tie the knot の意味
「tie the knot」は「結婚する」という意味のイディオムです。
「tie the knot with」の形で「~と結婚する」となります。
They decided to tie the knot next spring.
→彼らは来春に結婚することに決めました。
意味は「get married」と同じですが、「tie the knot」はよりくだけた表現です。
例文
My mom and dad tied the knot 35 years ago.
→父と母は35年前に結婚した。
They tied the knot on June 10.
→彼らは6月10日に結婚した。
He finally tied the knot with his girlfriend last month.
→先月、ついに彼は彼女と結婚した。
Tie a knot in the rope.
→ロープに結び目を作ってください。
tie と knot の意味
「tie(タイ)」は「~を結ぶ / つなぐ / 束ねる / 締める」などという意味の動詞です。
しかし、それ以外に「~(紐などで結び目)を作る」という意味もあります。
「knot(ノット)」は「結び目」という意味の名詞です。
そこから、 「tie a knot」だと文字通り「結び目を作る」です。
しかし、「tie the knot」の形で「結婚する」という意味で使われます。
tie the knot の語源
「tie the knot」の語源は諸説ありますが、有名な説はベッドです。
現在のようなバネ式や木の板を使ったベッドが無かった時代、紐でベッドを支えていました。
夫婦のベッドを作るためには、その紐をしっかりと結ぶ必要があるという話です。
しかし、どうやらこれは民間語源のようです。
よって、明確な語源は謎です。
結婚と紐の関係
他にも、結婚や結婚式と紐の関係は多く見られます。
例えば、リングピロー(ring pillow)です。
リングピローとは、結婚式で指輪の交換をするまで指輪を置いておくものです。
「pillow」の意味は「枕」で、小さなクッションのようなものに指輪を置くのですが、今は箱型、和風のものなど様々あります。
そのリングピローに2人の指輪を紐で結んで留めておきます。
これは古代エジプトの結婚式で宝石を枕状の台に乗せていた話にまで遡ると言われ、それが中世のヨーロッパに伝わり、現在の形になっていったようです。
また、新郎新婦の手首を紐やリボンで縛るというものも存在します。
このように、結婚と紐の話は多くありますが、「tie the knot」の語源は定かではありません。
ただ、直接的な由来があるのではなく、いくつかの話が元になって生まれた可能性が高いです。
また、日本でも「縁結び」という言葉や、結婚することを「結ばれる」と言います。
他にも中国発祥と言われる「運命の赤い糸」もあります。
これは足首の赤い縄から小指の赤い糸に変わっていったと言われています。
まとめ
・「tie the knot」の意味は「結婚する」
・「tie the knot with」の形で「~と結婚する」
・意味的には「get married」と同じで、「tie the knot」はくだけた表現
・「tie a knot」は「結び目を作る」になる点に注意
・「tie the knot = 結婚」になる由来はハッキリしないものの、紐と結婚の話が数多くあるため、それらが元になって生まれた可能性が高い