英語の勉強をゲームでするメリット
英語学習ツールの1つとしてゲームがあります。
私も英語でゲームをプレイしていて、動画も上げています。
英語版のゲームは基本的に店では売っていないため、以前は入手するだけでも大変でした。
しかし、今は本当に便利になり、安い価格でダウンロード可能になりました。
そこで、ゲームで英語を勉強する大きなメリットを上げてみようと思います。
リスニングの練習になる
1つ目はリスニングの練習になることです。
最近のゲームはフルボイスや、それに近いゲームが多くあります。
ネイティブも遊ぶゲームで実際の英語を聞けることはメリットしかありません。
しかも、ゲームによっては日本語と英語の切り替えや、英語音声+日本語音声など切り替えが可能です。
つまり、やっていることは洋画や海外ドラマでの勉強と同じです。
英語の多読教材になる
2つ目は「遊びながら多読の教材になる」です。
ゲームはテキスト数が膨大で、モノによっては小説を読むのと変わらないレベルです。
また、セリフは口語、説明文などには書き言葉が使われているなど、様々な英語が登場します。
登場人物の身分の違いによっても話す英語が変わります。
英語が頭に残りやすい
3つ目は英語が頭に残りやすいことです。
ゲームのストーリーや映像と共に英語が頭に入ると、記憶に残りやすくなります。
これは漫画やドラマのセリフを覚えているのと同じ要領です。
印象に残った部分は強烈なイメージとして記憶されます。
これは逆に日本語を勉強している海外の人が、日本のアニメのセリフを真似するのと同じです。
スクショが取れる
4つ目はスクショが取れることです。
ゲーム機にスクリーンショット機能があれば、分からない部分や気になる部分を簡単に保存でき、それを使えば簡単に復習できます。
steam(後述します)ならF12キーを押せばスクショが可能です。
有名シーンのセリフを集めたり、変則的な単語帳やフレーズ集として使うこともできます。
このブログでも、スクショを取ったものを例文として時々紹介しています。
何度でも楽しめる
5つ目は何度でも楽しめることです。
過去に遊んだゲームをやり直したり、周回プレイだったり、明確なゴールがなかったり。
面白い映画やドラマは何度でも見られるように、ゲームも同じです。
特に最近はリメイク作品が多く出ています。
そのため、子供の頃に日本語で遊んだゲームを英語でプレイする楽しみもあります。
有名なセリフがどう訳されているのかを知ったり、逆にこんな風に訳されているんだという発見もあります。
ゲームを録画できる
5つ目は「好きな部分を自由に録画できる」ことです。
私が英語版ゲームを録画をしているのは、復習できるからというのが大きな理由です。
また、すぐにセリフを巻き戻せないことや、ムービーを1回しか見れないというゲームの弱点解消もあります。
録画をすれば、洋画や海外ドラマと同じように、何度でも巻き戻すことができます。
他には、ゲームのストーリーを見直すことにより、意外な発見があったり、プレイ中は気付かなかったことが分かったりと、ゲーム部分でのメリットもあります。
ゲームの録画方法
最近の Windows には Xbox Game Bar という録画機能が標準装備されています。
「Windows + G」を押すと、このようなゲームバーが起動します。
4つ並んだ丸いアイコンの右から二番目を押すと録画開始されます。
上部のデスクトップと書かれているように、デスクトップも録画できるため、ゲームに限らず用途は多彩です。
ただ、稀に録画できないゲームがあるため、その場合は別途録画ソフトを用意する必要があります。
それと、録画し続けるとファイルのサイズが大きくなり、容量を圧迫します。
その場合、外付けHDDなどに保存する必要があります。
英語版ゲームを遊ぶ際の注意点
英語版ゲームを遊ぶ際に注意点すべき点はいくつかあります。
・店頭売りの市販ゲームで英語化できるものは少ない
・ダウンロード販売サイトで売っているとは限らない
・最新のゲームをするにはそれなりのPCスペックが重要
英語化できる市販のゲームは少ない
1つは市販されている日本語版を英語化できるゲームは限られる点です。
最近はオプションの言語設定で言語を切り替えられるゲームが増えつつありますが、数は多くありません。
一昔前は英語でゲームをする場合、わざわざ海外版をネットで購入する必要がありました。
しかし、今は便利な世の中。
steam というゲーム販売サイトで購入すれば、簡単に遊ぶことができます。
英語でゲームをするには steam が鉄板だけど……
steam はゲームのダウンロード販売サイトです(詳しくは後述します)。
最大のメリットは、自由に言語の選択ができる点です。
ただし、全ゲームが販売されているわけではなく、有名タイトルや有名企業でも全く売っていない場合もあります。
そして、中には売っていても日本では買えないゲームも存在します。
通称「おま国」と呼ばれるもので、「お前の国には売らないよ」ということです。
日本のゲームなのに日本で買えないものがあるのは難点です。
PCとそれなりの環境が必要
3つ目はそれなりの環境が必要な点です。
steam で英語版ゲームを遊ぶ場合は、基本的にPCが必要になります。
そして何より、PCのスペックが重要です。
最新のゲームを遊ぶには、それなりのスペックのPCを用意する必要があります。
ゲーミングPCというものがありますが、一式を揃えるとなると、それなりの金額が掛かります。
ただ、最新以外のゲームはそこそこスペックでも遊べるので、遊びたいゲームによっても変わってきます。
もし高画質にこだわりが無ければ、設定で画質などのクオリティを落とすことで、快適に遊べるようになるゲームも多いです。
私のチャンネルにテストも兼ねてゲーム動画を上げています。
これらは全て、steam のゲームをPCでプレイして Game Bar で録画したものです。
スペックが足りない場合にどうなるかは、YouTubeに上げた聖剣伝説3動画のムービーをご覧ください……
※それ以外のゲーム動画は普通です。
他にも、もしキーボードではなくコントローラーで遊びたい場合はコントローラーを買わなければいけません。
私が使っているPC用ゲームのコントローラー(ゲームパッド)は【ELECOM JC-U3613MBK】というものです。
USBに挿すだけで使えるので重宝しています。
約1年使っていますが、どこも不具合はありません。
他にも色々なコントローラーが存在しますが、どれも当たりはずれがあったり、模造品が出回っていることもあるようです。
というより、家庭用ゲーム機に付いてくるコントローラーが耐久性や操作性が異常に高いだけかもしれません。
あとは椅子です。
長時間プレイすると、腰をやります。
DXRACERという、プロリーグでの使用やプロゲーマーが愛用しているのゲーミングチェアがあります。
個人的には、若干劣化しやすいPUレザーよりも、ファブリック素材の椅子がおすすめです。
それと、組み立てが簡単なのも楽でいいです。
steam で英語の勉強
先述した steam というサイトはゲーム販売サイトです。
購入してダウンロードするだけで遊ぶことができ、言語の切り替えも可能です。
私もここで購入しています。
steam には家庭用にはない大きなメリットがあります。
タイトル数が膨大
steam は様々な国のゲームが集まっています。
そのため、プレイするゲームに困ることはありません。
数円から数百円で買えるものもあり、中には日本語化されていないゲームも沢山あります。
少し話はズレますが、英語を勉強すれば、日本語化されていない海外産のゲームを遊べるメリットが生まれます。
セールで安く買える
steam ではときどきセールが開催されます。
その期間中は50%~80%の割引はザラにあり、お金を節約できます。
家庭用をそこまで安く買うには中古で買うしかありませんが、steam ではダウンロードのメリットが活かされています。
言語の選択が自由にできる
先述したように、言語の選択が自由にできます。
ゲームによっては5~10以上の言語から選択可能です。
そのため、英語以外の言語を勉強する場合にも最適です。
どの言語が選択可能かは販売ページに記載されています。
steam のおすすめゲーム
steam のおすすめゲームは、有名タイトルと無料の体験版です。
有名タイトルはハズレが少なく、勉強を抜きにしても面白いゲームが沢山あります。
それに、最近は英語ボイスが付いていることも多いです。
また、攻略やストーリー考察など、英語のサイトでも海外の有志が情報をたくさん上げており、副次的な勉強も可能です。
中でもFFシリーズやクロノトリガーは定期的に半額~半額以下になっている、おすすめシリーズです。
FF9のように、アメリカ英語とイギリス英語を選べるゲームもあります。
他には龍が如くシリーズ(英語タイトルは Yakuza)、バイオハザードシリーズ(英語タイトルはResident Evil)、「Undertale」、「Life is Strange」、「Tomb Raider」など。
龍が如くシリーズは日本語音声+英語字幕なので、どのように翻訳されているのか勉強になるシリーズもあります。
あとは強くてニューゲームのような周回プレイができるゲームで復習をしたり、エンディングが無い系のゲームもおすすめです。
もう1つは無料の体験版です。
体験版はボリュームも適度で、サクっと遊ぶのに最適です。
もし仮に面白くなかったとしたら、やめればいいだけです。
コストが掛からない分、有名どころからインディーズまで、色々なジャンルを攻めることができます。
そして何より、数が豊富です。
また、体験版をダウンロードすることにより、製品版を買う前に自分のPCで遊べるか動作チェックをすることもできます。
海外産のゲーム
海外産のゲームなら元から英語で、なおかつ日本とは少し感じの違う面白いゲームが数多くあります。
ただ、ゲームで英語学習という観点からすると、数は限られてくると思います。
海外産のゲームはスラングや発音の訛りなど、全体的なレベルは高めです。
よって、英語の勉強をしている段階では英語化された日本産や、日本語と英語を選択できるゲームが無難だと思います。
逆に英語上級者なら、選び放題です。
ゲームを選ぶポイント
英語の勉強になるゲームを選ぶポイントは2つあります。
1つは自分が楽しめるゲームや、やりたいと思えるゲームです。
英語の勉強だからと言って半ば義務的にやろうとすると、途端にモチベーションが失われます。
楽しめるゲームなら、自然に英語の勉強が続き、英語も身に付いてきます。
2つ目はどんな勉強をしたいかです。
例えば、多読をしたいのならRPGやビジュアルノベルのような文字を読むゲーム。
これは文章を読んで理解しないと、ストーリーも理解できません。
リスニングの練習をしたいなら、英語音声や英語字幕を自由に切り替えられるものや、会話が多く出てくるストーリー形式のゲームなど。
しかし、最近は多読もリスニングも兼ねることができるゲームが増えているため、選択肢も豊富になってきています。
まとめ
・ゲームは遊びながら勉強ができる
・ゲームならではのメリットがある
・最新ゲームを遊ぶにはそれなりの環境が必要
・言語選択ができる steam が鉄板
・おすすめは有名タイトルと無料体験版
・自分が楽しめるゲームを選ぶ
・ゲームでどんな勉強をしたいかを考える
・海外産は英語のレベルが高め