)を着る派です。
若干舌足らずな発音も多く、日本語を話す際には完全に子供になります。
ホロENの中では配信時間が長い方で、6~9時間の長時間配信も定期的に行っています。
Nerissa Ravencroft(ネリッサ・レイヴンクロフト)
Nerissa Ravencroft は「音の魔人」の二つ名の通り、歌がかなり上手く、ミュージカル調も守備範囲です。
英語で「raven」は「カラス」、「croft」は「小さな農場(農場の家)」という意味があります。
その名の通り、カラスを思わせる黒を基調としています。
日本語の単語の知識はありますが、文章を作ること(特にスピーキング)に関しては勉強中です。
キアラとマリン船長のファンであり、グッズを沢山持っているホロライブのガチファンでもあります。
ぬいぐるみと寝ています。
下着が好きではなく、ノーパンノーブラ派で、よくネタにされています。
古石ビジュ―とは面識があり、お互い初対面だったにもかかわらず、ネリッサは脱ぎました。
落ち着いて話す時は聞き取りやすい英語を話しますが、時々オタクの片鱗が Advent(出現)します。
Fuwawa Abyssgard(フワワ・アビスガード)& Mococo Abyssgard(モココ・アビスガード)
Fuwawa Abyssgard と Mococo Abyssgard は、ホロライブ初の双子Vtuberで、チャンネルも2人で1つを運営する新しい形式になっています。
二人合わせて「FUWAMOCO(フワモコ)」です。
英語の「abyss」は「深淵」という意味があり、仕事は「demonic guard dog(魔界の番犬)」です。
2人とも日本語つよつよで、アイリス、ハコス、キアラに次ぐ自然な日本語を話します。
日本語と英語の両方で質問に答えてくれるので、勉強にもなります。
ちなみに第一言語は犬語です。
1年半ほど日本に住んでいたことがあり、「日本の好きな場所は?」と聞かれて「秋葉原のミスドの2階の窓際」と答えており、聖地化しています。
現在は日本に移住しています。
カラオケ配信では、双子ならではのデュエットやハモリ、そして日本語の歌(アニソンから演歌、昭和の曲まで)を歌える強みを披露しています。
フワワは静かに話し、納豆や抹茶、和菓子など、日本的な物が好きです。
モココは元気タイプで、好きな日本語は「木漏れ日」や「一生懸命」です。
フワワは静かに話すので、英語字幕が自動生成されないことも多く、リスニングは難しめです。
フワワと比べてモココの方がハッキリ話しますが、ゲーム配信中のリスニングに関してはかなり難しい方に入ります。
Elizabeth Rose Bloodflame(エリザベス・ローズ・ブラッドフレイム)
ニックネームはスカーレットクイーンで、他のホロメンはリズと呼んでいます。
出身の Great Exardia(グレートエグザーディア)は UK(イギリス)に似ているとのこと(本人談)。
そのため、「water」の発音がイギリス発音で、「can't」を「カント」と明確に発音するホロメンでもあります。
しかし、紅茶があまり好きではなく、代わりにホットチョコレートやジュースを飲んでいます。
日本に来た時に飲んだメロンソーダを気に入り、探し求めています。
また、フライドポテト(french fries)はイギリス英語ではチップス(chips)と言い、ラオーラに突っ込まれる定番のイギリス英語のやり取りを披露しています。
ちなみに、イギリスではポテチを「crisps」と言います。
そして、アイリスやネリッサとは違うタイプの本格派の歌激ウマお姉さんでもあり、ホロメンのモノマネも上手いです。
日本語はほぼ分からないものの、日本語の歌を披露しています。
Gigi Murin(ジジ・ムリン)
ジジ・ムリンはグレムリンで、一緒にいるフクロウはポポと言います。
バカ(本人談)なので話せるのは英語のみだけど、目標は日本語を勉強して先輩たちと話すこと。
そして、歌のためのスタミナを鍛えることです。
ただし、もともと漢字は勉強していたようです。
トマトが嫌いで、発音は「トメイドゥ」タイプです。
そして、サッカーをサッカーと言います(イギリス英語ではフットボール)。
初配信ではテンションが異常に高く、視聴者が行動を選択するゲームブック的な遊びからオリジナルゲームまで行いました。
Cecilia Immergreen(セシリア・イマーグリーン)
「immer」はドイツ語で「常に / いつも」という意味があり、英語の「Evergreen(常緑・不朽)」と掛かっています。
そのため、イメージカラーも緑を基調としており、ドイツ語を話します。
また、フランス語と少しノルウェー語を話すことができ、目標の1つが日本語を学ぶことです。
「can't」はエリザベスと同じ「カント」と発音します。
紅茶はほぼ毎日飲む一方、コーヒーは「何故あんな苦いものを口に入れるのか」というほど苦手です。
日本の食べ物では牛丼、抹茶、餅が好き(ただし英語の餅は大福を指します)。
ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノを弾くことができ、初配信では演奏を披露しました。
イマーハイム(出身地)では野球をやっている人はおらず、セシリアは野球のルールをよく知りませんでした。
Raora Panthera(ラオーラ・パンテーラ)
「Panthera(パンテーラ)」はラテン語で「ヒョウ属」を意味し、ライオン、ジャガー、ヒョウ、トラなどが「Panthera」に属しています。
ちなみに、英語では「Panther(パンサー)」の形で単語の面影が残っています。
そして、「Panther(パンサー)」のイタリア語が「Pantera(パンテラ)」です。
その名の通り、イタリア語を話します。
そして、英語はホロデビューの4年前までは話せなかったと言っています。
日本語は勉強を始めたばかりです。
挨拶の「CIAORA(チャオラ)」は、名前の「Raora」とイタリア語の「ciao(こんにちは / さようなら)」を掛けたものになっています。
好きなものはフライドポテトを乗せたピザ(パイン入りはNG)、パンケーキ、ママのパスタ、日本のカレー。
コンビニの中ではファミチキと肉まんが好き。
苦手なものはキュウリ、玉ねぎ、タイピングと読書。
また、本場のナポリタンはトマトソースで作るため、ケチャップを入れた日本のナポリタンは合わなかったようです。
他にはポケモンが好きで、存在する全ポケモンの名前を言うことができます。
イラストが上手く、イラスト配信も多く行っています。
一緒にいるキャラクターはチャッティーノと言います。
おすすめ勉強法はアーカイブ動画を見る
おすすめは配信をアーカイブで見ることです。
・巻き戻せる
・英語字幕を出せる
・再生速度を変えられる
アーカイブは巻き戻しと再生速度変更可能なのと、YouTube の機能で英語字幕を出せるのが一番大きいです。
「今のもう1回聞きたいな」や「今の何て言ったんだろう」という問題が解決できます。
ただし、字幕は YouTube の自動翻訳機能のため、たまに謎字幕になっていることがあります。
しかし、リスニングの補助としては十分すぎる機能です。
デメリットとしては、字幕機能が使えるようになるまで配信から最大2日ほど掛かる場合があるので、最新配信を追いかけにくい点です。
また、YouTubeは「Language Reactor」というChrome の拡張機能で字幕機能を強化することもできます。
・【YouTubeで英語学習】YouTubeに英語字幕と日本語字幕を同時に付ける方法
意識する5つのポイント
・英語字幕をヒントに、聞き取れるまで繰り返しリスニング
・英語での言い方(英語ではどのように言うのか)を学ぶ
・分からない単語や表現が出たら調べる
・どのような音声変化になるのかを学ぶ
・ひたすらネイティブの英語を聞く
勉強のポイントはこの5つです。
特に重要なのは、実際の発音やリンキング(音と音の繋がり)を意識したリスニングです。
例えば、「Can I」は「キャナイ」、「tell him」は「テリム」など、音が繋がり変化します。
このような「単語が繋がった時の音の変化」を知り、「実際にはどのように発音されているのか」を学ぶことで、リスニング力を上げることができます。
これは日本人が最も苦手としている部分であり、ネイティブの英語を聞き取れるようになるためには必須の知識です。
このような知識を蓄えるためには、実際のネイティブの発音を聞く必要があります。
もし聞き取れないのであれば、聞き取れなかった部分を0.5倍速にして聞くのもおすすめです。
また、使えそうなフレーズや言い回し、初見の単語が表現があれば、スクショやメモを取って保存します。
それを見ながら、自分でも実際に言っているように真似しながら繰り返し発音してみます。
多聴は中級者以上向けの勉強法ですが、「ひたすらリアルの英語を耳に入れる」ことを意識します。
ポイントは無意識の聞き流しではなく「音を意識して聞く」ことです。
最初は字幕なしでチャレンジするのがおすすめです。
一つの配信から全てを学ぶ必要はありません。
気になる部分を適度にピックアップしていくイメージです。
これは洋画や海外ドラマで学ぶ時と似たような勉強法です。
・洋画や海外ドラマを使った英語の勉強法|おすすめは範囲を絞ること
3つの動画パート
・ゲーム実況
・雑談
・コラボの英会話
そのVtuberは好きだけどプレイ中のゲームに興味がない場合は、配信最後のチャットだけ見たり、コラボで会話をしている配信を見たり。
自分が見たい配信を選べるのもメリットです。
カラオケ配信もあるので、作業用BGMとして流すこともできます。
1番勉強になるのはコラボ配信
英語の勉強に重点を置くなら、複数人でのラジオやマイクラコラボのようなコラボ配信が最適です。
1人で行うゲーム実況とは違い、ネイティブ同士が普通の会話や何らかのトピックについて会話をしているため、リアルな英会話教材になっています。
勉強を習慣化させるには時間で区切るのがおすすめ
動画での英語学習を習慣化させるには時間で区切るのがおススメです。
例えば、30分や1時間など、1日の視聴時間を決めます。
タイマーをセットし、その時間だけは動画を使った勉強に集中します。
YouTube はダラダラ見がちなので、時間を決めることでメリハリを付けることができます。
もしくは、次に紹介する「切り抜き動画を毎日1本使って勉強する」と決めるなど、1日分の時間や量を決めることで勉強を続けやすくなります。
切り抜き動画で学ぶ
配信で学ぶのはレベルが高いという方は切り抜き動画がおすすめです。
切り抜きは1動画が短く、繰り返し見ることも楽にできます。
更に、英語字幕が付いていない切り抜きでも、YoutTube の英語字幕化が早いというメリットがあります。
動画が日本語字幕のみでも、YouTube の機能で英語字幕を出せればリスニングの補助になります。
ちなみに、「切り抜き(動画)」を英語では「clip(クリップ)」と言います。
次は、おすすめ切り抜きチャンネルをご紹介します。
がるぜん / ホロライブEN和訳
『がるぜん / ホロライブEN和訳』は、日本語の字幕付きの動画(時々英語字幕付き)を上げています。
実際に hololive SUPER EXPO に行き、海外ニキに直接インタビューする動画も撮るガチ勢でもあります。
最後に動画に出てきた表現を「今回のポイント」として載せてあるのも特徴です。
ホロガイドン 英語切り抜きチャンネル
『ホロガイドン 英語切り抜きチャンネル』は、英語字幕と日本語字幕が付いています。
動画の最後に「今回使われた英単語」紹介コーナーがあります。
ころらいぶ ホロライブ切り抜き& EN和訳ch.
『ころらいぶ ホロライブ切り抜き& EN和訳ch.』は、動画上部に英語字幕、下部に日本語字幕が付けられています。
また、ときどき英単語の意味や海外ニキのコメントも編集で入れてあります。
ホロライブENで学ぶ英語の音声変化【リスニング勉強】
『ホロライブENで学ぶ英語の音声変化【リスニング勉強】』は通常の切り抜きチャンネルとは違い、ホロライブENの配信を使った発音の勉強動画を上げています。
切り抜きもレベルが高くて難しいという方や、英語初心者の方におすすめです。
切り抜きで英語【日英両字幕付き翻訳】
『切り抜きで英語【日英両字幕付き翻訳】』は、その名の通り日英字幕付きです。
ときどき英語の勉強動画もあげています。
Sashimi Clips
『Sashimi Clips』はアメリカの方の切り抜きチャンネルです。
よって、英語字幕のみとなります。
HoloSimper Ch.
『HoloSimper Ch.』はインドネシアの方の切り抜きチャンネルです。
英語字幕のみで、ホロIDのインドネシア語にも英語字幕が付いています。
Osekkaiおせっかい
『Osekkaiおせっかい』は、英語字幕のみの切り抜きチャンネルです。
以前はホロJPの動画に英語字幕を付けた動画を上げていましたが、最近はENメインになっています。
推しごと英語 TyleR / ホロライブEN切り抜き
『推しごと英語 TyleR / ホロライブEN切り抜き』チャンネルは、英語字幕と日本語字幕付きです。
動画構成は切り抜きパートに加え、表現解説とリスニングパートが付いているのが特徴です。
Sushi Clips
『Sushi Clips』は、ホロライブJPに英語字幕が付けられた切り抜きチャンネルです。
ホロライブENではありませんが、こちらの角度からも英語の勉強になるので紹介させて頂きました。
字幕に頼らず英語を聞いてみる
切り抜き動画の有志が付けている字幕は、非常に役立ちます。
しかし、最初は字幕を見ずにリスニングするのがおすすめです。
字幕を見ずに何度か聞いてみる
↓
聞き取れなかった部分を英語字幕で確認
※日本語字幕のみの場合は自動字幕機能を使う
↓
有志によってどのように訳されているのか日本語字幕で確認
聞き取れなかった部分を聞き取れるようにしていくのが何よりも大事です。
英語初心者は基礎学習も同時並行
英語初心者やこれから勉強を始めようと思っている方が「配信だけ」で学び始めるのはあまりおすすめしません。
先述のように負荷が高すぎるのと、英語の基礎知識がある状態で配信を見ることで相乗効果が生まれるからです。
最低でも発音記号や基礎的な文法の勉強だけは同時並行で学んだ方が「発音の違い」や「何故この文章はこうなるのか」が理解できます。
そして何より、既に知っている文法や単語の使い方と何度も出会うことで長期記憶になり、自然と意味が頭に入って来るようになります。
よって、正確に言うと、初心者の方は「英語の基礎を学びつつ配信や切り抜きも取り入れる」です。
英語の基礎(文法・発音・単語)という土台に配信で知識を積み重ねていくイメージです。
また、ガチで英語を学ぼうと思った時、それらの基礎学習は避けて通れません。
ホロライブENの英会話教本『ホロリスニング』
ホロライブプロダクション初の英会話教本『ホロリスニング ホロライブEnglish -Myth- と学ぶ 不思議な世界の英会話!』が2023年9月29日に発売されました。
私も早速購入しました。
本書には、森カリオペ、小鳥遊キアラ、一伊那尓栖、がうる・ぐら、ワトソン・アメリアの録り下ろし音声CDが付いてきます。
※電子版にはCD・音声データは付属しないので注意してください
・「Myth」のメンバー紹介(特徴と簡単な設定資料)
・会話形式の物語(全16Chapter)
・各物語の音声は2分~3分30秒程度(全41分)
・英文テキストの下に日本語訳
・店や旅行、SNSやオンラインゲームで使える表現紹介
・文法や表現の簡単な解説
・基礎文法の簡単な解説
・穴埋め問題(復習用)
本書は、受験英語ではなく実用的な英語の教材です。
アメリアが調合した薬で異世界に飛ぶというストーリーになっており、出てくる表現もスピーキングで使えるものばかりです。
そして何より「ホロENファンが楽しめる本」となっています。
ただし、全てのセリフに解説が付いているわけではないので、最低でも中学英語レベルの文法や単語の知識は必要です。
よって、基本的な文法と単語は頭にあり、リスニングとスピーキングを鍛えたい人や会話で使える英語を学びたい人にお勧めです。
※英会話本なので「今まで英語の勉強をしたことがありません!」という方には難しいです
勉強の流れ
・英文を見ずに音声を何度か聞く
↓
・聞き取れない部分や意味が取れない部分を確認
↓
・英文を見ずに全体を理解できるようになるまでリスニングと確認を繰り返す
↓
・自分でも真似して発音してみる
↓
・出てきた表現を使ってオリジナルの英文を作ってみる
一応台本があるため、配信よりもリスニングがしやすくなっています。
逆に言えば、このレベルを聞き取れなければ、配信を聞き取るのが難しいと言えます。
もし配信での勉強が難しければ、本書から学ぶのも1つの学習ルートです。
まとめ
・英語ネイティブVtuberは最強教材の1つ
・キャラクターや動画の種類が様々
・最初はアーカイブに英語字幕を付けるのがおすすめ
・学習ポイントはリスニングと英語での言い方を学ぶこと
・中級者以上は多聴教材にも使える
・難しければ切り抜き動画からスタート
・英語学習初心者は英語の基礎も同時並行で学んだ方が無駄がない
是非ホロライブの沼にハマってください。