正しい英語のシャドーイングのやり方とできない時の練習方法【オーバーラッピングとの違い】

※当ブログの記事にはアフィリエイト広告が含まれる場合があります

 

この記事で分かること

シャドーイングの目的

 

正しいシャドーイングと効果的なやり方

 

オーバーラッピングとの違い

 

シャドーイングができない時にすること

 

シャドーイングにおススメの教材

 

 

シャドーイングとは、テキストを見ずに、英語の音声を聞くと同時に聞こえた通りに真似(復唱)して発音する英語学習方法です。

 

 

影(シャドウ / shadow)のように、聞こえた音を追って行くところからこの名前が付いています。

 

この勉強法を行うことにより、リスニングとスピーキングの両方に効果が及びます。

 

 

しかし、効果的なシャドーイングの正しいやり方や目的を意識しないと、効果が薄れてしまいます

 

 

そして、間違いやすいポイントである「前準備が必要」という点も詳しく解説していきます。

 

 

 

シャドーイングの目的

 

まず、何のためにシャドーイングをするのかという話から始めます。

 

 

何故なら、目的を明確をすることが非常に大切だからです。

 

 

シャドーイングの目的

・聞こえない音を聞こえるようにすること

 

スピーキングのレベルまで落とし込むこと

 

この2つを意識してシャドーイングを行っていきます。

 

正しいシャドーイングのやり方(第一段階)

 

最初から音声を流すのではなく、文章の意味を理解する前準備があります。

 

 

理由は、文章の意味をきちんと理解してからシャドーイングをする方が無駄がなく、総合的に能力が伸びるからです。

 

 

何より、言葉の意味を理解していない文章をシャドーイングするのは日本語でも大変です。

 

それと同じで、英文の意味を理解しながらシャドーイングをすることで効果が増し、能力の向上にも活きてきます。

 

シャドーイングの流れ

 

シャドーイングの流れ

 

文章の意味を理解する(精読)

シャドーイングに挑戦

できなかった部分を区切って練習

英文全体を通して言えるようにする

 

 

このような流れで行います。

 

 

言えなかった部分を言えるようにし、最後に通してシャドーイングできるようにすることが最初の目標です。

 

 

その部分を潰しながら、1つずつ丁寧にコピーしていきます。

 

 

このように、意味を理解し、完璧にリスニングができ、なおかつ同じように言えるようにするのが正しいシャドーイングのやり方です

 

正しく言えるようになると、聞こえなかった音も聞こえるようになり、リスニング力が上がります

 

 

これが先述したシャドーイングの目的の1つであります。

 

 

もしシャドーイングが難しければ、オーバーラッピングを挟みます。

 

シャドーイングとオーバーラッピングの違い

 

「シャドーイング」は英文を見ずに音声を追いかけるように発音する勉強方法です。

 

 

一方、オーバーラッピングとは、英文を見ながら英語音声と同時に発音する勉強法です。

 

 

音を追いかけるシャドーイングとは違い、英語音声と自分の声を重ねるように発音していきます。

 

 

 

イメージとしては、アニメを見ながら登場人物のセリフを全く同じタイミングで言うようなものです。

 

発音や抑揚などがピッタリ合っていれば、セリフも重なって聞こえます。

 

 

 

シャドーイングよりもオーバーラッピングの方が取り組みやすいため、できない部分はテキストを見ながら発音し、最終的にシャドーイングできるように段階を踏ませます。

 

イメージは歌の練習と同じ

 

細かく区切る練習方法は、歌の練習をする時をイメージするのが分かりやすいと思います。

 

 

もし歌えない部分がある時。

 

1フレーズずつ区切り、正しい音程やリズムのような細かい部分を確認し、最後に通して歌えるようにします。

 

 

 

それと同じ要領で、最初は1文ずつ音声を真似して発音し、最後に全文をシャドーイングできるようにするのがコツです。

 

正しいシャドーイングのやり方(第二段階)

 

第2段階は「使えるレベル」まで持って行きます。

 

 

言い換えると、1つのテキストを使ってシャドーイングを繰り返し、頭に刷り込んでいきます。

 

 

一般的なシャドーイング方法として解説されているのはこの段階です。

 

そして、意味を理解せずにシャドーイングをしても効果が半減してしまいます。

 

 

 

英単語帳に載っている例文音声を何度も聞いていると、例文を見ただけで音声が頭に浮かんでくるのをイメージすると分かりやすいと思います。

 

知っている曲をアカペラで歌えるように、頭に英語の音が浮かんでくるようになります。

 

アニメのセリフを完璧に言えるイメージでも同じです。

 

 

このように、「聞き取れる = きちんと言える = 使えるレベルに落とし込めている」というのがシャドーイング2つ目の目的です。

 

 

もしシャドーイングする文章の意味が取れなかったら、意味を理解する所に戻ります。

 

ポイントは何周もすること

 

ポイントは、同じ文章を何周もすることです。

 

 

もし単語帳を使ってシャドーイングをしているなら、単語を覚えるために周回するのと同じ要領で、シャドーイングも周回します。

 

テキスト教材でもドラマでも、何度も繰り返します。

 

 

シャドーイングは1周で足りる練習方法ではありません

 

 

これも歌の練習と同じで、同じ曲を何度も歌うことで楽に歌えるようになってくるのと感覚的には同じです。

 

ネイティブの言葉をシャドーイングするのは上級者向け

 

よくあるのが、「ネイティブが話している言葉に続けてシャドーイングをする」と解説している場合です。

 

 

それはかなりの上級者の練習方法です。

 

 

上級者以外がやろうとしても、そもそもついて行けません。

 

 

 

試しに日本のドラマやニュースの読み上げで試してみて下さい。

 

日本語ですらコピーするのが意外と難しく、集中力と労力が必要です。

 

 

それに、日本語と英語の発音は使う口の筋肉が異なるため、少しずつ口を慣らしていく必要があります。

 

ジャド―イングができない時にすること

 

もし、なかなか英語が聞き取れなかったり、発音できない場合は、何ができていないかを知ることから始めます。

 

 

起こりがちなポイントは以下の4つです。

 

あるあるポイント

正しい発音と脳内の音がズレている

 

英語のリズムに乗れない

 

音と音の繋がりが分からない

 

そもそもレベルが高い

 

これらが1つでもあると、シャドーイングが難しくなります。

 

 

逆に言えば、これらを克服すればレベルが上がることになります。。

 

正しい発音とのズレを修正

 

1つ目は音の認識のズレを修正することです。

 

 

実際の英語の発音を聞いたら、自分の思っていた発音やアクセントと全然違っていたことがあります。

 

 

特にカタカナ英語やカタカナ読みで起こりがちです。

 

 

この音のズレが英語を聞き取れない要因の1つになります。

 

 

実際の発音を聞きながら、同じように発音し、音の認識のズレを修正します。

 

英文のリズムを学ぶ

 

2つ目は英語のリズムを知ることです。

 

 

英語には英語のリズムがあります。

 

英語の文章を真似して口に出すことにより、英語特有のリズムを体にしみ込ませていきます

 

 

カタカナ読みや何となくで英文を読んでいると、正しい英語のリズムが身に付きません。

 

その結果、リスニングをする際に、英語の速さに付いていけなくなります。

 

 

きちんと文章を言えるようになるには、その部分だけを何度も繰り返して真似します。

 

そうすると、少しずつ口が回るようになってきます。

 

 

 

もし口が回らなければ、鼻歌を歌うように、最初は音やリズムだけを真似することに集中すると、だんだん慣れてくると思います。

 

最初は短い文章から始めて、少しずつ長い文章に移っていきます。

 

 

 

英語本来のリズムに慣れることにより、リスニングしやすくなるだけではなく、スピーキングの際にも自然なリズムで文章を発音できるようになります。

 

息継ぎの場所も大事

 

息継ぎの場所も重要です。

 

 

長めの文章だと、どこで息継ぎすればいいのか分からなくなりがちです。

 

 

その英文を話している人がどこで文章を区切っているのかを意識してみると、楽に読むことができるようになります。

 

リンキングを学ぶ

 

3つ目はリンキングを学ぶことです。

 

リンキングとは、音と音の繋がりのことです。

 

 

例えば、「Did you」が「ディジュー」、「at all」が「アドール」など、音が繋がることで音声変化します。

 

 

 

この音の繋がりの法則を知っているのと知らないのでは、リスニングの難易度が大きく変わります。

 

 

音の変化については「英語のリスニングで注意すべき音の変化まとめ【聞き取りが楽になるコツ】」と合わせてご覧ください。

 

そもそもシャドーイングはレベルが高い

 

シャドーイングはレベルが高い練習法です。

 

 

英語初心者がやろうとしても負荷が高く、付いて行くどころか口が回りません。

 

 

そのため、無理だと思ったらレベルを落とした方が良いです。

 

 

無理に続けても負担になるだけで、効果は薄れてしまいます。

 

どうしてもシャドーイングができない時

 

シャドーイングが難しければ、YouTube や再生ソフトの機能で再生速度を落としてから始め、少しずつナチュラルスピードに近づけていく練習をします。

 

 

具体的な方法は「英語を低速再生してコピーする発音練習が一石二鳥!」をご覧ください。

 

シャドーイングの教材(超初心者~初心者)

 

シャドーイング初心者は簡単なものから始めます。

 

 

いつもおすすめしている初心者用教材は「速読速聴・英単語シリーズの Basic 2400 ver.4」です。

 

 

序盤のテキストはゆっくりの速度で、後半に行くにつれてネイティブスピードに近づいていきます。

 

これはリスニングだけではなく、シャドーイングや音読教材の入門としても最適です。

 

 

 

もし難しければ、瞬間英作文の短いフレーズを使います。

 

これはフレーズや単語を覚えつつシャドーイングできるので一石二鳥です。

 

 

おすすめ教材は「【初心者向け】瞬間英作文のおすすめ教材「Jump-Start! 英語は39日でうまくなる!」」です。

 

シャドーイングの教材(レベル別)

 

最初は子供向けの作品から始め、最後は洋画やドラマのようなリアルな英会話を目指します。

 

子供向けの物語

 

最初の段階は子供向けのアニメです。

 

 

YouTube に「English Fairy Tales」というチャンネルがあります。

 

 

1つ10分前後の子供向け物語の動画で、英語字幕も付いています。

 

最初はこのレベルから始めます。

 

English Fairy Tales - YouTube

 

 

 

このチャンネルでなくとも、似たようなレベルの動画なら何でもできます。

 

 

他には、英語字幕の出せる動画配信サービスと契約しているのであれば、そこで子供向けアニメを探してもいいと思います。

 

一般的な英語教材

 

次は一般的な英語学習教材です。

 

 

中でも、会話や英文形式の英単語帳やTOEICのテキストがおすすめです。

 

単語帳を使うことにより、曖昧だった単語をあぶり出すメリットもあります。

 

 

 

会話形式やTOEICのような少し長めの纏まった文章で練習してきます。

 

もし難しければ、TOEIC対策の金銀シリーズやDUOのような短い文章から始めます。

 

 

 

TED Talks

 

次は「TED Talks」のようなプレゼン動画です。

 

TED: Ideas Worth Spreading

 

 

 

プレゼンは日常会話と比べ、ハッキリゆっくり話されます。

 

内容は多国籍かつ多岐に渡るジャンルで、動画の数も膨大です。

 

 

そのため、自分の興味のある分野でシャドーイングをすることが可能です。

 

動画は英語字幕が付けられ、再生速度も変えることができます。

 

海外ドラマや洋画

 

最終地点は海外ドラマや洋画の日常会話です。

 

 

このレベルをシャドーイングできるようになれば、怖いものなしです。

 

練習には好きな映画の公式Youtube でも、手持ちのDVDでも、何でも使えます。

 

 

 

また、今は定額料金で見放題の動画配信サービスも多くあり、財布的にも易しくなっています。

 

 

その他

 

他にはがあります。

 

 

英語の歌を歌うには、正しい発音、リズム、リンキングを使わないと歌うことができません。

 

そのため、学べることは多いです。

 

 

ただし、歌と会話は少し異なることに留意します。

 

シャドーイングの要点まとめ

 

・シャドーイングはスピーキングとリスニングに効果的

 

・シャドーイングの目的は「聞こえない音を聞こえるようにする」ことと「スピーキングのレベルまで落とし込む」こと

 

 

・まずは英文の意味を理解することで効率的になる

 

・シャドーイングができない場合は何故できないかを知る

 

・できなかった部分を潰していく

 

 

・シャドーイングの練習は簡単な所から少しずつレベルを上げていく

 

 

・オーバーラッピングは英文を見ながらの音声同時発音

 

・オーバーラッピングも適度に取り入れるのが効果的

 

 

 

洋画や海外ドラマでの勉強法については、こちらをご覧ください。

 

映画・海外ドラマを使った効果的な英語の勉強方法と目的