- I don't mind の正しい意味
- I don't mind の使い方
- 相手への返事として使う
- 「If you don't mind,+文」の意味
- You don't mind の意味
- Don't mind me.の意味
- 「ドンマイ」は英語で「Don’t worry about it.」
- I don't mind. と I don’t care. の違い
- I don't mind と never mind の違い
- まとめ
I don't mind の正しい意味
「I don't mind ~」の意味は、簡単に言うと「~は大丈夫」です。
これは「自分は~は平気 / 気にしない / 嫌ではない」というニュアンスのフレーズで使われます。
そこから、文脈によっては「~は構いませんよ」と訳されることもあります。
「ドンマイ」は和製英語
カタカナの「ドンマイ」は「気にするなよ」と相手に掛ける言葉として使われますが、英語ではその意味では使いません。
そのため、「ドンマイ(Don't mind.)」は和製英語の一種です。
I don't mind の使い方
「I don't mind」のあとには「名詞」「動詞のing」「If節」が置かれます。
・I don't mind +名詞
・I don't mind +動詞のing
・I don't mind + If 主語 動詞
I don't mind +名詞
I don't mind the rain.
→雨は平気です。
I don't mind the noise at all.
→騒音は全然気になりません。
I don't mind the long commute.
→長時間通勤も平気です。
このように、「I don't mind +名詞」の形で、日本語の「~は大丈夫」のニュアンスを出すことができます。
I don't mind +動詞のing
「I don't mind +動詞のing」の形で「~することは」を表現することができます。
I don't mind waiting for you.
→あなたを待つことは問題ありません。
I don't mind driving long distances.
→長時間の運転でも大丈夫です。
I don’t mind living in Tokyo.
→東京に住むことは嫌いではない。
I don't mind + If 主語 動詞
「I don't mind + If節」は、主に「他の人が~するのは私は大丈夫です」という文で使われます。
また、「If節」の主語には名詞や代名詞を入れることもできます。
I don't mind if you go home.
→(あなたが)家に帰っても(私は)構わないよ。
I don't mind if you borrow my car for the weekend.
→(あなたが)今週末に私の車を借りても大丈夫ですよ。
I don't mind if it rains all day.
→一日中雨でも平気です。
I don't mind if we reschedule the meeting.
→ミーティングのスケジュールを変更しても大丈夫ですよ。
the baseball players don't mind if it helps them win the game.
→野球選手は、そのことが試合に勝つのに役立つなら気にしないのである。
(引用:速読英単語 入門編[改訂第3版] p125より一部抜粋)
相手への返事として使う
もう1つが、相手への返事として「I don't mind.」が使われます。
例えば、「Do you mind me opening the window?(窓を開けても良いですか?)」と聞かれた時。
「I don't mind.」と答えると、「私は構いませんよ」になります。
これも簡単に言うと「(そうしても私は)大丈夫ですよ」になります。
謝罪への返事
もう1つが、相手の謝罪への返事です。
A「I'm sorry about that.」
B「I don't mind.」
↓
A「すみませんでした」
B「大丈夫ですよ」
このように、「私なら平気ですよ / 気にしませんよ」と返すことができます。
「If you don't mind,+文」の意味
「If you don't mind, +文」の形で「もしよければ」の意味になります。
If you don't mind, I'd like to ask you some questions.
→もしよければ、いくつか質問したいのですが。
If you don't mind, could you check out my website?
→もしよければ、私のサイトを見て頂けますか?
SO2Rの例文2
You're free to refuse, of course. That is, if you don't mind losing your friend in the process.
「もちろん、断ってもいい。それによって友達を失っても構わなければだけど」
Lavarre が「人質を解放する代わりにアイテムをくれ」と言うシーンです。
「If you don't mind doing」の形で「~してもいいなら / ~しても構わないなら」となります。
つまり、「アイテムを渡すことを断ってもいい。ただし、その場合は友達を失うけど」というニュアンスです。
文頭の「That is」は「つまり」や「言い換えると」で、前の文を受けて強調や補足をする役割を果たします。
「in the process」の意味は「その最中に」や「その過程で」です。
You don't mind の意味
Hopefully you don't mind if I tag along. then…
直訳だと「私が一緒に行くことをあなたが嫌じゃないといいけど」です。
言い換えると「あなたと一緒に行ってもいいですか?」になります。
ここの「hopefully」は「I hope +that節」のような意味で使われています。
「tag along」は「付いて行く」や「一緒に行く」という意味があります。
Don't mind me.の意味
「Don't mind me.」の意味は「私のことは気にしなくていいよ」です。
日本語の「お気になさらずに」や「お構いなく」のイメージが分かりやすいと思います。
使う状況も同じです。
「ドンマイ」は英語で「Don’t worry about it.」
では、「ドンマイ」を英語で何と言うかというと、「Don’t worry about it.」です。
これは「心配しないで」や、相手が何か失敗した時の「大丈夫だよ」のニュアンスで使われます。
I don't mind. と I don’t care. の違い
似た言葉に「I don’t care.」があります。
しかし、こちらは「関心がない」や「興味がない」という意味で、「自分には関係がない」というニュアンスになります。
そのため、「大丈夫」と言いたい場面で「I don’t care.」と言ってしまうと、「そんなことは私にとってはどうでもいい」になってしまうので注意が必要です。
I don't mind と never mind の違い
「Never mind.」の意味は「気にしないで」や「何でもないです」になります。
よく使われるのは「取り消し」の場面です。
例えば、「アレどこいったっけ? いや、何でもない、ここにあった」の「いや、何でもない」が「Never mind.」です。
また、何かを言いかけた時の「あのー……あ、何でもないです」なども同じです。
Don’t worry about it. に近い意味でも使う
他には、相手が何か失敗した時に、「It’s okay. Never mind.」と言うと「大丈夫、気にしないで」になります。
ニュアンス的には「そのことは気にしないで」になります。
Don’t worry. と Never mind. の違い
「Don’t worry about it.」が「心配しないで」だとしたら、「Never mind.」は「そのことは気にしないで」です。
微妙な違いですが、文脈によって意味合いが変わってきます。
例えば、相手が「明日のテストが心配」と言っている場面では「Don’t worry about it.」が適切です。
もし、「Never mind.」と言ってしまうと、「テストは気にしないで」になってしまいます。
相手によっては「テストが不安なのにテストを気にするなって何やねん!」となりかねません。
まとめ
・「I don't mind ~」は「自分は~は平気 / 気にしない / 嫌ではない」というニュアンスのフレーズ
・日本語の「~は大丈夫」に近い
・文脈によって訳し方は変わってくる
・「I don't mind +名詞」「I don't mind +動詞のing」「I don't mind + If SV」の形が基本
・返事で「I don't mind.」を使うと「私は構いませんよ / 大丈夫ですよ」になる
・「Don't mind me.」は日本語の「お気になさらずに」や「お構いなく」
・「ドンマイ」は和製英語で、英語では「Don’t worry about it.」を使う
・「I don’t care.」の意味は「関心がない」や「興味がない」で、「自分には関係がない」というニュアンスになるので注意
・「Never mind.」の意味は「気にしないで」や「何でもないです」で、「取り消し」の文脈でよく使われる
・「Never mind.」は「Don’t worry about it.」のニュアンスでも使われるが、「そのことは気にしないで」の意味なので、文脈によっては注意が必要